この小説は『anithing+/双子は推理する』の番外編で、主人公の双子達以外のキャラに焦点を当てたものが主になっています。
魔法×推理のベースは変わりませんが、本編よりも更に前、あるいは部と部の合間の零れ話は違うキャラ視点で進められているのもあり、本編と違う味わいを楽しめます(もちろん主人公2人も出ます)(『刑務官の推理録』は必読)。
『anithing+』読了前提のため本作を単体で薦めるのは難しいのですが……その、どうか読んでほしい……!
というのも『空想蔵書』の章が凄いんです。架空の専門書や論文、報告書等を模したものなんですけどクオリティーが滅茶苦茶高い。それはもう高い。
実際に存在する書籍のようにしっかりした文体で綴られる歴史と事件は本当に全部創作?と驚くほど綿密。しかもどれも面白く、これが誰でも読めるように公開されている幸せを噛み締めています。一部略されたところも引用文献も読んでみたい……!
是非メインの『anithing+/双子は推理する』と、そして本作『nothing-』を一緒に読んでほしいです。