【商業化!】不知火の炎鳥転生~転生したら産まれたての魔物でした。炎の魔法を駆使して魔物を倒して勝ち上がり、進化を重ねて最強に。最弱のひな鳥から始まる成り上がり冒険譚~
第4話 現状確認をしよう 後編 ~俺のステータスがおかしいって、弱すぎって意味だよな?~
第4話 現状確認をしよう 後編 ~俺のステータスがおかしいって、弱すぎって意味だよな?~
種族とランクについては分かった。
次はレベルのところを見よう。
おそらくだが、レベルアップの仕方みたいな説明が出てくると思う。
よし、レベルについての詳細を出してくれ。
【レベルとは、その個体の強さを表す指標のひとつである。モンスターを倒すことで経験値を獲得することができ、一定までためるとレベルアップする。また、モンスターの肉を食べることでも経験値を獲得することができるが、倒して獲得する量よりも圧倒的に少ない。どちらも、モンスターの強さによって獲得できる量は変わる。】
モンスターを倒して経験値を獲得するのは予想していたが、肉を食べることでも獲得できるのは意外だな。
今後モンスターを倒したときは、肉もできるだけ残さないようにするか。
俺のしょぼすぎるステータスじゃ、モンスターを倒せるのがいつになるのかは知らんけど。
次はスキルだな。
固有スキルはやっぱ珍しいスキルってことなんかな。
見た感じなんかすごそうなスキルが並んでたからな。
まあ、ひとつずつ見ていこう。
【飛翔】
【翼や羽を使って空を飛ぶスキル。スキルレベルが高いほど上手に飛べる。】
これは文字どおりのスキルだな。
問題は【鑑定】を除いて、残りふたつのスキルだ。
【言語翻訳】に【獲得経験値倍化】なんてどう考えてもチートだよな。
異世界だから日本語なんてないだろうとは思っていたけど、【言語翻訳】ひとつで全部理解できるのは充分チートだと思う。
俺としては英語苦手だったからありがたいね。そもそも、この世界の言語が英語である可能性は低いけど。
少なくとも、今後人とコミュニケーションをとることになった時などに全くわからん言語を勉強する必要はない。
【獲得経験値倍化】はいわずもがなチートだよね。
手に入る経験値が二倍になるんだってさ。
頑張ってレベル上げしてる人が聞いたら、血の涙を流しそうだ。
固有スキルは全部見終わったし、次行こう、次。
スキルのほうも調べていかないとな。
【つつく】
【嘴などで相手をつついて攻撃する。大して威力もない。】
……これはメイン攻撃には使えねえかな。
というか使いどころがあるのか? 大して威力が高いわけでもないのに。
【爪撃】
【爪を使って相手を切り裂く。】
【つつく】に比べたら「大して威力もない」って出て来ないだけまだマシなほうだな。
といっても、俺のステータスじゃかなり威力弱そうだけど。
そもそも、こんなちっこい貧弱な爪で切り裂いたところで、相手に大ダメージを与えられそうにもない。
俺が使っても大して強くないだろう【つつく】や【爪撃】でも、グリフォンが使ったらかなりの威力になるんだろうな。
あの巨体とステータスだし。
【ファイアーボール】
【魔力を消費することで、球形の炎を生み出すスキル。込める魔力によって大きさや威力は変わる。】
これは多分、俺が変異種で炎の適性があるから使えるってことだよな。
近接攻撃の威力が低いから、当分は【ファイアーボール】メインになりそうだ。
というか、これって魔法だよな? つまり、誰でも一度は使いたいって思ったことがあるであろう魔法が使えるわけか。
俺の中の厨二心が疼いてきたぜ……!
耐性スキルは【炎属性耐性】ひとつだけか。
これも俺が炎の適性が高いから手に入ったっぽいな。
一応確認しておこう。
【炎属性耐性】
【炎属性の攻撃で受けるダメージを減らす。Lv1だとほんの少し減らす程度が限界。】
これは過信しすぎると危ないな。
レベルが上がれば受けるダメージをかなり減らせそうだが、今は無いも同然だと思っといたほうがいい。
最後は称号だな。
この中だと【転生者】が一番気になるが、とりあえず【変異種】のほうからすべて出してくれ。
【変異種】
【変異種に贈られる称号。】
これはそのまんまだな。
はい、次。
【転生者】
【異世界で死んで、何らかの理由でこの世界に迷い込んできた者に送られる称号。特典として、【鑑定】、【言語翻訳】、【獲得経験値倍化】のスキルが手に入る。死んだ者の魂が別次元に渡ることは滅多にないため、この称号を持つものは今までで数人しかいない。特典スキルを活用して、元居た世界と常識などが全く違うこの世界を頑張って生き抜いてください。】
この称号めっちゃ有能じゃん。
【鑑定】に【言語翻訳】、【獲得経験値倍化】なんていうチートスキルがどうしてあったのか不思議だったが、この称号のおかげだったんだな。
というか、俺って物凄く珍しい存在みたいだ。
それにしても、【転生者】の称号を持つものがこれまでで数人しかいないって、かなり少ないな。
【産まれたて】
【産まれたばかりの者に贈られる称号。】
これもそのまんまだな。
特に変わったこともない。
……これで一通り確認し終わった。
これからすることはまず、食料と水分の確保だな。
拠点はとりあえずこの巣のままでいいか。
危険なやつに見つからないように気を付けて行動しよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます