20. ピカピカの日本語。

ハロー!B・Dです。

日本語って面白いよね。


以前、一人の生徒さんから、あるテレビ番組でやっていたという「日本語のわかる外国人に聞いたアンケート」の話を聞いた。自分にとって印象的な日本語は何ですか?というような質問だったらしい。


一番多かった意見は、「ふわふわ」とか「きらきら」とか2回繰り返す言葉だったそうだ。

これには、ボクも大賛成。


何かの様子を音で表す言葉を「Onomatopoeia=オノマトペ」と言う。

英語にも、bang、peep、tweetとか音を表すオノマトペがあるけど、日本語がすごいのは、オノマトペが4000以上もあるんだって!


ボクが日本語を習っていた時、最初に響きがかわいいと思った言葉は「ときどき」だった。これはオノマトペではないけど、音が繰り返されているのがちょっと似てるよね。


ほかの言語でも、オノマトペは必ずしも同じ音を2回重ねるというふうにはなっていない。日本語は、オノマトペに限らず、同じ音を重ねてできてる言葉が多い。

時々、日々、人々、ところどころ etc.

そういうのは、日本語のすごくユニークなところだと思う。


昔、オノマトペのことを日本の人と話したことがあった。その人によると、2回繰り返すオノマトペは幼稚な感じがするから、日本語からなくした方がいいという意見があったらしい。

驚いたことに、漢字をやめようって言われた時もあったそうだ。


漢字がなくなったら、ネイティブじゃない人には勉強しやすくなるだろう。でも、日本の豊かな文化が失われるのは間違いない。「同音異義語」もたくさんあるしね。ボクたちが漢字を覚えるのは大変だけど、なくさない方がいいと思う。


2回繰り返すオノマトペも同じだ。

ふわふわとか、ブカブカとか、ソワソワとか、実は音が出てないものにもたくさんの表現があって、本当に音が聞こえてきそうだ。それに、その様子が音でとてもうまく表現できている。これはもう、日本語の豊かさ、文化だよ。絶対になくさない方がいい。


日本の病院では、患者さんが症状を言う時のオノマトペをもっと診断に生かそうという動きもあるらしい。

ズキズキ、キリキリ etc.

痛みも鋭いとか鈍いとかいろいろあるけど、日本語ネイティブの人ならオノマトペの方がもっと具体的に痛さの違いが表現できそうだ。


本当に、日本語のオノマトペは、ピカピカの優れものだ。

この言い方は、あってる?

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