概要
だけど俺にくれたのだけ、他の人のより大きかったんだ。
でも他の人のと同じテンションで配られたんだ。
これってあれか。
俺が上長だからか。
それとも。
……どうしよう。
ホワイトデーは、もう目の前だ。
✨ヒロイン視点のお話もございます。本作の後、あわせて読んでいただけましたら嬉しいです。
『BLACK→WHITE』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882819826
✨二人のその後を書いたシリーズ3作目もございます。
『そういえばデートって、どうするんだっけ』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883736683
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!たったひとつの贈り物に、ここまで考えてくれる男性って、とっても素敵……
この物語の主人公の職場では、毎年恒例になりつつある行事、バレンタインデー。
チョコの渡し方さえも慣例化しつつあるのです。
そんな職場で、いつもと同じようにチョコをもらった主人公。しかし、いつもとは違ったその贈り物に、様々な悩みが浮かんできます。例えば……、このチョコの真意とか?
いろいろ考えた末に、今度は、ひと月後のお返しにまた悩むのです。
でも、彼女のために、それだけ悩めるのは素敵なこと……。そして、それが、また楽しいのかもしれません。
ただ、楽しいのは妄想が許されているうちだけ……。
さぁ、主人公は、本人を前にして、しっかりとお返しを渡せるのか? その真意を掴めるのか…続きを読む - ★★★ Excellent!!!水谷さんの思考回路をお楽しみください
とある会社のとあるグループの上長である水谷さん。
会社行事の一環として、バレンタインデーに同じグループの氷室さんからチョコを貰っ……ん? これ他の社員達よりサイズ大きくない? メーカーも違う?……これ義理じゃないの? 本命、なの?
と、実はこっそり氷室さんが気になっていた水谷さんが、ホワイトデーにどんなお返しを贈るか悶々と悩んで答えを出す短編です。
私が推したいのは水谷さんの思考と行動、それによる結果です。
彼は「自分は特にイケメンでもない普通の男」という自己認識ですがイケメンです。外見ではなく内面がイケメン。それも無自覚イケメン。
確かに氷室さんのことを考えたり直接会話しているときも常に…続きを読む - ★★★ Excellent!!!イケメンっていうのは、顔だけじゃない、心のこともさすんだぜ
恋愛下手な水谷さんと、とってもかわいい氷室さん。
組み合わせとしてけして珍しいものではないけど、それを読みやすくときめくものにしてあって、どんどん先が読みたくなりました。
一話ごとの終わり方が素敵で、次はどうなるんだろう?と続きを知りたくなってしまう作品でした。
特に最終話の終わり方が、ほっこりするのに次を期待させるもので、きゅんとしました。
作中、水谷さんが度々自虐をしたり己を卑下したりするシーンがありますが、イケメンは見た目だけじゃない!!!
水谷さんは少女漫画に出てくるヒーロー並みの力を発揮してるよ!!!!
あまーい作品をご所望の方、是非読んでほしいです。 - ★★★ Excellent!!!クールな男性も、心の中では動揺がいっぱいかもしれませんね。
部下からもらったチョコが、周りに配られた義理チョコと比べて大きかった。上司だから? それとも本命? いや、そんなわけないっ。
自分に自信のない男性、水谷さんは、そのチョコをくれた部下の氷室さんが好き。
彼女の前では、「氷室さん可愛いなぁ」とか、ニヤニヤしてしまわないように無表情に接しています。
でも心の中では、そんなクールにはいられない。
ホワイトデーに向けて、義理か本命か、何を渡せばいいのかどう渡せばいいのか、とグルグル思考を巡らせる姿に、ニヤニヤが止まりません。
最終章の甘い盛り上がりは本当、素敵です。
甘い恋の物語が好きな方はぜひ。ほっこりしますよ。