是非最後まで読んでみてください

今日は楽しいクリスマス。ばあばが作った夕食はとっても豪華で、パパはクリスマスケーキを用意してくれた。でも……大好きなママは、いない。ママはずっと病院で、もう随分会ってないんだあ……。

と、幼稚園児のケンタ君の一人称で語られる本作。
本作にはタグに『ほのぼの』が付いていますが、読んでいる途中につい忘れてしまいそうになってしまいます。というのも心情描写がとても上手だからです。

主人公のケンタ君は幼稚園児なので奇をてらった表現や難しい言葉は使いません。だからその分素直で飾られていない、正にありのままの気持ちがストレートに伝わってきて強く心にぐっとくるんです。特に涙が流れるシーンの描写がとてもリアルで、確かに自分も泣く時こんな風になるなあ……と読んでいて思わず頷いてしまったり。

そんな感じで思わずハラハラするくらい不安な流れになるのですが、そこは最初に言った通り『ほのぼの』タグを信じて最後まで読んでみてください。
不安な気持ちから一転して笑顔になる事間違いなしです!

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