第39話「超ロックオン」
や、やばいって!やばいって!やばいよ洋介くんっ!
一時はもう駄目なのかも♪って思っちゃったりもしたけれど。
あ、愛梨もう洋介くんに、洋介くんにゾクゾクが止まらない.......
良い。やっぱりすごく良い。その鋭い眼光........
何で、何で洋介くんは愛梨のことをそんなに夢中にさせてくれるの.......
ついさっき彼らにシュートと共に切った啖呵もそうだけど、そのすぐ後に
あ、あの轟木兄弟を、二人同時にアンクルブレイクするなんて.......
な、何よそのクールすぎる演出
ただでさえ、ただでさえすごいのに、さっきまでとは動きがまるで.......
あ、あれが本当に本当の洋介くんなの?
こ、今度はマルセロルーレット! に そのままシャペウ!?
やばい、やばいって一人でどんどん守城の選手たちを抜いて.....
って、ま、また轟木兄弟の二人を、ア、アンクルブレイクで転ばして!?
よ、洋介くん、本当に愛梨もう......
す、すごすぎるよ。すごすぎる
あの轟兄弟だよ......。
さっきまで彼らに完封されていた光景がまるでもう嘘の様........
それにお得意の卑劣なラフプレーも彼のフィジカルの前には全くもう.....
誰がどう見ても、あの彼らがもう洋介くんには手も足も.......
ふっ、ふふっ、あ、あんな轟木たちの顔見たことない。
面白い。面白すぎるよ。洋介くん!
って、こ、今度は、あれはファルカンフェイント!?
も、もう洋介くん.....。ほ、本当になんなの?
まさか、本当に本当にこのまま一人で.......
って、う、嘘でしょ、あの、あの体勢と角度から!?
って、あっ、お、惜しいっ!ポ、ポスト!
ボールがすごい勢いで跳ね返って.....
って、え?
う、嘘でしょ、な、なんでもうそこに......
し、しかもそのまま......お、オーバーヘットシュートォ!?!?
やばい。本気で愛梨やばいって。
決まったけど。ゴールに決まったけどそんなことより
そんなことより愛梨の心臓はもう........
「誰が誰より弱いって?」
そ、それに、地面に転がった轟達にそのセリフって......
も、もうこんなの完全に......
完全に.......
き、決めた。絶対に決めた......
愛梨もう絶対に洋介くんを落とす.......
何が何でも洋介くんの愛梨のものにする......
本気で落とす。
ぜ、絶対今日こそlineも交換する。
絶対に絶対に愛梨に振り向かせてみせる
「.......」
って、ん?
あのあっちにいる可愛い女の子......
どこかで.......
えーっと、最近......って、あ
思いだした。
白鳳のマネージャーさんだっけ。
ん? 偵察?
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