きょうは英語の日

３０. 一番エキサイティングな学校行事。

ハロー！B・Dです。

皆さん、夏休みはありますか？

ボクは今、アメリカに帰省する準備で忙しい。だから、ここのpostがなかなかできなかった。次は、帰って来たらまた書きます。

前回、日本でボクが行った学校祭の話をした。

お化け屋敷がこわかったという話がメインになってしまったけど、実はもっと言いたいことがある。

日本の高校生の学校祭はすごい。

何がって、準備にかける情熱がすごい。真剣に計画して、毎日遅くまでがんばっていろいろなものを作ったり、飾ったり、そろえたりする。

ボクが高校生の時のことを思い出してみても、あり得ないことだ。

スポーツをやってる一部の生徒以外は、きっと「学校が終わったのに、学校にいるなんてクレージーじゃない？」って言うよ。ボクも早く帰りたかったし、学校のあとに学校で何か別のことをするなんて「だるい！」の一言だったと思う。

だから、ボクの奥さんが生徒さんを手伝う時にボクも手伝ったことがあるけど、みんな楽しそうに一生懸命準備をしていたのに驚いたし、実際に当日の完成した学校祭を見て感心した。行ったお客さんもみんな楽しんでいたと思う。

ボクの生徒さんに、学校で一番楽しかったイベントを聞くと、学校祭と修学旅行を答える人が多い。どちらもアメリカにはないものだ。

じゃあ、ボクが高校で一番楽しかったイベントは何か？

これは間違いなくPROM（プロム）だ。皆さんもきっと映画で見たことがあると思う。

高校の最後の２年は、学年末（春）にプロムが開かれる。学校の体育館とか、地域によってはホテルを借りて、ダンスパーティをする。準備は、先生たちがやったり保護者もやったりする。DJがいて、ごきげんな音楽で踊り、ドリンクと軽食とおしゃべりで盛り上がる。最後は投票で選ばれたキングとクイーンが発表される。

生徒は正装して、カップルで参加する。行きたくなければ行かなくてもいい。でも、行く人の方が圧倒的に多かった。

ボクの時代は、ドレスやタキシードはアルバイトして買ったり借りたりしていた（今もそうかな？）。パートナーを確保して、着る物を用意して、当日のプランを考える。パーティ自体は先生や保護者が準備するけど、パートナーとどういうふうに過ごすかを考えなくてはいけない。

どっちが車で迎えに行く？どこでごはんを食べていく？写真はどうする？パーティのあとはどうする？

ボクたちはこの準備に情熱をかける（笑）。

プロムのパートナーから本当の恋人になることもあるから、プロムの前後は恋の季節かもしれない（笑）。

ここには書けないけど、ボクも思い出すと恥ずかしくなる出来事があった。今だったらもっとうまくやれたのに！

でも、プロムはいい思い出だ。それがなかったら、高校生活自体がそんなに魅力的じゃなかったんじゃないかと思うほど、アメリカの高校では一番エキサイティングなイベントなんだ。