實鈴和美

震災とパンデミックで未曾有の大混乱に陥った東京は変わってしまった。 都市の統治者が政府ではなく、パンデミックを終息させたリンドウ・アークスという一企業になったことが一つ。 そしても…続きを読む

何ていうか、好きです。ド直球に好みな小説でした。 騎士団に入ったのに突然発現した治癒能力のせいで、日々の訓練への参加も木剣を握ることすらも禁じられた少女。 とっくの昔に打ち捨てら…続きを読む

今日は楽しいクリスマス。ばあばが作った夕食はとっても豪華で、パパはクリスマスケーキを用意してくれた。でも……大好きなママは、いない。ママはずっと病院で、もう随分会ってないんだあ………続きを読む

本作、実は最低四回は読んでいます。 一回目は別の投稿サイトで。二回目は改稿前のもの、三回目はその再読で。そして今回の改稿後の四回目。なので登場するキャラも話の流れも結末も全部知って…続きを読む

基本レビューは完結したものにしか書かないんですが、本作だけは連載途中でも「レビューを書きたい！」を強く思い、こうしてキーボードを叩いています。 舞台は十九世紀末のイギリス。歯車…続きを読む

この小説の主人公である、学術都市ヴェローネルで便利屋を営む青年・ロト。実は彼は都市がある王国出身ではなく、遠く離れた鎖国的な北大陸からの亡命者であり、街の人達から頼られそれなりに穏…続きを読む

一気読みしてしまいました……。 全132話・63万字超えというボリュームなので最初は休み休み読むつもりだったんですが、Ⅰ章を読み終えると次Ⅱ章！　次Ⅲ章！　と当初の「つもり」はどこ…続きを読む

罪人の首を刎ねることが仕事の首切り男。死を与える者故に忌み嫌われる彼の前に、山羊のお面をした奇妙な男が「ある貴人と文通をしてほしい」とこれまた奇妙な依頼をしてきて――から始まる中編…続きを読む

散々悩みましたがこれに尽きます。35文字に集約できないほど面白かったです。 この作品は……独特の雰囲気を放っています。 吸血鬼（厳密には吸血族）という人間ではない種族の存在。己の…続きを読む

最近恋人同士になった恋愛経験少なめの社会人カップルが、日曜日に控えた初デートにぐるぐる思いを巡らす短編小説です。 成人した大人が初デートの行き先や服装で悩んだり慌てたり、提示され…続きを読む

まず何が楽しいかって、新菜がある病を患っているところです。はい、ゲームとラノベ好きの人間なら一度は罹患するあのチューニ病に……。 といっても自分の力を過大評価して無謀に魔物に突っ込…続きを読む

あらすじは作者様の内容そのままです。 ロッカー開けたら箒と一緒に美少年がインしてました。滅茶苦茶ビビる主人公の歌乃ちゃんが可愛い（笑） 王子様と呼ばれるモテモテ男子の素顔を知る……続きを読む

バレンタインデーもホワイトデーも縁が無かった人達が黒服に黒いものを食べるイベント、ブラックデー。 とある会社のとあるグループに所属する氷室さんが、そのブラックデーをきっかけに上司の…続きを読む

とある会社のとあるグループの上長である水谷さん。 会社行事の一環として、バレンタインデーに同じグループの氷室さんからチョコを貰っ……ん？　これ他の社員達よりサイズ大きくない？　メー…続きを読む

優しい旦那と可愛い息子に恵まれて『ママ』はとても幸せ。だから――。 と、誰が見ても『愛』に満ちた家族の中にいるから、個人の、女性としての『恋』を我慢してしまう母親のバレンタインデー…続きを読む

“鬼”という存在によって故郷も家族も声も失った少女と、並外れた強さと重い秘密を持つ自警団長の男の恋物語です。 あらすじと恋愛要素の素敵さは他の方のレビューもあるので割愛します。 …続きを読む

恋愛ものは好きだけど、重かったりダークな設定があるのは取っつきづらい、と躊躇っている方にこそ声を大にして主張したいです。 「この小説はこの世界観だからこそいいんだよ！」と。 本作…続きを読む

火に焼かれても切り刻まれても毒を飲んでも、“復活の呪文”という術を使えば余りにあっさりと人が生き返る世界観で、死という概念は非常に些細でどうでもいいものと化しています。 だからこ…続きを読む