概要
愚かな人間の身に降りかかる悲劇は、傍観者にとっては最高傑作の喜劇
三つの物語の三人の主人公。
驕り高ぶる秀才の少年には〝神変〟を。
世界中を憎悪する少年には〝破壊〟を。
罪深き殺人を犯す青年には〝快楽〟を。
発した言葉が真実になる力を手に入れた時、彼らは……。
これは、彼らの憎悪が紡ぎだした物語。
この物語は、高校生の時に自費出版した作品「言霊」の登場キャラクターを一部使って構成したものとなります。
時系列の異なるパラレルものですので「言霊」をご存知なくてもお楽しみ頂けます。
また作品の中で、いじめや反社会的行為を描いている為、注意して下さい。
2018/04/02~ 推敲して、再投稿。
驕り高ぶる秀才の少年には〝神変〟を。
世界中を憎悪する少年には〝破壊〟を。
罪深き殺人を犯す青年には〝快楽〟を。
発した言葉が真実になる力を手に入れた時、彼らは……。
これは、彼らの憎悪が紡ぎだした物語。
この物語は、高校生の時に自費出版した作品「言霊」の登場キャラクターを一部使って構成したものとなります。
時系列の異なるパラレルものですので「言霊」をご存知なくてもお楽しみ頂けます。
また作品の中で、いじめや反社会的行為を描いている為、注意して下さい。
2018/04/02~ 推敲して、再投稿。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!一度読んで終わりにするには勿体無い作品
数ヶ月前に一度読了しておりまして、この度二度目の読破でございます。
以前応援コメントで書いた通り、積年の憎しみを溜め込んでいた美優ちゃんの変貌が一番恐ろしい……というのは変わりないのですが、今回読んだ際に「呪神」たちの登場意義みたいなものをふと考えてしまいました。
彼らが登場しなくても背徳的なストーリーとして十分成立していると思ったんです、三者三様の心の闇はしっかりと描かれていますので。
その上で「呪神」を登場させることにより、心の闇の部分が更に鮮明になるというか彩度を上げる効果があったのではないかと読み直してみてそう感じました。利口は『依存』、隼は『利用』、ルキアは『拠り所』という位置…続きを読む - ★★★ Excellent!!!どこまでも黒い感情たちが交錯する。
三人の主人公の、それぞれの視点から物語が語られます。
別々の人生を歩む三人は、別々にある力を授けられることになります。
口にしたことが真実になる力、言霊。
言霊とそれを授けられた三人、そしてそれを授けた呪神という存在たち。それらが様々な黒い感情をかき混ぜていきます。
最初、口に出すだけで真実になる力、という言ってしまえば何でもありの能力を使うというところで、物語がぐちゃぐちゃにならないか? と心配していました。
確かに力の所有者はむちゃくちゃなことをします。しかしその行動、展開は、その人物の黒い感情と合っていて、説得力がありました。読みごたえのあるものになっていました。
登場人物の性格が…続きを読む