22. ”虫が好かない”話。

ハロー!B・Dです。

気温が高い日が続くけど、皆さんは元気?


気温が上がってくると出てくるのが、虫だ。

虫にもいろいろあるし、人にもいろいろある。すべての虫がイヤな人。一部の虫は大丈夫だけど、その他は苦手な人。虫なら何でも好きな人。

ちなみにボクは、大丈夫な虫とダメな虫がいる。


そんな話をすると、多くの日本の人は自分もそうだと言うけど、具体的にどの虫が大丈夫かとなると、ボクに賛成してくれる人は少なくなる。


とにかく、日本の人は蛾が嫌い。ボクから見ると、笑ってしまうくらい蛾を怖がる。

笑ってすみません。でも、皆さんの真剣な嫌がり方、怖がり方は本当におもしろ過ぎる。最初は何に「きゃあ」って言ってるのかわからなくて、幽霊でも見たのかなと思ったよ。


ある日、生徒さんにきれいな模様の蛾の画像を見せて「こんなにかわいいんだよ」と言ったら、やっぱりものすごくイヤな顔をされた。

どうして?毛なんか、こんなにfluffy(フワフワ)でゴージャスだよね?とボクは言ったけど、そんなことを言うのが信じられないそうだ。

日本の人は、虫の出す音も「声」として鑑賞する感性を持っている。なのに、蛾をきれいだと思わないなんて!

蛾はダメだけど蝶は好きっていう人がいるけど、ボクは逆にそれが不思議だ。何が違うんだろう。


もしかすると日本では、そもそも蛾は嫌うべき虫として小さいころからインプットされてるのではないかな。


そしてある時、たまたま映画のリストを見ていてひらめいたんだ。「あぁ、これだ!」って。

蛾が嫌いなのは、モスラのせいじゃないですか?(笑)


生徒さんから、「アメリカでは夏に何して遊びますか?」「B・Dも子供のころは虫取りしましたか?」ってよくきかれる。実は、アメリカでそういう遊びはまったくポピュラーじゃない。日本に来て「虫取り」のことを聞いて、子供たちがどういう虫を捕まえて遊ぶのか見せてもらったことがあるけど、大きなかぶと虫とかくわがたとか、確かに男の子が好きそうだ。


でも、ボクはアメリカにいた時は、そんな虫を見たこともない。アメリカのものは何でも大きいと思われてるかもしれないけど、アメリカのそういう虫は小さくて目立たないのが多いそうだ。小さくて見えなければ、男の子も興味を持つチャンスがないよね。だから、日本ほど、虫を集めるような文化はない。あくまでもボクが生まれ育ったあたりのことだけど。


こんなボクは、やっぱり蛾の方がきれいで、見ていて楽しいと思う。虫への感覚の違いは、本当におもしろい。

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