幽龍城砦には、魔人が棲む。 伏見七尾
ある事情から両目を封じた少女・香天潤。彼女は自らの魂の完全な消滅を願い、そのすべを求めて旅立った。
目的地は『生きている都市』――幽龍。
この街に高く聳える幽龍城砦で、天潤は魔人と呼ばれる男・罪王に図らずも命を救われてしまう。
罪王は命を救った対価として、天潤の眼球を要求するが――。
「愛とは、毒だ」
怪しく輝く東洋の魔窟で繰り広げられる、執着と切望のオリエンタルファンタジー。
――肉と骨とを踏みしめて、瞳を塞いで歩いていけ。
© 2019 伏見七尾
目次
完結済 全42話
更新
- 序.閉眼
- 一.
- 一.幽龍城砦の魔人
- 一.一瞥で万象を殺す者
- 二.幽龍に至る
- 三.魔窟の晩鐘
- 四.首
- 五.龍の都の罪の王
- 六.生きている都で
- 二.眠る龍の魔窟にて
- 一.魔窟の朝
- 二.廃庭園の主
- 三.忌避すべき白の傀儡
- 四.魔人の問い
- 五.龍体穿孔
- 六.肉と骨と癌細胞
- 七.沈黙
- 八.夕暮れに奏でる
- 九.龍の眼の血族
- 三.赤い夜の不協和音
- 一.ひとごろし
- 二.黒廟娘々
- 三.魔都に壊人鬼の影
- 四.変転
- 五.哭き羅盤
- 六.穢らわしき子の群れ
- 七.きざし
- 八.五一四
- 九.殺人鬼
- 十.おばあちゃんが言ったから
- 十一.冷血財閥
- 十二.赤月の下に蠢く不穏
- 四.お前は安楽死を求めるか
- 一.『おかえりなさい』
- 二.躊躇い、戸惑い、ずれていく
- 三.選べ、天眼の子
- 四.選べ、魔人
- 五.龍の眼の子
- 六.人でなしの血族
- 七.森羅万象停止せよ
- 八.「むかえにきたよ」
- 九.真なる仙と彼は言う
- 十.『幽龍』
- 十一.龍の胎内
- 十二.天の双眸邪仙を許さず
- 十三.導きの星
- 十四.少女が見た景色
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