33. 大きな声でお願いします!
ハロー!B・Dです。
今日は、日本に住んでる海外出身の人の話を読んで、ボクがとても共感したことを書きます。
それは、「日本の人は声が小さい」ということ。
実は、ボクも同じことを思っていた。
母国語の日本語を話す時も、英語ネイティブが英語を話す時よりも、日本の人は声が小さい人が多い。
ボクの生徒さんとこの話をした時、相手が外国の人だと緊張して声が小さくなるのかもしれないと言っていたけど、日本の人同士でも、大きな声で話してる場合が少ないとボクは感じる。
たぶん、日本語という言語の特徴でもあるかもしれない。日本語は、そんなに息を強く吐き出さずに話しても、聞き取れる言語だ。
一方の英語は、息を強く吐き出さないと、発音しわけられない音がたくさんある。息=空気が口のどこに触れながら外に出てくるかによって、音を区別している。
たとえば、f、vは上の歯と下くちびるの間から空気を出すし、thは上下の歯で舌をはさんですき間から空気を出すし、pやbは閉じたくちびるから空気をはじき出す。
これらは、息を意識的にそういうふうに強めに吐きながら発音しなければならない。そのほかにも、舌をたくさん動かして音を変えるせいか、自然と声も大きめになる。
それから、あまり言われてないことかもしれないけど、英語は日本語と比べると、もっと息を「長く続けて」吐きながら話している。
日本の人は無意識にしてると思うけど、日本語は一音一音を息を切りながら話す言語だとボクは思う。だから、息が少なくて声が小さくても発音しやすくて、聞き取れないことも少ないのかもしれない。
たとえば、日本語を習い始めたばかりの英語ネイティブの日本語を想像してください。
「わ〜た〜し〜は〜、び〜でぃ〜で〜す」って伸ばして言ってるのをよく聞くでしょう(笑)
あれは、そういうふうに息を長めに吐きながら話す英語のクセがあるからだと思う。そして、声が大きい(笑)
今日書いてることは、英語を習っている日本の人にとっても、英語らしい発音のヒントになるかもしれないと思う。
それと、ボクの苦労話も少し書きたかった。
日本での外国人あるある(この言葉使ってみたかった笑)だけど、日本の人の言った英語が声が小さくて聞き取れなかった時に、ボクが聞き返すと、困ってしまう人がよくいる。ボクは、同じことをもう少し大きな声で言ってほしくて聞き返すけど、「私の英語が間違っていて、通じなかった」と勘違いする人が多いようだ。聞こえないので、間違っていたかどうかもわからない(笑)。でも、その人は頭の中で「正しい英語」を考え直してしまって、なかなか言ってくれない。
逆に、日本語での会話でも、ボクが聞き返すと、「この人は日本語がよくわからない人だ。今の話を英語で言い直さなければならない、どうしよう」って思うようだ。
聞き返す時に、どうして聞き返しているか説明しなくてはならないのは、けっこう大変だ(笑)。「大きな声で」は言いづらいから、「聞き取れなかったので、もう一度お願いします」と(ボクは日本語ができることをわかってもらうために)上手な日本語で言わなくてはならない。でも、言い直してくれても、また声が小さいことが多い(笑)。
皆さん、英語も、そして日本語も、大きい声で話してくれたら、ボクはとてもうれしいです。
それから、日本語がうまくない英語ネイティブに日本語を話す時は、英語ネイティブみたいな日本語の発音をすると、聞き取ってもらいやすいかもしれないね(笑)。
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