27. 慣れてない言葉は話せない(コメントへの答え)

ハロー!B・Dです。

皆さん、たくさんコメントをありがとう。


今回も、この前もらったコメントについてボクの考えを書きます。

日本の人たちは学校で英語を何年も習って、試験では英語が得意な人もいる。でも、急に英語で話しかけられて、会話ができなかった。そういう経験がよくあるでしょう。相手の言ってることがわかるのに答えられなかったら、なおさらあとから自分にガッカリする。そして、考える。

どうしたら、できるようになるか?


まず前提として、そういう人は実際に英語で話すことに慣れていない。慣れていたらできるよね?

誰だって、練習したこともないことを急にできない。つまり、慣れるしかない。


慣れる機会がない?

だったら、機会を自分で作るか、作れないなら常にイメージトレーニング、心の準備をしておくしかない。

ふだんの生活でも、慣れないところで何か話さなくてはならない時に、何を話すか、どう話すか、事前にシミュレーションすることがある。英語ネイティブじゃない人が英語でいつでも話せるようになりたいなら、まず日本語で話す時と同じように話す内容や話し方を考えて、それをさらに英語に変換して覚えておかなくてはならないから、少し大変かもしれない。

でも、そうするしかないと思います。


突然、英語で話しかけられるのは、道をきかれる時が多い。だったら、その例文を英語で覚えておくのがいい。もちろん、その道が自分もわからない時の答え方も。


ボクの生徒さんで、外国の人に話しかけられるだけで焦ってわからなくなるという人がよくいる。それも慣れるしかないね(笑)。


大事なのは、これはコミュニケーションだということ。

ふだんからコミュニケーションが苦手なら、英語で話すのは日本語以上に難しいだろう。でも、ボクの考えでは、話す言葉が変わったら、もしかすると母国語よりもうまくコミュニケーションが取れるようになる人がいないとは言えない。英語に慣れて、英語で話すと別人になる可能性だってあるかもしれない。そう考えると楽しい。

趣味の合う外国人の方が、合わない日本人と話すより楽しいということもあるかもしれないね(笑)。


つまり、イメージトレーニングをする時に、どういう自分になりたいのか思い浮かべながらすると、違った自分になれる可能性もあるということだ。ワクワクするね。


もうひとつ、アメリカ人が話してる時のあいづちはどんな感じかという質問があった。

前にも書いたけど、基本的には声は出さないで聞く。文の切れるところでは、日本語の「うん」「はい」のようなあいづちや短い感想を言ったり、自分の意見を答えたりするけど、日本語会話のように細かくあいづちは入れない。

そう言うと、冷たい感じがするでしょう。でも、そうならないのは、親しい人との会話では、表情や態度で聞いてる時の気持ちを表しているからじゃないかと思う。


ぜひ、映画やドラマを見てください。そして、会話の場面で、聞いてる人がどういうふうに聞いてるか注目してみてください。


ボクも、日本語の勉強でたくさん映画を見た。聞き取る練習になるのはもちろん、男女の違い、いろんな年代、いろんな職業の人の話し方がわかるし、この人みたいに話したいと思ったら話し方をマネして、イメージトレーニングにも使える。映画は本当におすすめです。


計算してみると、ボクが日本語の勉強を始めてからだいたい14年だ。それでも、まだ漢字は難しい。よく使うもの以外は、読むのも書くのも難しい(パソコンで書く時はコンピュータが漢字を出してくれる)。日本の友人たちの助けが必要だ。


今でも、日本語のちゃんとした文章が必要な時は、日本語ネイティブにチェックしてもらう。それで、履歴書だって書けたりする。やればその分、漢字のチョイスも慣れてくる。

ほかにも、日本語ネイティブにいろいろ相談したり、おもしろい言い方教えてって聞いたりしている。翻訳アプリも使う。時間がない時は英語のできる日本の人に英語で教えてもらったりもするけど(笑)。

大変だけど、全部が勉強と思っている。


お互い、がんばろう!

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