可愛い。氷室さんが可愛い。ピュア最高

バレンタインデーもホワイトデーも縁が無かった人達が黒服に黒いものを食べるイベント、ブラックデー。
とある会社のとあるグループに所属する氷室さんが、そのブラックデーをきっかけに上司の水谷さんへの恋心を自覚。意を決してバレンタインデーに彼にチョコレートを贈ったけど……もしかして他社員に渡したのと同じ義理だと思われてる? それにあのチョコで良かったかな? ああもう分かんない! でも好きな気持ちは止まらない!
と、そんな感じで悶々と悩む氷室さんの、ブラックデーからホワイトデーに至るまでの短編小説です。

簡単に言うとザ・王道。そしてその王道が良いんです。
可愛いとは言われるけど自己分析は子供っぽい。こんな自分はクールな水谷さんとは不釣り合いだ……と悩みながら、でも好きな気持ちは抑えられず彼の発言に一喜一憂してしまう氷室さん。はい可愛い。なんて可愛いなんて王道! 終盤のベタ甘展開は先を知っていても「いいぞもっといちゃついてください」と思わずにはいられません。

大人同士のピュアで甘い恋愛小説が読みたい方は、是非とも『BLACK→WHITE』をご一読くださいませ。
そして水谷さん視点のサイド小説『彼女のくれたチョコが、他の人のより大きかった』もお読みください。クールな水谷さんの意外な内面、必読です。

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