概要
「みんなトカゲでは……?」
のんびり公務員ライフを満喫しようと地方公務員に就職したのにそんな目論見は赴任先がドラゴンパークだったことからガラガラ崩れ去る。
口うるさい先輩、可愛い顔をして恐ろしことをしでかす同い年、俺のことをいじめてくるワイバーンの花子。
毎日いろんなことに振り回されながら、今日もドラゴンの飼育に奔走中!
【4/10追記】
しれっと下書きから公開に戻しました
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!どこまでも生々しい日本版ドラゴン学
イギリス・ドイツ産のワームに目を見た相手に畏れさせるワイバーン、ナッカーホールに住むナッカーやコカトリスなどなど......とドゥガルド・A ・スティール『ドラゴン学』シリーズの日本版を思わせる作品でドラゴン好きにはたまらない傑作でした。
しかし、ドゥルガドが翻訳した(という設定の)ヨーロッパのドラゴン研究者の視点で描かれている『ドラゴン学』とは異なり、観客向けに『ジュラシック・パーク』シリーズで山羊をT-REXの檻に放り込むような演出をする、高い宝石は用意できないのでレジンで代用するなど、どこまでも日本的な仕事が続く点が外連味があって楽しめます。それだけではなく糞掃除から寝藁の手入れと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ようこそドラゴン動物園へ! 今日から学ぶドラゴンの飼い方
安定した職を求めて地方の市役所の公務員になった青年・河合悠斗。しかし彼が配属されたのは、ドラゴンを飼育する動物園ドラゴンパークだった。知識ゼロからドラゴンの飼育員になってしまった主人公が、現代に生きるドラゴンの生態を学んでいく物語が好奇心をかきたてます。
空を飛ぶワイバーン種、芋虫のようなワーム種、水辺を好むナッカー種、お宝収集癖のあるピスヘント種など、種類ごとに姿形や生態はさまざま。
初日からウンコをぶつけられたり、乾草の山を運んで筋肉痛になったり、清掃作業でウンコまみれになったりと、生き物相手の仕事は苦労が多い。しかし世話を焼くほど愛着も湧いてくる。
ドラゴンにも感情や性格…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ドラゴン動物園で働くことの光と影
ドラゴンキーパー、それはドラゴンパークで働く飼育員のことである。
誰もが想像するようなドラゴンから、ワイバーンや蛇のようなワームまで、多種多様なドラゴンを飼育するドラゴンパーク。地方公務員試験に合格した主人公は、何もわからないままドラゴンパークに放り込まれ、イチから仕事を覚えることに……。
ドラゴンがたくさん登場するというだけで楽しい本作ですが、懐いていた飼育員が去って悲しみに荒れるワイバーン、宝物を無くして寂しそうな犬型ドラゴンのピスヘント。人間だけでなくドラゴンたちにもさまざまなキャラクター性があり、新人飼育員の主人公の奮闘と共に物語に深みを与えています。
担当ドラゴンに嫌われてしまった…続きを読む