44. サンクスギビングデー(感謝祭)

ハロー!B・Dです。

アメリカでは、今週の木曜日は感謝祭の祝日です。


日本でも有名になってきたから、知ってる人も多いと思う。

この習慣の一番信じられてる由来は、イギリスからアメリカに来た移民が収穫と、それを手伝ってくれた先住民族の人たちへ感謝をする祭りとして始まったということ。


彼らが移住した最初の年は気候も厳しくて、農作物もうまくできなくて(イギリスの作物が土地にあわなかったせいもある)、生きるのが大変だった。1620年のことだ。先住民族は彼らにとうもろこしなど土地にあう作物を育てることを教えてくれた。そして次の年は収穫もできて、そこで生きていく希望が生まれた。

このことに感謝して、彼らは先住民族の人たちといっしょに、収穫を祝った。


実は、ボクは日本に来てからも毎年感謝祭をやっている。

ボクの英語のスクールの先生たちとその家族や友だち、同じ町のアメリカ出身の人たちと、何十人も集まって、みんなでごちそうを持ってきて、お祝いする。


だいたいいつもボクがpresident(プレジデント)をやる。町の公民館を借りて、そこの大きなキッチンを使って、ターキーとマッシュポテトを作るのがボクたちのいつもの役割。あとは、ほかの人たちが好きなごちそうを持ってきてくれる。


日本に来て少し困ったのは、日本のポテトが小さいことだ(笑)。むいてもむいても量が少ない。だから、100個くらいむく。これが大変。


日本で感謝祭をすることは、ボクたちにはとても大切なことだ。なぜなら、この時期、ホームシックになるアメリカ人が多いから。

アメリカの感謝祭は、家族や友だち、親戚が集まって楽しく過ごす大事な行事だ。みんな寒くなってくると、感謝祭を思い出す。そして、ふるさとが恋しくなる。だから、日本でもみんなで集まって、なつかしい味のごちそうを食べて、さびしい気持ちをおさえる。


日本の生徒さんが、ふるさとをはなれて、お正月に一人で過ごすのはさびしいと言っていた。きっと、それと同じ。アメリカ人にとっての感謝祭は、日本のお正月みたいな感覚かもしれない。伝統的な料理を食べるのも似ている。


というわけで、ボクは今週は忙しい。

今日も少し準備があるから、もう行かなくてはならない。このへんで、See you!

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