妹にすべて奪われた私をとろとろに愛してくれたのは、残虐な魔狼騎士でした
「エリーゼ、君との婚約を破棄する。僕は君の妹、ララを妻に迎えたい」
氷のように冷たい美貌を持つ公爵令嬢エリーゼは、王太子に婚約破棄される。王太子は華やかで可憐な義妹のララを愛し、エリーゼが『大聖女』となるべく努めた11年の日々を否定した。
「エリーゼお姉さま、あなたの『聖痕』を私に頂戴? いいでしょ? いつも何でも私に譲ってくれたんだから」
義妹のララは王太子の寵愛を勝ち取り、エリーゼの聖痕を奪い取って大聖女の座に就いた。何もかも失ったエリーゼは精神を病んだことにされ、領内にある廃屋敷での隔離生活を強いられることに――
しかし療養に向かうエリーゼの馬車は、魔獣の群れに襲われてしまう。魔獣に喰い殺される直前、エリーゼを救い出したのは銀髪金瞳の騎士だった。
野生の獣を思わせる鋭い美貌を持つ彼の名は、魔獣騎士ギルベルト=レナウ。ザクセンフォード辺境騎士団の団長であるギルベルトは、魔獣のように狂暴で、魔獣に似た容姿を持つといわれる悪名高い騎士だった。
虐げられていたエリーゼは、魔獣騎士ギルベルトに庇護を求めた。
「本気で俺にさらわれる覚悟はあるのか? 自分で選べ。俺が怖いなら、逃げた方が賢明だ」
「あなたと行きます。……助けてください」
氷の令嬢と魔獣騎士、不器用な2人は徐々に惹かれ合う。孤独に凍えるエリーゼの心を優しく溶かしていったのは、ギルベルトとの甘やかな日々だった。
一方、大聖女の役目を果たせない義妹ララと王太子は、次第に人々の信頼を失っていき……
*この物語は、法律・法令に反する行為を推奨するものではありません。
*ざまぁ有りの回はサブタイトルの数字横に『*』記号がついています。
*妹サイドの転落ざまぁは8話から。
*設定ゆるめのテンプレご都合展開ですので、ゆるいお気持ちでお読みください。
おすすめレビュー
小説情報
婚約破棄と同時に大聖女の証を奪われた『氷の公爵令嬢』は、魔狼騎士に拾われ甘やかに溶かされる
越智屋ノマ @ocha
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