おねえちゃんは会社をやめていました。そして、人生もやめていたのです。
久繰里あかりの幼馴染み「おねえちゃんが」が行方不明になった。原因が自分にあるのではと悩んだあかりは高校時代に世話になっていた司書の江洲楓に相談を持ちかけた。久繰里あかりのおびえている様子に異なるものの気配を感じた江洲楓はあかりの力になると彼女に伝えたのだが……
主な登場人物
・江洲楓(えしまかえで)
素封家江洲家の令嬢。母を幼い頃に亡くし父の後妻に遠慮して家を出て一人暮らしをしている。江洲家の別荘の管理人兼地元の学校に非常勤司書として勤務している。
・竹園灰(たけそのかい)
代々江洲家に仕えている燻部(ふすべ)の一族。
・久繰里あかり(くくりあかり)
江洲楓の勤務先の学校図書館の常連だった卒業生。幼馴染みの「おねえちゃん」が行方不明になったことで不安を感じ、江洲楓のもとを訪れる。
・久繰里あまね(くくりあまね)
久繰里あかりの母親。
・信川美理愛(しながわみりあ)
久操里あかりの幼馴染み。
※この物語はフィクションです。
※第8回カクヨムWeb小説コンテストのエントリー作品です。
※第7回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作品の加筆改稿作品です。
※カクヨムコン歴代応募作品講評会2022第1回 https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon8_review_vol1 でご講評をいただきました。