18. ジェスチャーでびっくり!?

ハロー!B・Dです。

言葉がうまく通じない時は、ジェスチャーだよね。


だけど、これが国や地域によって違ったりして、困った経験があるでしょう。


ある生徒さんが、昔、ギリシャに旅行に行ったそうだ。

そこで、路上でタクシーを拾おうとして、走って来たタクシーに手をあげた。確かに空車だったのに、車は止まってくれなかった。

タクシーが通るたびに同じように拾おうとしたけど一台も止まらない。ある一台のタクシーの運転手が窓から顔を出して何かを叫びながら走り去ったので、もしかするとギリシャではタクシー乗り場でしかタクシーに乗れないのかもしれない、あの運転手はそれを教えてくれたのかなと思ったそうだ。


そして、何年か前にテレビを見ていたら、ギリシャでは、日本でタクシーを拾う時にするようなしぐさは相手に対する最大の侮辱的な行為だと紹介していて、何年も経ってからやっと謎が解けたんだって。タクシーの人たちはバカにされたと思って怒っていたんだね。


ボクはこの話を聞いた時は、日本の人たちが特別なタクシーの拾い方をしてるわけじゃない(少なくともアメリカでも同じように拾ったりする)、観光を大切にしているギリシャでタクシーの仕事をするような人たちは、他の国のタクシーの拾い方を知っておくべきだと思った。腹を立ててお客さんに応じないなんて、よくないと思う。


もしかすると、今ではギリシャのタクシー運転手の人たちもそういうことを勉強して、外国のお客さんに腹を立てたりせずに応じているかもしれないけど。


別の生徒さんの話で、スペインに行って、OKの意味で親指と人差し指で円を作ったら、スペインに住んでる人に注意されたそうだ。スペインでは、その手の形はいかがわしい意味らしい。

アメリカでもこのOKの形は通じるけど、ボクもスペインでは気をつけようと思う。


最後に、日本の人のジェスチャーで少し違和感を感じたものを書いてみます。

・ダメとかできないとかいう時に両手を交差させて「X」の形にする。

→今は「バツ」の意味と知ってるけど、最初、ボクたちにはわからなかった。人によっては、クロスとか、腕を縛られた罪人を連想するかもしれない。

・自分のことを示す時に、人差し指で自分の鼻をさす。

→これは「鼻がどうかしたの?」って思う。アメリカでは、自分のことをさす時は鼻ではなくて胸を使う。

・否定する時に顔の前で手を振る。

→否定とわからなくはないけど、何かを追い払ってるようにも見える。


それから、これは有名な違いらしいけど、アメリカでは「来て」「おいで」と呼ぶ時は手のひらを上に向けて指を自分の方へ動かす。逆に「あっち行け」は手のひらはどちらかと言うと下向きで手首を相手側に払うよう動かす。

日本では、「来て」の時も手のひらは下向きだ。これはアメリカでは「あっち行け」と誤解される可能性がある。

でも、日本の人はアメリカ式の「来て」がすごく抵抗あるらしい。ちょっと偉そうにしてる感じがするって言う人が多い。


言葉が通じない時、確かにジェスチャーは便利だ。

だけど、間違いながらでも言葉で話そうとすると、相手は間違いも含めて理解しようとしてくれるけど、ジェスチャーはダイレクトに目に飛び込んでくるので、時にはとんでもない誤解を招くこともある。

外国に行く時は、できれば主なジェスチャーは勉強しておいた方がいいかもしれない。インターネットでそういうリストがありそうだし、言葉より覚えやすいから、調べてみて損はないと思います。

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