概要
【完結】忘れるものか。たとえ八百年が過ぎようとも――
*序章から第五章まで短編風。第六章は長めの中編*
全37話。本文約138000文字。2024年1月3日完結。
第一章 食糧不足が深刻化する時代、エレナとルフィナはイタリア北東部トリエステから旅に出た。モスタールに住む叔母を頼るために。
第二章 若き外交官タデアシュ・メテルカは停戦を実現するために、敵国の全権大使と接触をするが――
第三章 フランス共和国政府は某組織の提案を受け入れ、エスタン村にある施設を導入しようとしていた。だが、村民の中には反対する者もいて――
第四章 伊豆半島のシモダには原始的な生活を営む者たちの集落が点在していた。だが、厳しくも平和な日常は突如として壊される。
第五章 今日も国境警備隊の隊長は敵国の誰かとお喋りを嗜んでいた。
第六章 国際組織RSCに所属す
全37話。本文約138000文字。2024年1月3日完結。
第一章 食糧不足が深刻化する時代、エレナとルフィナはイタリア北東部トリエステから旅に出た。モスタールに住む叔母を頼るために。
第二章 若き外交官タデアシュ・メテルカは停戦を実現するために、敵国の全権大使と接触をするが――
第三章 フランス共和国政府は某組織の提案を受け入れ、エスタン村にある施設を導入しようとしていた。だが、村民の中には反対する者もいて――
第四章 伊豆半島のシモダには原始的な生活を営む者たちの集落が点在していた。だが、厳しくも平和な日常は突如として壊される。
第五章 今日も国境警備隊の隊長は敵国の誰かとお喋りを嗜んでいた。
第六章 国際組織RSCに所属す
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!科学で掘り起こした記憶を紡いで真実に迫る、読み応え抜群なSFドラマ!
寒冷化した未来の世界を舞台に、冷えた地表に残された記録<記憶>をサルベージする記憶採掘官ミハル・カザハナを通して、巧妙に隠された楽園の秘密に迫るSF短編連作です。
まず、冒頭の書き出しの吸引力たるや。長閑な風景の中で「おや?」と首をかしげるような奇妙な表現がチラチラと顔を覗かせます。これはどういうことなのだろうかとぐいぐい読み進めているうちに、気づけば作品の中へ飲み込まれていました。少し不思議で、ちょっと不気味で。しかも最後まで読むとこの書き出しにまたはっとさせられるのです。「すごいものを読ませていただいたな」という漠然とした感想しか紡げない自分の語彙のなさが悔やまれます。
西暦の地続き…続きを読む