第14話 ちょっとだけ強くなっていた
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種族:ベビーバード(幼体・変異種) Lv1
名前:なし
状態異常:なし
体力 :35/35
魔力 :24/24
攻撃力:23
防御力:19
魔法力:22
素早さ:27
ランク:F-
固有スキル
【飛翔Lv3】【鑑定】【言語翻訳】【獲得経験値倍化】
スキル
【つつくLv3】【爪撃Lv3】【ファイアーボールLv3】【気配察知Lv2】
耐性スキル
【炎属性耐性Lv2】
称号
【変異種】【転生者】【おっちょこちょい】
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進化したらレベルは1に戻るんだな。
ということは、進化したてだと進化前よりステータスが低くなる可能性があるな。
これは進化するタイミングも考えたほうがいいだろう。
お? 進化したら消費した魔力が回復してんじゃん!
スライムと戦った時、確か【触手】でダメージを受けた気がする。
そう考えると、進化すれば魔力だけでなく体力も回復できるっぽいな。
レベルが5になった時、ステータスは見たんだが、レベルの横にMaxってでてたのに興奮して能力値見るの忘れてたんだよね。
だから、体力が回復するというのは予想だ。
当たってる可能性はかなり高いと思うけど、断言はできない。
スライムの【触手】に当たったときは痛かったから、ダメージは受けていたはずだ。
魔力のほうは【ファイアーボール】使ったから、進化で回復したのは確定してるんだけどね。
あとは、能力値見るの忘れてたせいで、今のステータスが進化前のステータスより高いのかがわからない。
進化前の3、4レベルの時のステータスから考えるに、今のほうが高いとは思うが。
能力値は見たから、次はスキルだな。
スキルは特に新しいものはないが、スキルレベルが全部1ずつ上がっている。
【爪撃】と【ファイアーボール】はメインで使うので、スキルレベルが上がったのは素直にうれしい。
【気配察知】はかなり重要なスキルなので、このスキルレベルが上がったのが一番うれしいかな。
気配を感じることができる範囲が広がったのと、精度が上がってさらに使いやすくなっている。
レベリングの相手を探したり周囲の警戒をするのが、前より楽になっているだろう。
といっても、範囲に関してはちょっとしか増えてないけどな。
【つつく】は何とも言えない。
俺のクチバシは思ってた以上に貧弱だった(ちょっと堅い程度の草に突き立てるだけで結構痛みを感じた)から、一回進化したところでまともに使えるようになるとはどうしても思えん。
そもそも【つつく】を使ったのがスライムだけだしな。
スライムの核って見た目堅そうなのに意外ともろいから、【つつく】の威力を判断するのが難しい。
そのため、スキルレベルが上がったところであまり信用できていない。
耐性スキルのほうに移るが、【炎属性耐性】がレベルアップしてたのはうれしい。
もし前みたいに【ファイアーボール】の炎が自分に引火しても、くらうダメージが少なくなるからな。
まあ、そんなドジしないようには気をつけるけども。
最後は称号の確認だな。
新しいのはないがふたつ称号が消えてるな。
片方は【産まれたて】だ。
おそらくだが、進化したことで成長したと認定されたのだろう。
もうひとつのほうは、名称は出さないが黒歴史のやつだ。
なくなってくれとは前から思っていたけど、何で消えたんだろうか。
思いが通じたなんてことはないだろうし、何で消えたのか謎だ。
ついでに言うと、【おっちょこちょい】のほうも消してほしかった。
何でこっちは残ってるんだよ。
ステータスとは関係ないが見た目も少しだけ変わってた。
体色は朱色のままだが、大きさは鳩ほどになっていた。
クチバシは少しだけ鋭くなっていた。
多少は【つつく】の威力が上がっているかもな。
あとは足と爪がちょっとだけ長くなった気がする。
◇◇◇◇
アップルンを食べたらいつもはすぐ寝るのだが、今日は試したいことがある。
魔力をたくさん消費したらどうなるか確かめたい。
ラノベでも作品によって魔力を全部使った時の設定が違う。
死ぬような作品もあれば、意識を失うだけ、だるくなるなど設定は様々だ。
なのでこの世界ではどうなのか知っておきたい。
もちろん慎重にやるぞ。
一気に全部使って死にましたとかなったら、洒落にならないからな。
ちなみに魔力は寝れば回復するので、寝る前にやっておいたほうが効率がいい。
……結果としては、魔力は使い切っても全然問題なかった。
少しだるいくらいで、動くのには問題ないレベルだ。
戦闘中に魔力がなくなっても、近接戦闘は問題なく続けられるだろう。
だが、一応魔力は使い切らないように注意しといたほうがいいだろう。
魔法系スキルなんかは、使えるにこしたことはないからな。
魔力についての実験はできたし、もう寝るか。
明日はスライムを探してレベル上げだな。
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