概要
お前は必ず鬼に逢う。
*改行等随時修正中。現在四章まで修正済。
これは瘴気と化物に脅かされる二十一世紀――平正一四七年の大日本帝国での物語。
北陸随一の鬼切りの血を引く少女と、鬼の如き力を持つ愚直な武人。
衝突を繰り返す二人が百鬼を斬り、帝都の闇を薙ぎ払う。
*『小説家になろう』にも掲載しています。
© 2016 伏見七尾
これは瘴気と化物に脅かされる二十一世紀――平正一四七年の大日本帝国での物語。
北陸随一の鬼切りの血を引く少女と、鬼の如き力を持つ愚直な武人。
衝突を繰り返す二人が百鬼を斬り、帝都の闇を薙ぎ払う。
*『小説家になろう』にも掲載しています。
© 2016 伏見七尾
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!日本刀×美少女を愛するすべての人へ
私たちはなぜ、レトロモダンな「帝都」東京という舞台設定に、これほどに心惹かれるのだろうか?
おそらくその理由の一つは、今日の東京の都市空間が、あまりにも明るく、そして平板なものであるという点にあるのではないか。ビルの陰に、路地裏に、人知らぬ「闇」を抱え、光化学スモッグならぬ「瘴気」に覆われた帝都を舞台に、本作は物語られる。
何しろ、本編の冒頭からして「平正一四七年」と来た。この書き出しに始まる数行だけで、本作の世界観が余すところなく伝わってくる。余計な設定語りは要らない。作者の力量である。
物語は、「鬼斬り」の異能を持つ主人公・吹雪が、化物討伐集団「紅梅社中」に属し、帝都を脅かす化物…続きを読む - ★★★ Excellent!!!回を増すごとに面白くなる
本作は、戦前の日本をモチーフにした剣劇伝記アクションとも呼べる作品です。舞台は主都である帝都。お話の主軸は、異能を持つ主人公吹雪が仲間と共に化け物退治をするというもの。
戦前の日本をモチーフとした伝記ものは人気があり、刀で化物を斬り殺す少女という主人公のモチーフもオーソドックスなものです。
初めはどこかで見たことがあるような話だという感覚で本作を読んでいました。下手ではないけれど、新鮮味は感じられないといった感じで。
ですが、このお話は回を増すごとに味が増していきます。主人公吹雪の周囲にいる退治屋『紅梅社中』の社員たちが一筋縄ではいかない人間ばかりです。
最新話だと、その仲間の異能…続きを読む