概要
わたくし/俺 には 貴方/君 しかいない
「足垂(あしだれ)」というのは陰陽師の家系で、謀略に長けている家だ。人によっては息苦しいと感じる厳しい家だが、足垂にどっぷり浸かった足垂 碧緒(あしだれ たまお)は教えを嫌ってはいなかった。碧緒は、実の父親である足垂 竜樹(あしだれ たつき)から生贄として命を差し出すよう命令されても笑顔で受け入れたのである。
何事もなく【人身御供の儀】が行われる日がやってきたが、碧緒を慕う妹、一姫(いちひめ)や本家の当主である東方 竜臣(とうほう たつおみ)の介入により儀式は失敗に終わってしまった。
そして死を逃れ自由の身となるはずだった碧緒に竜臣は己の妻となることを要求する――。
何事もなく【人身御供の儀】が行われる日がやってきたが、碧緒を慕う妹、一姫(いちひめ)や本家の当主である東方 竜臣(とうほう たつおみ)の介入により儀式は失敗に終わってしまった。
そして死を逃れ自由の身となるはずだった碧緒に竜臣は己の妻となることを要求する――。
ふしぎなおくりもの を ゆうじ に おくることが できます
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?