概要
半減期の狭間で交差する想い。三千年経っても君に逢いたい
レディウ人――それは放射性元素ラジウムで形作られた、突然現れて突然消える存在。
現れる時は自分に関する記憶を持たず、消える時は今までの記憶を失う。それは、変化する時に失われる、『四』という数字に秘密があった。
ホクトは、そんなレディウ人としてミモリの森で誕生する。そして学園に通い、新たな友達と交友を深めていく。
ある日突然、友人が不調を訴える。それは、二度と元に戻れない変化の前兆だった。ラジウムが持つ運命に翻弄されながら、ホクトは『四』という数字に秘められた真実と、彼を優しくつつんでいた深い愛を知るのであった。
第1回カクヨムWeb小説コンテスト(2016年)参加作品
https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_novel_001
We
現れる時は自分に関する記憶を持たず、消える時は今までの記憶を失う。それは、変化する時に失われる、『四』という数字に秘密があった。
ホクトは、そんなレディウ人としてミモリの森で誕生する。そして学園に通い、新たな友達と交友を深めていく。
ある日突然、友人が不調を訴える。それは、二度と元に戻れない変化の前兆だった。ラジウムが持つ運命に翻弄されながら、ホクトは『四』という数字に秘められた真実と、彼を優しくつつんでいた深い愛を知るのであった。
第1回カクヨムWeb小説コンテスト(2016年)参加作品
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!ほのかに灯る世界のお話
キューリー婦人がラジウムを発見したから約100年。
本作は、気の遠くなるような長い年月を得て、そんなラジウムたちがレディウ人に進化した世界のお話です。
舞台はレディウ星にあるミモリ市。こことは別の遠いどこかかもしれないし、遠い未来の地球のお話かも知れない。そんな想像力を掻き立てられる世界観は、SFというより淡いファンタジーのような印象を読むものに抱かせてくれます。
愛らしい小動物トリニティに隠された謎。美しいミモリの森の花畑。
そして、主人公ホクトが抱くことになる淡い恋心と、『レディウ人』であることに対する疑問。
ラジウム鉱石のように淡く輝く世界観は、ホクトの思いと、どこか切ない雰囲気を秘め…続きを読む