50. 日本の冬で思うこと

ハロー!B・Dです。

寒いけど、風邪引いてませんか?


ボクのまわりでは、今年の冬はあたたかいとみんな言っている。

だけど、ボクの借りてる一軒家は古いから、今年も家の中がとても寒い。

リビングルームは暖房を入れるけど、お風呂、トイレ、キッチン、寝室、ほかの部屋に行くと寒い。セントラルヒーティングがほしい(笑)


生徒さんに訊いたら、日本の古い家は夏に暑くないように考えて家を建ててると言っていた。今は夏は冷房をつけるから、そういう考えはなくなったらしい。もう少しお金をためたら、そういう家に引っ越したいと思う。


それから、おもしろいのは、ボクが冬のオーバーコートを持ってないと言ったら、みんな驚く。車を使ってるせいもあるけど、夏の服装を長袖にして、その上に一枚多く服をきるだけで大丈夫。寒くない。

たぶん、アメリカ人は日本の人よりふつうの体温が高いからだろう。

昔の水銀の体温計で、37のところが赤くなっていたでしょう?あれは、そこが熱がふつうか高いかの境目だったからで、その基準は日本じゃない。アメリカかヨーロッパか。


日本で体温計が発明されていたら、36.5くらいのところが赤くなっていたかもしれない。


つまり、ボクのふつうの体温は37度くらいだ。だから、日本の人より薄着でも寒くないと思う。


もう一つ、冬の話題は、雪だ。

ボクがアメリカで住んでいたのは、雪がたくさん降るところだった。

そして、住民は雪に責任を持っていた。そうしないと、罰せられたりするからだ。


自分の家の前に降った雪は、全部きれいに取り除かなければならない。もしそうしないで、誰かがそこですべって転んでケガをしたら、その家の人の責任になる。

スーパーマーケットの駐車場で、誰かが転んでも同じ。店の責任になる。


この話をすると、日本ではそんな話は聞いたことないって言われる。

だから、日本では雪がたくさん降ると、みんな自分が転ばないように気をつけて歩くしかないって。雪国で雪かきをするのは、人のためじゃなくて、第一は自分のためなんだって。


日本では、自然のことは誰のせいでもないという考えで、自分で気をつけるしかない。

アメリカは誰かのせいにして責任を取らせるかわりに、みんなで気をつけあう。


この問題は、日本とアメリカの考えの違いが出ていておもしろい。

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