概要
「……ゴブリンやオークって、食べたら美味しいんでしょうか?」
中堅冒険者であるウィリアムは依頼を終え、自分が拠点とする街へと続く帰り道で見習い魔術師の少女、イヴと出会った。
「どっちに行けば、街に辿り着けるんですか?」
話を聞けばイヴは右も左も分からないという。この辺りの地理も、世間の常識的な知識も何もかも、全くと知らないとの事だった。
仕方なくウィリアムは街まで案内をする事になったのだが……それがウィリアムの運命を大きく変える事となる。
常識外れの魔術師イヴと常識人ウィリアムが織りなす、ドタバタコメディ冒険譚。
イヴの行く先々では問題だらけ。文化を破壊し、常識を破壊し、秩序ですら崩壊させる。
今日もどこかで、ウィリアムの胃が悲鳴を上げる……。