12. ボクについてのおさらいと、「英語を教える」ということ。

ハロー!B・Dです。

ボクについて一番最初に少し書いたけど、今日はもう一度書いておこうと思う。


年はやや若めのアメリカ人男性。出身はアメリカの真ん中へんの州。

大学ではどちらかと言うと理系の専攻で、卒業して地元で働いていた。その後、彼女が日本行きのオファーを受けたので、結婚していっしょに日本に来て5年以上、今は日本の人に英語を教えている。

日本語はまあまあできる。

友だちや同僚や生徒さんなど、そこそこ多くの日本人と日本人以外の知り合いがいる。


これがボクだ。


なぜ、こんなことを書いたかというと、「英語を教える」ということについてあらためて考えるため。


ある生徒さんに質問された。

これまで教えた経験がないのに、英語ネイティブの人が日本に来ていきなり英語の講師をしてる例がよくあるけど、英語って、ネイティブだと誰でも教えられるものなのか?って。


ボクの考えでは、テキストを使う場合はある程度OKかもしれない。でも、いきなり想定してない質問が来た時に答えられるか、生徒さんの間違いをちゃんと直せるか…etc.


そんなふうに細かくチェックしてみると、やっぱり人によっていろいろ差があるだろうと思う。


実際、生徒さんからびっくりするような質問が来ることがある。ネイティブが考えてみたこともない文法的なことや、とんでもない疑問とか。

そういうことをアカデミックに説明できるネイティブは実はあまりいない(たぶん、日本語ネイティブと日本語の関係と同じ)。

でも、非ネイティブが英語を習う時に障害になってることがあるなら、それを解決できるような答えを出してあげたいと思って、ボクはできるだけ考える。


それ以前に、基本的な問題もある。

たとえば、同じアメリカ人でも聞き取れない南部訛りのあるお年寄りの先生だったら…南部に住みたい人以外は少し困るよね?

ボクの発音は、出身地のおかげで「標準的」なアメリカ英語だろうと思う。


アナタの英語の先生がスペリングの間違いに気づかなかったり、気にしない先生だったらどうだろう?

ボクは、父が教師ということもあって、言葉遣いやスペリングは多少厳しく育てられた。


こうしてみると、日本の人に英語を教えるネイティブとしては、ボクはけっこうおすすめの先生かもしれない(笑)。

(宣伝したいわけではないです、すみません!)


日本や日本の人についてよく理解してる方が教えやすいっていうこともある。


同じ内容を、相手のレベルに合わせてパッと違う言い方で言い換えられる方がいいし、勘もいい方がいい。


ボクは昔から「teaching」に興味があったけど、やってみると本当に楽しいし、経験とともにコツもつかめてきて、どんどん手応えを感じられるようになってる。

向いていたと言うのか、「天職」かもしれないと思う。


本当は、日本にいられるのは1、2年だろうと思ってやって来たのに、もう5年以上。今は、もっとここにいたいと思っているし、そうできる基盤もできてきた。

だから、さらにいい先生になれるように、これからもがんばっていきたい。


ちなみに、ボクのオクさんもいい先生だ。雇い主がなかなか彼女を手放さないんだ。高校の生徒さんからも人気がある。

ボクたち、いいライバルかもしれないね(笑)。

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