バレンタインでぐるぐる悩みまくった二人が、迎える初デート。やっぱりそれぞれぐるぐるやってます(笑)　でもどちらも可愛くて、クセになる味を出ししてくれています。
　幸せで幸せで仕方ないはずなのに、自信のなさから不安が首をもたげてくる。初々しい二人のそれぞれの心模様をお楽しみください♪

恋愛初心者同士のカップル。
上司部下という関係ではありますが、
互いに「自分にはもったいない人」と、かなり惚れ込んでおります。

シリーズ二作を経て、ついに初デートか。
……と、ここで問題が噴出。

さてさて……どうなる？

読みやすい文体に、思わず笑ってしまう心理描写が愉快な短編。
ほっこりラブラブな甘い展開の数々。夢中になること間違いなしです。

最近恋人同士になった恋愛経験少なめの社会人カップルが、日曜日に控えた初デートにぐるぐる思いを巡らす短編小説です。

成人した大人が初デートの行き先や服装で悩んだり慌てたり、提示された場所やその前後の時間帯に不安になったりあたふたしたり……実に好い。
二十歳過ぎた大人達がピュアな恋愛してはいけないなんて決まり無いですもんね。
恋愛には必ずしもドロドロもギスギスも必要ではない、ただ互いを大切に思う気持ちが強くてウブなものが読みたいんだ！　という方にオススメです。

ちなみにこちらは単独でも読めますが、二人が付き合う前のお話『彼女のくれたチョコが、他の人のより大きかった』『BLACK→WHITE』も是非読んでみてください。水谷さんと氷室さんがもっと大好きになりますよ。

読みやすい文体ながらも、心理的な道筋がきっちりと描かれており、心地好い読了感が包んでくれる作品です。

お互いがお互いを慮りながらわたわたしている姿が微笑ましく、優しい気持ちにさせてくれます。

おどろおどろしい側面ばかりが描かれがちな昨今ですが、元来、恋愛とはこういった微笑ましさが紡ぎ出すモノなのかもしれません。

初々しい気持ち。一生懸命で、真剣で、どこか微笑ましくて。この物語は、恋がまだ実ったばかりの男女の初デートの様子を、コミカルに、温かく描いた作品です。
社会人としてすっかり大人な顔をしていても、恋には不慣れで必死な永谷さんと氷室さん。ドキドキな初デートに臨む彼らの姿は、まさに初々しい可愛らしさと、お互いへの溢れるほどの想いでいっぱいです。
どんなに時を経ても、初々しさは失いたくない。そして、できるならばそんな初々しい恋をもう一度してみたい…そう思わずにいられない、ふんわり幸せな物語です。