応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 山羊飼いの少年④への応援コメント

    柊圭介様

    心臓のドキドキが異なる種類のドキドキ…否、ゾワゾワ…に変わりつつあります。美しいジュールが…そのうちに〇的に搾取されるのではないかと。そういう展開が来ませんように(祈)

    作者からの返信

    コメントを頂いて、すごくまっさらな気持ちで読んでくださっているのが伝わりました。感性が繊細というか。するどいですね。
    決して明るい展開ではありませんので、ゾワゾワが現実になってこれは嫌だとお感じになったら、どうかご無理なさらないでくださいね。そこはどうぞお気遣いなくお願いしますm(__)m

  • 山羊飼いの少年③への応援コメント

    柊圭介様

    こちらまで心臓がドキドキしてきました。
    この常ならぬ鼓動を、もしかしたら、
    柊圭介様に聞かれてしまったのではないかと……
    ヤバいです。ジュールの美しさ。

    作者からの返信

    ブロッコリー食べたいさん、コメントありがとうございます。
    「美しさ」を描くのは難しいですね。常ならぬ鼓動を一緒に感じていただけて嬉しいです。
    そして、まだ序盤にもかかわらずたくさんの星を頂戴し、またも恐縮しています。本作がご期待に沿えることを祈っております。応援を下さりありがとうございますm(__)m

  • への応援コメント

    柊圭介様

    傑作と名高い『ジュールの森』……この禁断の森に、についにたどり着きました!
    初BL……この緊張感! これから始まる新たな世界。自分はいったいどうなってしまうのか。ついて行けるのか。いろいろわくわくしております。
    それにしても、美しい文章にうっとりします。

    作者からの返信

    ブロッコリー食べたいさん、
    禁断の長編にも足を踏み入れてくださり(笑)ありがとうございます。いえ、自分は読者の方に恵まれているだけですので…。なにせ初めて書いた小説ですから、どうかどうか、ハードルを低めにお願いしますm(__)m
    ジャンルはBLですが、筆者としては青春の話、というつもりです。どのようにお感じになるか、こちらこそ緊張しています。
    長いですのでどうぞご無理のないよう、お付き合いください。

  • 故郷⑤への応援コメント

    柊圭介様

     途中で止められなくなってしまいまして、結局最後まで読んでしまいました(#^.^#)
     とても素晴らしくて。言葉にならない……
     最後が、本当に等身大の二人になれて。向き合って、手を取り合って、一緒に歩いていこうと言えるようになったことが本当に嬉しいです。
     そして、やはりそこへ向かう原動力は、いつも相手を愛して思いやる心なんだろうなと。
     この作品を読むことができて本当に良かったです。
     何回も読み返したくなる気持ち、わかります。 
     そして、どうしてこれが未だに本になっていないのかしらと思ってしまいます。
     紙の本として手に取りたいです。
     素敵な物語をありがとうございました!

    作者からの返信

    ☆涼月☆さん、
    終盤にかけて一気に読破してくださり、感激しました。本当に光栄なお言葉ばかりで、こちらこそお礼の言葉がありません。
    等身大の二人というのがすごくしっくりと来ました。もう自分を偽ったりごまかしたりせず、家に縛られることもなく、手を取りあって歩いていって欲しいと作者も思います。
    万人受けする話じゃないのは自分もよく分かっていますので(笑)こうして最後までお付き合いいただけるだけでも本当に幸せです。そればかりかたくさんの星とあたたかいコメントをくださり、とても励まされました。
    心よりお礼申し上げます。ありがとうございます!m(__)m

  • 故郷③への応援コメント

    柊圭介様

     アランはまた大きな十字架を背負って生きていたのですね。
     なんで、どうしてこんなことにと思わざる負えませんが、ジュールが去った後、ここでも色々なことが起こっていたのですね。
     そして、お父さんはジュールと同じ文学青年だったのですね。
     こんな風に繋がれて、きっと嬉しかったはず。
     ジュールは愛されて生まれてきた。ヤンの言葉は真実でした。
     ジュールはようやく、一つの居場所を見つけることができたのかなと思いました。

    作者からの返信

    アランはジュールの回想の中でしか登場しませんが、やっぱりどの人間にもその人の考えや生き方がありますよね。すこしでもこの幼馴染の苦しみを残しておきたかったです。どの世界でも、自分がいなくなってもそのあとに必ず話が続いているのではないかと思います。ジュールのようにそれを目の当たりにするのは厳しいですが。
    この世にいない人のことも最後に触れておきたかったです。父母のことを知って、ヤンの言ったことが真実だと思えたら何よりですね。

  • 迷える者①への応援コメント

    柊圭介様

     え! 今が一番幸せな瞬間なんですか!
     そんな(ノД`)・゜・。
     ジュールとヤンのお互いへの気持ちが生きる砦。本当に尊いです。

    作者からの返信

    ギヨームの保護がなくなって、一からやり直さなければいけないジュールにとって、現実はすごく心許ないものですね。それは恋人と一緒にいるから解決するものでもなく。でもヤンへの気持ちだけが自分の拠り所になっている、それを伝えられたことは、純粋に幸せだと感じる貴重な時間だったのだと思います。

  • 同棲①への応援コメント

    柊圭介様

     ジュールがやっと素直にヤンに頼ることができたのかなと思いました。
     好きな人、大切な人だからこそ、たくさんの罪を背負っている自分の罪を背負わせたくない。今まではそんな風に思っていたのかなと。でも、今回は一緒に背負って欲しいと。甘えることができたのかなと。なんとなく、赦して欲しいの言葉に感じてしまいました。ヤンによって浄化されるような、そんな気持ちでもあり。
     すみません。上手く言葉にならないのですが……

    作者からの返信

    これだけのシーンでジュールの気持ちを深く読み取って下さり、とても嬉しいです。
    「ヤンによって浄化されるような」確かにそういう感触ですよね。ジュールにとってはヤンのひと言こそが一番求めていたもので、自分を救ってくれるものだったと思います。

  • 報復④への応援コメント

    柊圭介様

     ヤンの報復の仕方は間違っていないと思います。命の叫びには命を。でも、最後はちゃんと外しましたからね。フレデリックさんがここからどんな人生を送っていくのかわかりませんが……
     ジュールはまた別れが訪れてしまいましたね。でも、合格通知だけは確かな形で手元に残ってくれるといいのですが。
     エレーヌさんの気持ちはとても良くわかるので、責められません。むしろ、ここまでちゃんとジュール自身のことは理解していたし、耐えていたのですよね。
     それぞれの人々の生き様が折り重なっていて、でも上手くいかなくて切ないです。

    作者からの返信

    ☆涼月☆さん、コメントをありがとうございます。
    ヤンのやり方は極端なものではありますが、命には命ををいうところと、わざと外したところを汲んで頂けて嬉しいです。
    ジュールにはまた大きな別れになってしまいました。どんなに頑張ってもどこかで覆されるというか、取り繕ったまま生き続けることはできないのではないかと思います。エレーヌは簡単に意地悪な人という風に書きたくなかったので、彼女なりの愛情や複雑な心情が出ていれば幸いです。
    みんなそれぞれの思いがあって、それがずれていくのは本当に切ないですね。

  • 新しい生活①への応援コメント

    柊圭介様

     エドガー! もうまた泣けてきました。
     なんでいい子がこんなところで短い命を散らさなければいけないのかと(ノД`)・゜・。
     ジュールとエドガー、最悪の場所で心通って、心の奥で支え合っていたのですよね。本当に悲しいです。

    作者からの返信

    エドガーにあたたかい気持ちを寄せて下さり、ありがとうございます!
    はっきり言葉に出して言うことがなくても、お互いを大事な友と思っている、そういう関係を書きたかったです。
    エドガーにはこの場所の負の部分を全部引き受けてもらったような感じですね。ジュールにとっても一生忘れることのない人間だと思います。

  • 明暗⑤への応援コメント

    柊圭介様

     正に、明と暗ですね。
     どうかこれが最後の苦痛であって欲しいと願うばかりです。
     それにしても、ジュールを傷つけた人物、一体誰なのでしょうか。
     ギヨームの教育熱に火をつけたジュール。本当にこんなところで埋もれてはいけない子だと思います。救い出してもらえて良かったです。

    作者からの返信

    ☆涼月☆さん、
    章の趣旨を分かっていただけて嬉しいです。少しだけ喜びが与えられたかと思った矢先に、目に見える汚点がついてしまいました。このことがルネの店を去るきっかけになったのも皮肉です。
    ギヨームがいて本当に救われましたね。もしもこの人がいなければどうなっていたか分かりません。

  • 出会い④への応援コメント

    柊圭介様

     ヤンを思い出すところ。幸せだった日を思い出したシーン。また泣きました! もう何回泣かされるのかしら(^^)
     ジュールにとって、正に出会いですね。この先にどんな未来が待っているのか。とても気になります。

    作者からの返信

    こんなに沢山読んでくださって、本当にありがとうございます!
    今まで堪えてきたものがヴェルレーヌの詩で一気に溢れ出してしまいましたね。ジュールの心情にこんなに寄り添ってくださってこちらこそ感激しています。
    先生との出会いはこの先に大きく影響していきます。丁寧に読んでくださり、とても励まされます。ありがとうございます!m(__)m

  • 袋小路④への応援コメント

    柊圭介様

     エドガーとの出会いは地獄に仏のレベルですね。
     フレデリックの歪み方が酷過ぎて、哀れですね。
     袋小路の先が拓ける事を願うばかりです。

    作者からの返信

    エドガーに救われましたね。ジュールとは対照的ですが、このあたりの章ではとても大事な役目を背負ってくれています。フレデリックのような独善的な利己主義の人間はどこでもどの時代にでもいるのではないかと思います。確かにここまで歪むと哀れでもありますよね。

  • 袋小路②への応援コメント

    柊圭介様

     ようやく、薄らいだ悪夢がまた顔を出してしまいましたね。なんて理不尽な世の中でしょう。ジュールもヤンも悪くないのに、周りの悪意にこんなに振り回されてしまう。怒りが湧いてきますが、本人達は生きることすら辛いですね(TT)

    作者からの返信

    ヤンもブルジョワと言ってもまだ学生の身ですし、ジュールは一番社会的な身分が低いので、力のある者が決めることに振り回されるばかりです。他人の決める理不尽に従わなければならない悔しさと絶望がこの章で書けていればと思います。

  • 別離②への応援コメント

    柊圭介様

     泣きました。二人の心がどーっと入り込んで来て、泣きました(TT)
     ジュールはヤンに救われて、ヤンはジュールに救われる。
     デュックの様子の変化とラストの笑顔は救いです。

    作者からの返信

    このシーンで泣いて下さるなんて感激です。二人の心情を深く感じて下さったのが伝わります。この場面はとても難しくて何度も書き直したので、お言葉がすごく励みになります。空気の変わり方も感じていただき、ありがとうございます。m(__)m

  • 別離①への応援コメント

    柊圭介様

     ヤンの気持ち、ジュールの気持ちが丁寧に丁寧に書かれていて、頷きながら読んでいました。見事です。
     そしてランボーの詩集に込められた思い、記憶。ヤンにとってもですが、これからはジュールにとってもですよね。切ないです。

    作者からの返信

    ☆涼月☆さん、
    続きを読んでくださりありがとうございます。二人の気持ちを汲んで頂いたコメント、とても嬉しいです。
    ランボーの詩集にはこういう過去がありました。仰るとおり、ジュールもその重たさを一緒に感じることになってしまいましたね。

  • ヤンの話④への応援コメント

    柊圭介様

     誰かが悪いと言うことでは無いのに、苦しい結末しかなかったことに、愕然とするとともに、現実にもたくさん起こっていることだなと思いました。
     本当に、『人生は思い通りにいかない』ですよね。

    作者からの返信

    もうここまでお付き合いくださり、本当にありがとうございます!
    19世紀に設定したのは、今よりも人生の選択肢が限られているからですが、現代でも隠れコンスタンのような人はいるでしょうね。もしかしたらそういう人は昔より生きにくいかも知れません。
    嘘をついて自分と折り合いをつけてごまかしながら生きねばならなかったり。おそらく誰にでも当てはまるのでしょうが、人生はままならないものですね。
    こんなに読んでくださって優しいコメントもくださり、感謝です。ありがとうございます。m(__)m

  • ヤンの話②への応援コメント

    柊圭介様

     ヤンさんは、この方が初恋だったのですね!
     でも悲恋の予感。続きいきます。

    作者からの返信

    そうですね、ヤンの初恋の人間です。この章のみの登場なので、どれだけ人間らしく、しかも魅力ある人として書けるかが難しかったです。。

  • 初恋④への応援コメント

    柊圭介様

     とても情熱的で美しいシーンでした。
     ヤンにとってもジュールにとっても初恋だったのでしょうか。
     互いに気持ちを開放する時は切なかったのですが、両想いとわかって良かったです。ジュールにとっては悲しい記憶を塗り替えてくれた幸せな瞬間でしたね。本当に良かったです。

    作者からの返信

    この章は書いている者が顔から火が出そうでしたが(笑)ここまでこらえさせた分、とことん幸せに書きたかったです。ヤンは兄に嫌味を言われてごまかしたり、ここでもジュールに告白されて出て行ったり、逃げの立場でした。書く側としても気持ちはなるべく隠すようにしてきましたが、最後にやっと認めることができました。
    記憶を塗り替えるような幸せを感じていただけて何よりです。

  • アプリヴォワゼ①への応援コメント

    柊圭介様

     ジュールがようやく泣けましたね。泣けて良かったです。
     それでも、不安や恐怖が拭い去れるわけではないけれど、少なくとも辛うじてこの世に繋がったような、そんな気がしました。
    「嫌いにならないで欲しい」このセリフが強烈でした。
     嫌われるような、汚れた存在になってしまったと、ジュール自身が一番悲しんでいて、それでも救われたいと必死に願って、震えながら手を伸ばしているような気がしました。それに答えるヤンが温かい。そして、ヤン自身も悲しい経験があるからこそわかる気持ちなのだろうなと思いました。

    作者からの返信

    ☆涼月☆さん、
    たくさん読み進めてくださり、ありがとうございます。そしてこのシーンにお言葉を頂き嬉しいです。
    「嫌いにならないでほしい」というセリフを拾ってくださってありがとうございます。自分の話をすることで、せっかく出来始めた信頼関係が壊れる可能性もあったので、話したいという気持ちと同時に、話すのが非常に怖かったとも思います。震えながら手を伸ばすという表現がまさにそうだなと思いました。ヤンのあたたかさは予想もしていなかったんでしょうね。堰が切れたように涙が出るのはこういう時ではないでしょうか。

  • アプリヴォワゼ②への応援コメント

    いち日いちエピソードと決めて、おおよそ三ヶ月。こんな風に物語を読んだのは初めてでした。毎日その時間があるのがすごく楽しみでした。
    改めて、あの結末に至るまで色々あって長かったなと感じます。

    どこにメッセージいれようかな?と思いましたが、微笑ましい光景と共に
    「ド・レ・ミ・ファ・ソ。ソ・ファ・ミ・レ・ド。」
    の音が心地良く心に残っているこのページにしました。
    ジュールとヤン、本当にういういしいです。たどたどしい汚れのないピアノの音が二人の心そのもののような感じ。
    ここはフレデリックの目を通しての描写ですが、自分の目で覗いているように思えます。

    この先どうなるんだろう?っていうドキドキワクワク感が物語を読む醍醐味だと思うのですが、ストーリーを知っていても読みたくなるのは何でだろう?って考えてました。
    内容をもっと深い所まで分かりたいとか、もう一度あの風景や言葉に浸りたいとか、書き方を参考にしたいとか。色々ありますが、またジュールとヤンに会いにいきたいっていう気持ちが一番大きいかなって思います。

    そして読む毎に、初めて読んでいるように胸に刺さるのはどうしてなんでしょうね。
    私が記憶喪失だからなのか、この物語が生きているものだからなのか、どちらかだと思います^ ^

    作者からの返信

    ふうこさん、とても嬉しいコメントをありがとうございます!このように味わって読んでくれる方がいて作品も作者も幸せです。
    意外なところにコメントが!と思いましたが、なるほどと思いました。ういういしい二人。ちゃんと細かいシーンまで覚えていてくださってるんですね。このあたりは話もまだ序盤で、読者の方はこの先に待っていることはなかなか想像しづらいでしょうね。でも展開やラストまで知っていてもまた読みたくなる、二人にまた会いたいと思ってもらえるのは、それこそ彼らが生きているようで本当に嬉しいです。
    こうして愛情を持って読んでくださるおかげで物語が生かされているのだとも思います。
    僕は、これを書けて、生きててよかったと思いました。大袈裟ですけど(笑)本音です。作者ってみんなそうかも知れないけど、これは自分には特別です。だから大事に読んでくださったことが感謝してもしきれません。
    改めて、お礼申し上げます。
    ありがとうございます!

  • ジュールの話④への応援コメント

    柊圭介様

     読む手が止まらずにどんどん読み進めてしまいました。
     とても簡潔で美しい文章に、フランスの美しい田園風景と人々の悲喜こもごもが描き出されていて、世界観にどっぷりと浸かりながら読んでおりました。
     登場人物一人一人にある背景が丁寧に描かれていますね。あまりにも悲しい運命。でも、抜け出したくて足掻いて、一筋の光を見つけては裏切られ、それでもあきらめきれずに光を求めていく、そんな人間の姿が見えました。
     加害者側にも気持ちの上がり下がりがあって。自分が受けた辛さのはけ口を弱い者に向けてくる愚かさ。そう思っても、私自身もきっとやってしまっているのではないかと、恐ろしくも感じます。
     続きも心して読みたいと思います。
     

    作者からの返信

    ☆涼月☆さん、こちらへお越しくださりありがとうございます!しかもここまで一気に読んで頂けるとは!光栄なお言葉に感激しています。
    色んな登場人物が出てきますが、それぞれに人間を感じさせるようにしたいと思っています。物語の趣旨もすでに汲み取って下さっていて驚きました。丁寧に読んで頂きとても嬉しいです。
    人は強さと弱さが紙一重のようなものですね。この後も色々ありますが、長いのでどうか無理のないペースでお付き合い頂けたら幸いです。本当にありがとうございます!m(__)m

  • 明暗⑤への応援コメント

    既に♡を付けてました。
    ギヨーム先生の暗唱でジュールが涙する場面は、後からコメントを入れたと思うので、この物語の中のエピソードで最初に♡を入れたのはここだったのかな?(もしくは暗唱場面に♡だけ入れたか?)

    初めて読んだ時は印を付けるのをずっと我慢していて、でもたぶん、ジュールがやっと救われて、嬉しくて堪らず押しちゃったんだと思います。
    ヤンだけには話せた辛い過去と、誰にも話せずに自分の中に押し留めていたヤンの事からここでの苦しみ全てを語る事が出来て、ジュールはしっかりと先に進んでいけると思います。
    「君は幸せにならなければいけない」ですね。

    作者からの返信

    自分も以前にどなたかの作品を読んでいるとき、応援のボタンを押すことができずに最後まで読んでしまったことがあります。恥ずかしかったからですが。
    今までの章で暗い話が続くので、ともかくここまで読んでくださる方には本当に感謝です。ギヨームは自分のことを話した二番目の人ですね。この先生には全部を打ち明けてもいいと思います。その後のギヨームのセリフはこれしか出てきませんでした。

  • 出会い③への応援コメント

    次のエピソード「出会い④」の♡は既に押されてしまっていてもう押せない…(なので、こちらにコメント入れちゃいました)

    やっぱり④は強く強く印象に残っているし、やっぱり込み上げてくる物があります。
    本当のジュールが顔を出して、愛おしすぎます。「ギヨーム先生、どうかよろしくお願いします」と願わずにおれません。

    スルーしてしまおうとしつつ、少し(ジツハ、カナリ)気になっていた事。
    この前消したコメント、たぶん気づいちゃってましたよね? 書き方が何か変だった事と、書いた物を消してしまった事、ごめんなさいでした。

    作者からの返信

    再読でここまで読み進めて下さりありがとうございます。この章はなにげに思い入れがあるので、強く印象に残ると言って頂けて嬉しいです。④では読む方にアプリヴォワゼの章を思い出してもらえるかがカギでもあるんですが…
    あと、コメントのことはどうか気にしないでください!この小説は確かに自分のために書いたので、色んな人物が言っていることは自分にベクトルが向いていると思います。でもほかの誰かのためにもなると言って頂けたら、ここに投稿してよかったと思います。ありがとうございます。

  • 出会い②への応援コメント

    待ってました!
    ギヨーム先生、来てくれました。ジュールの最初の印象、そうそう、野良猫のような目をしてましたね。

    作者からの返信

    こちらにもコメント下さりありがとうございます。待ってましたなんて嬉しいです。
    ギヨームの登場シーンはさりげなく地味ですね。ジュールの第一印象ですでに何か見抜いているようです...。

  • 初恋④への応援コメント

    恋心と同時に、忌まわしい記憶が甦る。なおさら、ジュールは苦しんだだろうと思います。
    初めてのキス。愛しい手。幸せだと微笑む彼に、泣きたくなりました。
    どうかこのまま、と願ってしまいますが、まだ序盤ですね。果たして……。

    作者からの返信

    プラナリアさん、コメントをありがとうございます。
    記憶と直接的に結びつく事柄だけに、自分の感情に苦しみますよね。でも思い合う相手と結ばれたら全部塗り替えてくれるように思いました。幸せだと口にできたのは大きな進歩ですね。
    ようやく始まったばかりのふたりの関係ですが、これからうねっていきます……。

  • アプリヴォワゼ④への応援コメント

    心にこびりついた無数の手の跡。突き刺さるようです。
    無かったことにはできない。
    けれど、ヤンと過ごす日々の中で、ジュールの傷跡が和らいでいくことを願います。あなたは、こんなにも美しいのだから。

    作者からの返信

    優しいお言葉をありがとうございます。そうですね、なかったことにはできないけど、真摯に思ってくれる人のあたたかさに触れることで少しずつ傷が小さくなれば…と思います。
    それから、早くも過分の星を頂戴して恐縮するとともに感激しています。大変励みになりました。ありがとうございます。m(__)m

  • 別離②への応援コメント

    別離①のジュールが切な過ぎました。
    ヤンの話を聞いて心を痛めながらも、覚悟を決めて勇気を振り絞りってヤンに会いに行き、必死にヤンの心に灯りをともそうとしたのに、受け入れてもらえなかった。
    涙…

    ここでヤンの方から出向いていってくれたので救われました。
    昨日からのジュールの強い心が折れる事なく、ヤンに向けて心のままに放たれる言葉が胸を打ちます。
    小道具と猟犬の描写が二人を一層際立たせますね。

    ピアノとか本とか泉とか煤とか‥‥‥微笑ましくて美しい情景の中に心理を描いていける所が凄いな〜と♡

    作者からの返信

    ふうこさん、再読に加えてコメントも下さりありがとうございます。
    ①での事はジュールに追い打ちみたいな虚しさを与えますよねきっと。ヤンにはアプリヴォワゼの章でさりげなくランボーを無視させてみたりしましたが、こういう記憶をなぞるのは、聞かされる方より話す当人の方がダメージが大きかったりするんじゃないかと…。
    この回はきれいな言葉にならないよう気持ちをストレートにぶつけたかったのですが、なかなか難しいものですね。胸を打つなんて嬉しいです。小道具や猟犬にも目を留めて下さって、ありがとうございます。
    煤のところも書くか書かないか迷ったんですが、そう言って頂けるとほっとします。丁寧に読んでくださり感謝ですm(__)m


  • ジュールの話③への応援コメント

    一人で抱えるには、あまりに酷い記憶ですね……。
    ジュールが生き延びて今に辿り着いてくれたことに感謝します。彼の幸せを祈りたいところですが、あのお屋敷も不穏なところがありますし、どうなっていくのでしょうか……。

    作者からの返信

    プラナリアさん、長編にお越しくださりありがとうございます。
    確かに一人で抱えるには重たいですね。同時に誰かに言いたくても言えるようなことでないのがまた苦しさを強くしますね。
    命は救われましたが、この後も色々な展開が待っています。どうかご無理のない範囲でお付き合いいただけたら何よりです。ありがとうございますm(__)m

  • 故郷④への応援コメント

    「やばい」
    やっぱり、やばいです。一つ前にあった応援コメントの言葉がとっても的確に思えます(^^)

    そりゃあ、荷物落としてしまいますよね。
    このヤンとジュールの再会の場面は最も大好きな場面です!
    「荷物を落とさないでくれよ。道具が入ってるんだから」
    本当に長い間、求め合い続けていたのに、ヤンが最初にジュールに投げ掛ける言葉、最高です!

    それから、自分が幸せな子供だったってジュール自身が思えた事と、神父さんが「君は強いな」って言う言葉を掛けてくれた事がすっごく嬉しかったです。

    最後のページに応援コメントをもう書き込めないのでこっちに書きますが、ラストシーンのシルエットがあまりにも美しいので、額に入れて心の中に飾っておきます。

    またここを訪れたくなる事がこれから何回もあると思うので、この物語はず〜っと残しておいて下さいね!

    作者からの返信

    こちらにもコメントをありがとうございます。細部にわたって丁寧にご感想頂きとても嬉しいです!
    この再会のシーン、ヤンが振り返るところをずっとイメージしていました。そうですね、何年も求めあっていた挙句のこのセリフは何でしょうか(笑)最後までヤンらしいですね。
    この章は神父さんが鍵ですが、この人が誘導してくれたおかげでジュールも自分の生い立ちや今までのことを前向きに考えるきっかけになったと思います。「強い」という言葉に目を留めてくださって嬉しいです。ここまで生きてきたんだからせめて誰かに言わせてあげたかった!

    ラストのシーン、そう言って頂けると光栄すぎて感動しました。自分のイメージが読んでくれる方にも伝わるのはすごく幸せですね。

    この物語をこんなに大事に思ってくださり、感謝に尽きません。ずっとこちらに置かせていただきたいと思っています。本当にありがとうございます!

  • 故郷①への応援コメント

    急にまた読みたくなって最終話だけにやってきました。
    「あー、これこれ」と思いながら、悲しいかな忘れてしまっているものですね。
    あれから色々な作品を目にしてきましたが、やっぱり「ジュールの森」は特別です。

    「辛かったね、ジュール」
    神父さんの言葉に、以前読んだジュールの過去が蘇ります。

    最終話、再びゆっくり味合わせて頂きます!

    作者からの返信

    ふうこさん、
    またお越しくださってありがとうございます!ネットの小説で読み返していただけるなんてすごく幸せなことです。『ジュールの森は』自分にとっても特別なので、そう言って頂けて本当に嬉しいです。重たい話でしたが、この最終話に色々集約することができていればと思います。優しいお言葉、本当にありがとうございます!

  • 故郷⑤への応援コメント

    素晴らしいストーリーにずっとうなされながら最後まで拝読しました。文学的な文章から緻密なストーリー構成まで、是非プロ作家としてデビューしていただきたいです。

    それにしても、最後の最後で二人が平和な生活を得られてよかった。

    作者からの返信

    ひろたけさん、
    怒涛のように最後までおよみくださりありがとうございます!さぞお疲れになったのではと思いますが、それに加えて光栄なレビューまでいただき、感激しています。
    これはカクヨムなどを知らない頃に自分のために書いた話でした。でも書き上げると誰かに読んでもらいたくなり、改稿してこちらに発表しました。非常に個人的な感情が詰まっていますので人様に読んでいただくのは怖い気持ちもありますが、こうしてあたたかいご感想をくださると、やはり出してよかったのだと思います。
    お時間を取って読了いただき、心からお礼申し上げます。ありがとうございました!m(__)m

  • 故郷③への応援コメント

    戦争は罪ですね。人の命を傷つけ、心も傷つけ。

    作者からの返信

    ようやく少しだけ父の若かりし頃の話を挟むことができました。
    フランスの小説ではプロイセンは敵国として悪役に徹することが多いですが、それでも一人ひとりにはそれぞれの事情があったはずだと思います。

  • サクリフィス④への応援コメント

    またもまぁ。どうして男って生き物は……。

    作者からの返信

    そう言われるとこういう脅しは男って生きものならではのやり方なのかも知れませんね。

  • 同棲②への応援コメント

    何か匂っていたギヨームの偽善性。ここに来てはっきりして来た気がします。

    作者からの返信

    ギヨームはこの時代に(多分今でも)ほとんどだった隠れ同性愛者として描いていますので、偽善とすればそれは妻に対してのものですよね。この夫婦はこれから何かを取り繕って生きていかなければならないでしょう。

  • 再会③への応援コメント

    ギヨーム、切ないですね。でも、身を引くんですね、ここは。

    作者からの返信

    ギヨームの心の中も本当は穏やかではないかも知れませんが。でもこの気持ちは彼が一番よく分かっているのではないでしょうか。

  • 再会①への応援コメント

    この男、根っからの悪人には思えないんですが。何かありそう。

    作者からの返信

    根っからの悪人というよりは小心者ですね。
    こういう卑怯な人、世の中にそこそこいると思います。

  • 新しい生活⑤への応援コメント

    ドイツの大学って本当に大変なんですよ汗
    日本の大学からは想像もつかないくらい。外国人がドイツの大学でやっていくって増してやもうとんでもないことです。

    作者からの返信

    ドイツの大学におられたんですね。
    普通は入ってからが大変だから、日本の大学はもしかしたら特別なのかも知れませんね。

  • 新しい生活①への応援コメント

    エドガー、マジか……。
    言葉がありません。

    作者からの返信

    エドガーにはすべてを引き受けてもらったという気持ちです。彼は自分の中でもとても大事なキャラクターです。

  • 袋小路①への応援コメント

    キリスト教の教えというのもいい加減なものですね。同性愛は罪といいつつ、男色が裏ではこうやって蔓延っていたんですね。

    作者からの返信

    改稿するときに19世紀の男色の資料があったのが役に立ちました。フランスではすでに同性愛は犯罪ではありませんでしたが、こういう場所は女性の娼館とは違って裏の存在ですね。


  • 編集済

    罠④への応援コメント

    フランスから見たドイツってどうなんでしょう。やはり、歴史的にも文化的にもドイツは田舎ですし、「ドイツへ留学」って、当時は都落ちのようなイメージがあるのですが。バイエルンの元々の意味は「野蛮人」ですし。今でこそ、ヨーロッパを牽引する経済大国に成長しましたけど。

    作者からの返信

    普仏戦争から20年ぐらいあとの時代ですが、フランスにはまだ反ドイツな風潮はあったと思います。でも同時に学ぶところもたくさんあったはずで、この頃になると医学とか、文学とかの学問も影響を受けていると思います。僕は詳しくないので申し訳ありませんが、今やドイツはヨーロッパになくてはならない国ですね。


  • 編集済

    罠③への応援コメント

    ヨーロッパの暗い陰の歴史ですね。といいつつ、今もこういうことはいくらでもありそうですが。
    煌びやかな王朝文化の陰で、非人道的な人身売買が行なわれ、権力も加担していると。

    柊さんはフランスの社会や文化、歴史に相当精通されているように見受けられます。

    作者からの返信

    いや、そこまで精通しているわけではないのです。この話を19世紀の設定にしたのは、現代だと生々しくなってしまうと思ったのもあります。改稿するときにかなり調べる必要はありました。これもひとつ勉強になりましたね。

  • 罠②への応援コメント

    エグイ……。予想された展開とはいえ。

    作者からの返信

    読者の方はおそらく予想されていると思いますが、この先からがひとつの谷ですね。

  • 別離②への応援コメント

    「あんな紙のかたまりなんか抱いて思い出に耽ってるより、目の前の、生きてる、血と骨と肉のかたまりに抱きつく方がずっとずっといいじゃないか」

    これ、格言だと思うのですが、どうでしょうか!
    言葉選びがいつも思うのですが、文学的ではっとさせられてばかりです。

    作者からの返信

    ひろたけさん、
    続きにお越しくださりありがとうございます!
    このセリフにはすこし幼さも混じっているかと思いますが、大人になってもきっと同じことかも知れませんね。格言だなんて恐れ入ります。
    言葉にも言及していただき光栄です。

  • 故郷⑤への応援コメント

    最終話、素晴らしかったです! もちろんそれまでも良かったのですが、二人のこれまでの全てはこの日のためにあった、そんな気がします。祝福しか。。。

    完結お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

    作者からの返信

    叶さん、
    完結までおつきあい下さり、本当にお礼の言葉がありません。しかもこのようなあたたかい祝福をいただいて、この話を書いてよかったと心から思います。
    本当は読んでいただく度に不安で不安で縮み上がっていました。この小説はもともと自分の思いを吐き出すために書いたので、人に読んでもらっていいのかと思うこともあり、まだ怖い部分が大きいです。なので最後までお読み下さり、こうしてお言葉を頂けるのはほんとに贅沢だと思っています。
    そして素晴らしいレビュー、感激です。自分にはもったいないほどのレビューです。ここまで表現して頂けるとは、頭が上がりません。
    長い物語にお付き合いくださり、本当にありがとうございました。心からお礼申し上げます!m(__)m

  • 故郷④への応援コメント

    やばい、色々とやばい。
    (語彙力)

    作者からの返信

    色々と、ですか。どうしよう、気になりすぎます。

  • 故郷②への応援コメント

    ここに来てあのアランが!

    作者からの返信

    アランを覚えていて下さって嬉しいです。知っていて何もできなかった立場もすごく苦しいと思います。
    自分の知らない間にこんなことになっているのも、やるせないですね。

  • ふたつの心⑤への応援コメント

    そうなるのかー!

    作者からの返信

    もうここまでお読みくださってありがとうございます!
    彼なりの方法でけじめをつけました。

  • ふたつの心①への応援コメント

    「犬と狼の時間」にこのやるせなさ。
    ほんと、何とも言えない。

    作者からの返信

    犬と狼の間、気づいてくださいましたか。
    景色とはうらはらの皮肉ですよね。

  • サクリフィス④への応援コメント

    またか!

    作者からの返信

    自分が卑屈になっているときは自分より弱そうな者に八つ当たりをするのが人だと思います。

  • 迷える者③への応援コメント

    やっぱりドイツの医学とフランスのそれとではかなり違う気がしますね。基礎が。

    作者からの返信

    そうかも知れませんね。医学生にひと言喋らせるためだけにいろいろ調べた覚えがありますが……疎くて抜けてしまいました

  • 迷える者②への応援コメント

    このコンシェルジュ?のおばさん、なんか存在感ありそう。

    作者からの返信

    たまにはこういうおばさんが出てこないと重たいので助け船を出してもらいました。コンシェルジュはアパートの陰の支配者ですね。

  • 報復③への応援コメント

    まだこっちの報復が残っていたのか!

    作者からの返信

    叶さん、ありがとうございます。
    はい、もうひとつの話が残っていました。これを報復と言い表していいのか、分かりませんが。いつかはこういう時が来ると思っていました。

  • ヤンの話④への応援コメント

    何処か本作はヨーロッパの文学を思わせる部分があったんですが、はっきりしました。ストゥルムウントドランクですね。ゲーテの『若きウェルテルの悩み』とかあの辺りの悩める青年たちの激情と破滅。まさにこの展開はこの疾風怒濤の作風だと思いました。

    作者からの返信

    その言葉を知らなかったので思わず調べました(笑)
    ウェルテルは読んだことありますが、ドイツの作家に疎くてすみませんm(__)m なるほど、そういう運動だったんですね。
    この章は難しかったです。長編の中の短編みたいにまとめなければいけなかったので、かなり濃縮した内容になりました。確かに疾風怒涛のような過去をヤンは経験してしまいましたね。

  • ヤンの話②への応援コメント

    純文学としての美しい文体と表現力が目を引きます。Web小説でこのクオリティは勿体ない。出版して紙の本にしたいですね。

    作者からの返信

    こちらこそ勿体ないお言葉をありがとうございます。この長編は序盤ゆっくりですし、軽い語りじゃないのでウェブ小説のノリが好きな方には合わないだろうなと思っています。なので、謙遜ではなく、読みたいと思ってくれる方や分かってくれる方がいれば充分ありがたいです。

    編集済
  • 秘めごと④への応援コメント

    柊圭介さんの作風って、ドロドロした人間のどす黒い心理描写に真価があると思います。美しいだけじゃない、人間の裏の醜い部分というか。そういう部分を生々しく描き出されると、ちょっと真似出来ないですね汗

    作者からの返信

    人間の裏の醜い部分、誰もが持っているものですよね。このフレデリックにしても表の顔はとても好青年だけど心の中は違うことを考えている。でもマンガのような悪人もその裏に隠した心理があったりして。複雑ですよね。そういうのは実生活で言葉にしづらいもので、小説だから書けるのかも知れないと思います。

  • 秘めごと③への応援コメント

    やっぱりフレデリックはヤンに嫉妬してますね。裸の絵を描いている人がプラトニックラブだけ追い求めているとはいえないでしょう(^-^;

    作者からの返信

    嫉妬していると分かっていて認めたくないんでしょうね。なので自分の正論で都合の良い方に持っていくのでしょう。

  • 秘めごと②への応援コメント

    これ、フレデリックは嫉妬してる?

    作者からの返信

    はい、それはもう大変に。

  • 初恋④への応援コメント

    とうとう結ばれた!ヤンの告白の言葉が美しい!性描写もなるほどーと参考になります。

    作者からの返信

    読者の方にとってはやっと、ですね。ヤンの言葉はジュールの幼い告白よりも包容力のあるものにしたかったです。性描写の加減は作品の色次第で難しいところですね。

  • 初恋②への応援コメント

    どうしよう……。ニヤニヤが止まりません汗

    作者からの返信

    頭よりも先に体の方がリアクションするようで...。困ったものですねw

  • 初恋①への応援コメント

    美少年たちの、外での裸の戯れ……。大好物過ぎて鼻血が出そうです(^-^;
    また、ヤンの身体の描写が艶めかしくて、ジュールの裸になるのを躊躇する純情さもまた愛おしくて、このエピソードここまで読んで来た中で一番好きです!

    作者からの返信

    たくさん読み進めて下さりありがとうございます!
    大好物なシーンでしたか(笑) 美術館なんかでもふいにどきっとするような艶かしい彫刻があったりしますね。ここではジュールはまだそういう体に対する憧れだと思いたいようですが...。


  • 編集済

    再会①への応援コメント

    そっち? 再会ってそっち?

    作者からの返信

    そうなりますよね...
    こっちの再会はしたくない方でした。
    タイトルに絡めて二つの事を書いている章も時々あります。


  • 編集済

    新しい生活④への応援コメント

    バカロレアに合格するのってめちゃくちゃ大変なイメージがあります。本当に頑張ったんですね。

    作者からの返信

    叶さん、コメントありがとうございます。
    当時は中等教育を受けるのも限られた階級だったと思います。ジュールの立場で巻き返すのは相当頑張ったでしょうね。
    こんなに読み進めて下さりとても嬉しいです。ありがとうございます!

  • ヤンの話③への応援コメント

    コンスタントって事かー

    作者からの返信

    叶さん、読み進めて下さって本当にありがとうございます。
    そうです、コンスタントの意味ですね。

  • アプリヴォワゼ⑤への応援コメント

    『椿姫』好きな作品です!
    小説版じゃなくて、ヴェルディのオペラですけどね(^-^;

    作者からの返信

    さすがお詳しい。オペラも有名ですね(観たことはないのですが)
    この『椿姫』はものすごく目に見えない伏線です…

  • アプリヴォワゼ④への応援コメント

    涙の表現が美しい!
    繊細な心理描写と情景描写が合わさって絶妙な美しさがありますね。

    作者からの返信

    感情が呼応する場面は書き甲斐があるけど難しくもありますね。気持ちの動きの細かいところを感じていただけて嬉しいです。

  • アプリヴォワゼ③への応援コメント

    ジュールの現状、ヤンの言葉はキツイでしょうね。
    もう少し時間が経ち、大人になって、過去の嫌な出来事も客観視できるようになれば、ヤンの言わんとすることも一理あるんですがね。

    作者からの返信

    引き続き読んで頂きありがとうございます。
    ジュールにこの言葉をかけるのは早すぎたようですね。ヤンの言うことはもっともですが、相手の心が準備できていないと届かないものだと思います。

  • ヤンの話②への応援コメント

    詩を介した二人のやりとり、イイですね。
    感傷と切なさと、やりきれなさともどかしさと。色んな響きが絶妙に混ざり合うようです。
    心の機微が浮き彫りにするような、繊細さの表現を柊さんの文章から学ばせていただいてます(*'▽'*)

    作者からの返信

    この章、特にこのくだりはなかなかしっくりこなくて、色々バージョンを変えたりして何度も書き直しました。今でもこの流れで大丈夫かと不安は残っているのですが、そう言って頂けてほっとしました。詩を引用するのは有り難い小道具になるものですね。ランボーに感謝ですw

  • ヤンの話①への応援コメント

    コンスタンとのファーストコンタクト。
    確かに、初対面では気を遣って遠慮したりしがちなところ、芯を見せられるような辛辣な物言いは印象的だったことでしょう。

    父親とも兄とも違う、少し年上の人。馴染みがあるようでいて、はじめての空気に、話してみたいと感じるのは必然だったのかな、と(^-^)

    作者からの返信

    蒼翠さん、再読にコメント、ありがとうございます。
    初対面で自分を見透かされたらかなりショックですよね。しかも遠慮なく口に出して言われると、相当カチンときそうです(笑)でも逆に興味を持つのがヤンの勝気なところでしょうか。父とも兄とも違う年上の男に受ける刺激が新鮮だったのでしょうね。

  • 初恋②への応援コメント

    これは気まずい。なぜか私が気まずい。

    作者からの返信

    なんというか、やましいような気がしますね。気まずくさせて申し訳ありません m(_ _)m

  • ジュールの話③への応援コメント

    マジか……

    作者からの返信

    はい......

    あっ、すみません。長編にまでお越し下さり、ありがとうございます!
    重たい部分もあるかと思いますが、ご無理のない範囲で見守って頂けたら幸いですm(_ _)m

    編集済
  • アプリヴォワゼ①への応援コメント

    主人公の少年の悲しみが爆発するまでに至る描写が緻密なので、ああ、ここで感情を爆発させるのが自然だなとすっと引き込まれます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。前の章からの流れで、ここでジュールに感情を出させたかったのです。細かいシーンに目を留めて頂けて嬉しいです。

  • ジュールの話④への応援コメント

    柊圭介さんの作品は、暴力的な性描写とキャラクターの苦悩の表現が絶妙に上手いですね。実に生々しく、真に迫る表現です。また、悪役(?)に対する読者のヘイト感情をかなりシビアに煽ってきますね笑「こいつムカつく!」って必ずなりますもの汗

    最近、あまり本作品を読みに来る時間ができていなかったのですが、また読み進めていこうと思います。

    作者からの返信

    主人公の苦しみを感じ取って下さりありがとうございます。
    具体的な描写をせず、できるだけ淡々と語るようにしましたが、読み手の方にも心情が伝われば何よりです。

    この章の悪役はただのクズですが、この先の人物たちにはもう少し人間味を持たせたいと思っています。お時間が許すかぎりまたおつきあいください。

  • 森番①への応援コメント

    ネーミングにレ・ミゼラブルを思い浮かべたのは私だけでしょうか笑
    都市のブルジョワに差別される貧民階級といい、レミゼ感を感じました。

    作者からの返信

    こちらも目を通して下さりありがとうございます。
    レ・ミゼラブルですか、それは考えてなかった(笑)登場人物の名前は直感で自分の持っているイメージに合うものをつけました。あと19世紀にある名前になるよう気をつけました(ヤンは半分ブルトンなので特別ですが)。
    レ・ミゼラブルの時代からはもう少し後の設定ですが、身分の差だけは社会のベースにあるものですね。この辺りは序盤なので、物語の雰囲気だけでも掴んでもらえればいいかなと思っています。長いので、ご無理のない範囲でお付き合いいただけたら嬉しいです ^^


  • 編集済

    故郷⑤への応援コメント

    今日は祝日で。朝から、この物語を読み上げようと心に誓っておりました。
    九月下旬にしては強い日差しで、しかし空は晴れて風もよく。珈琲をポットに入れてサンドイッチを用意して、自転車で小一時間程の公園へと赴きました。小川が流れ、林と芝生が広がる公園で。芝生に寝っ転がって、物語を開きました。
    実は、恋愛小説というジャンルに疎く、読んだ記憶もあんまり無くて。そんな中で出逢った傑作が『ジュールの森』。本当に、良かったです。
    いまは、言葉にしきれないものが、渦巻いております。

    ・・本当に感動してしまったときには、ぽっかりと穴が開いて空虚ですらある、なんて言葉を聞いたことがありますが、今の私がまさにそれで。
    唯唯、『この作品を書き上げて頂き、本当にありがとうございますっ!』という感謝の想いが募るばかりです!
    ・・私にとって、生涯忘れ得ぬ物語となるでしょう。

    素晴らしい作品を。本当に本当に、ありがとうございました。
    心の底から、御礼申し上げますっ!

    作者からの返信

    呪文堂さん、
    まずはこの長い話に最後までお付き合いくださったこと、貴重な休日のお供に選んでいただけたこと、とても嬉しく光栄です。ありがとうございます!
    設定や内容が万人受けするものでないのは自覚しているので、実は本当に読んで頂いていいのだろうかと不安だったのです。が、そういう表面的なことではなく、書こうとしている奥のさらに行間まで深く読み込んでいただけたこと、本当に大きな励みになりました。ジャンルなどを気にしすぎていたのは自分の方だなあと…。
    加えて身に余るほどの素晴らしいレビューコメントまで頂戴して、感謝に堪えません。こんなお言葉をもらってもいいのかと震えました。
    幸せすぎるときも言葉が出てこないものですね。今はこのひと言しかありません。
    本当に、ありがとうございました!!


  • 編集済

    ふたつの心③への応援コメント

    ジュールの言葉が、ぐっさりと胸に突き刺さりましたっ
    ええっ!・・うーむっ・・

    ヤンも正論を押し付けるつもりなんか無かったはずなんですよ。ただほら、目の前の問題はちゃちゃっと解決し、むしろ取り組むべき課題に主眼を置くべきで。
    あいや、ちゃちゃっとというのはそうじゃない、感情的なものを下らないとか言っているわけでは決してなく。憐れむなんて、まさかそんな・・
    ヤンは課題解決型なんですね。事象を切り分け要約しちゃう。でも、ややもすると切り捨ててしまう欠片のなかに、言語化すら難しい何かが含まれていたりして・・?
    (私はしょっちゅう、似たようなことで怒られています・・( T∀T))

    作者からの返信

    このあたりのジュールはかなり自虐的に病んでしまっているので、建設的な方向へ考えを向けることができないですね。ヤンは悪いことでも物事を糧にできる人ですが、ジュールはその反対側にある人なので、ひたすら自分を否定して削られていくばかりなんだと思います。自分からどんどん穴を掘っていくような……憐れむなという言葉はその最たるもので。
    ヤンからしてみれば歯がゆいだけですよね。でも、理論的に切り捨てられる部分にこそ人間臭さがあるんじゃないかと思います。言葉にならないものだけに余計もどかしい感情ですね…。

  • 迷える者①への応援コメント

    ひとは何故、生きるのか。常々頭を悩ます永遠のテーマですが、この物語はその問いに肉薄します。
    ひとは何かを想い、行動する。
    でも、行動による結果を、想いの果てに至る未来を、見届けることが生きることなのだろうか?
    ・・違う。
    私は初めて、そう至りました。
    想いの発露。想いが発するその瞬間を、感じ受け止め見詰めることこそ、生きることの意味だったのではないか?

    全ては変わりゆき失われていく。
    しかし、点滅しつつ発せられる想いは、その瞬間瞬間、まごうことなき真実だ。

    この先を読むのが恐ろしくてなりませんが、しかし、ジュールとヤンとが互いに想ったその心は、そのとき、永劫なるものに真実達したのですから。

    それを胸に。覚悟をもって最後まで読ませて頂きますっ!

    作者からの返信

    たくさん読んでくださって本当にありがとうございます。
    「なぜ生きるのか」そのような高尚なテーマを書けているかどうかは甚だ怪しいのですが、そんな風に感じて頂けたら光栄すぎます。
    結果や未来を見届けることではなく、想いが発するその瞬間が真実、という言葉に納得しました。ものごとが変わっていくのはどうしようもないですし、ある日突然世界が変わることもあるわけで。確かなことは何もないんだというとどうしても悲観的に思えますが、本当の気持ちがあった瞬間は永遠に真実なんですね。改めて教えられます。ありがとうございます!


  • 編集済

    同棲①への応援コメント

    『ゆるし』とは、何だろう。うつうつと考えました。
    ジュールは自らを翻弄するその運命を、自らを苛むその力を、自らゆるしたのであろうと。そして、まっさらとなった自分の心に宿る想いを正面から受け止め、その願いを開放した。
    ゆるしを求めることは、ゆるすこと以上に難しい。しかし、ジュールはやってみせた。強靭です。自らの人生を自ら掴むために、一歩踏み出してみせた。
    本当に、素晴らしいですっ!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    ジュールには心の底にもっと色んな思いが渦巻いていたはずですが、口にするとこのひと言しか出てこなかった、というイメージでした。ゆるしを請うのはゆるすことより難しい。確かにそうですね。これもひとつ踏み出せたということになるのでしょうか。このシーンのジュールに強さを感じて下さるとは、呪文堂さんの感性に脱帽ですっ! ありがとうございますm(__)m


  • 編集済

    報復②への応援コメント

    ああ、お見事っ!
    前話を読んで勝手に悩み苦しみ困り果てていた私ですが、ヤンは揺らぐことない太陽でしたっ!
    どす黒いような怒りすら、燃やし尽くして純化してみせ、その全てを自分のなかに留め置くことを選んだ。忌まわしい過去ですら受け入れた。フレデリックを殺そうと思えば殺せた。殺すことを恐れはしなかった。ただ、おそらくジュールのために、殺さなかった。その美しい魂を、汚すことだけを怖れた。
    もう、感動でくらくらしてしまいました!

    ところでギヨーム、エドガー、フェルナンのお三方。なんといいましょうか、ヤンとジュールに代わり、盛大なる感謝をお伝えたいですっ!あなた達のお陰ですっ!!
    ・・エドガー・・。
    いや、まだ物語は途中ですね!安心しちゃいけませんね!

    作者からの返信

    光栄なお言葉、感謝感激です!m(__)m ヤンの内面をここまで読み取って頂けてもう嬉しい限りです。僕の代わりにすべて言ってくださったような……なんだか行間まで読んで頂いているような気がします。緊張しますね(^^;)
    ギヨーム、エドガーとフェルナンの名前を挙げてくださって嬉しいです。この三人は僕自身とても気に入っております。フェルナンは出番が少ない分、ヤンの理解者として存在してもらえたらと。エドガーは色んなものを背負って行ってくれたように思っています。ちょっと残酷でしたが……。
    このあともあたたかく見守って頂けたら幸いです。本当にありがとうございます!


  • 編集済

    明暗⑤への応援コメント

    「これは、プロポーズだ。・・


    なんて素敵なセリフでしょうっ!
    このとき。この状況で。
    家族になろう。なんという大きさっ

    人は、人を救うことなど出来ないのかもしれない。・・しかし、受け止め抱き締めることはできる。

    この物語に出逢えて本当によかった。本当に。
    今日はここまでっ。この感動を反芻したいのですっ。
    ああ、素晴らしいです!本当にありがとうございますっ!

    作者からの返信

    呪文堂さん、
    こんなに味わって読んで頂けるとは作者冥利に尽きます!ギヨームにはどうしてもこれらのセリフを言わせたかったのです。
    たしかに、誰かを本当に救うことなどできないのかも知れません。でもジュールにとっては大きな救いの手だったと思います。
    もうこんなに読んでくださり、これ以上ない有り難いお言葉をいただき、こちらこそありがとうございます!感激です…!


  • 編集済

    出会い④への応援コメント

    不覚にも涙が零れました。詩の意味が、漸く解りました。
    電車のなかで、困りました。
    当分この情景が、頭の中を巡りそうです・・
    やばい、仕事ですっ

    作者からの返信

    貴重な電車の時間をさいてお読みくださること、誠にありがとうございますm(_ _)m
    そう言って頂けると書き手としては何よりです。この詩が生かされたと感じます。大変励みになりました!

    お仕事お疲れさまです。頑張ってください!

  • 出会い①への応援コメント

    言葉にならない感情がぐるぐると渦巻いております。言葉にしてしまうと、何だかこぼれそうで。

    生きるって、なんでしょう。
    様々なことを知り、様々に感じねばならない。痛いほどに。

    衝撃でした。本当に。
    ありがとうございます。深く、刻まれました。

    作者からの返信

    このあたりの話は特に暗くて重たかったと思います。にもかかわらず筆者の書きたいところを汲み取ってくださり嬉しい限りです。
    自分の望むものだけで人生が満たされたらどれだけ幸せかと思いますが、選べないことがいっぱいありますね。それでも知らなければいけないし感じなければいけない。この歳の少年には特に残酷ですね。
    こちらこそ、丁寧に読んで頂き、本当にありがとうございます。

  • 秘めごと④への応援コメント

    フレデリックの屈折した精神と、この行動力。只者じゃないですし、厄介極まりない。引っ掻き回してくれそうな気配がビシバシ感じられます。

    作者からの返信

    フレデリック行動力ありますよね。暇なのか。だんだんと嫉妬がむき出しになってきていますね。彼にとってはあくまでも自分が正しいので厄介です。

  • 秘めごと③への応援コメント

    精神至上主義ってよく考えると、発散されず抑圧された欲望の塊のようで、どこか末恐ろしさを感じますね。その欲望の体現であるデッサン。知らない間に見られているだけでなく、自分が描写されている事自体、気色の悪いことだと思いますが、そこに欲望が見え隠れ……隠しきれていないとなると、ヤンの居ない夜こそ不安になりそうです。

    作者からの返信

    そうそう、精神至上主義ってなんだか崇高すぎて本当かなあと思ってしまうのです。人間としての欲望を持っているなら猶更ですね。デッサンの中に矛盾を感じられればと思いました。フレデリック本人も分かっているはずですが…。
    こういうことは直接的に手を触れられない代わりに何とも言えない不気味な怖さを感じますね。

  • 秘めごと②への応援コメント

    フレデリックの城で語られるフレデリック論。
    神話の絵画が見下ろす部屋で聞くと、ぞわりとしそうな気がします。
    身長差もフレデリックの場合は、圧力として効いていそう。

    作者からの返信

    まさに城って言葉がぴったりです。絵画は何となくギュスターヴ・モローっぽいものをイメージしていました。確かにこの人だと身長まで圧力に感じるかも知れないですね。

  • 秘めごと①への応援コメント

    フレデリックが悪い顔で微笑んでいるのが目に見えるようですね。
    特にこのタイミングでのヤンの不在は、ジュールも寂しさと不安にかられそうです。
    三日って結構長いですよね。

    作者からの返信

    蒼翠さん、再度ご訪問くださりありがとうございます!
    フレデリック絶対悪い顔で笑ってますねえ。
    突然の留守で、しかも毎日会っていたのが離れるとなると、三日でも長く感じそうですね。

  • 別離③への応援コメント

    フレデリックを描いてみせることで、人間の深層を抉るような物語となっているのですね。唸りました。
    昇り進む太陽のようなヤン。その光を浴びてすくすくと伸びていくジュール。しかし、それだけでは世界は成立しない。暗く湿った闇。常に在りながらも、見棄てられ続ける闇。
    もしもフレデリックが自らの闇に向き合い、その闇を受け止めることができたなら。闇の奥底に、太陽にも匹敵する純なる光を見出だせたかもしれない。たとえ草木がその存在を知らずとも、静かに見守る夜の太陰たり得たかもしれない。
    不穏な先行きがちらついてしまい、もうどきどきしますが、哀しきフレデリックに言葉を手向けたく。

    作者からの返信

    ここまで読み進めてくださり、コメントまで頂き恐縮です。このような内容で大丈夫かなあと思っているので、ご感想とても嬉しいです。
    愛情はひとつ間違えば憎悪に変わる危険性をはらんでいますね。フレデリックのような屈折したものを秘めている人間は特に。彼に呪文堂さんの仰るような器があれば、静かに見守る存在になり得たかもしれませんが...。
    ご想像どおり不穏な展開になりますが、どうかご無理のない範囲でお付き合い頂けたら幸いです。ありがとうございます!

  • アプリヴォワゼ④への応援コメント

    ヤバい、電車のなかで読むべきではありませんでした。涙が滲んで。

    寄り添うヤンに心を開いていくジュール。温かなお湯が優しく心を撫でていくような。
    あまりの美しさに涙が込み上げてきて、少し困りました。

    作者からの返信

    呪文堂さん、コメントをありがとうございます。お忙しい時間の合間を縫って読んで頂けることに感謝です!
    他人の気持ちを知るというのは簡単なものではありませんね。タブーに触れることは特に難しく...。寄り添う者と心を開く者と、二人にあたたかみを感じ取って下さってとても嬉しいです!


  • 編集済

    ジュールの話④への応援コメント

    『性』というものを扱う際、決して疎かにしてはならない視点ですね。改めて、深く感じ入りました。
    一方的な欲望の捌け口とすること、これは欲求レベルとしてはあり得ても妄想と何ら変わらない。決して『性』に於ける行為ではないし、あってはならない。
    『性交』とは、『共に』交じり合うことを求める行為であり、愛という観念の根源的な営みだと思うのです。

    ひとは清濁ともに有するもの、渦巻く妄想を宿しながらも、愛とはなにかを自省しながら生きねばならない。しかし、実際には欲望ばかりが吐き出されている。
    概念としては理解していたつもりなのですが、ジュールの視点に立ち、犯されるという恐怖を初めて知りました。こんなに恐ろしく悲しく惨めにさせられるものかと。

    知らないことばかりで恥ずかしいです。
    柊さんの強さと優しさを、ひしひしと感じました。

    作者からの返信

    呪文堂さん、たくさん読み進めてくださりありがとうございます。
    この章を真摯に受け止めてくださり感謝すると同時に、少しほっとしています。こういった内容は嫌悪感とか好奇心の方を煽りやすい、難しいものですよね。
    ジュールの立場になってくださったのが何より嬉しいです。こういう経験の苦しみは女性も男性も違わないと思います。一方通行なものは強い側のエゴでしかありませんね。
    この話を前時代に設定したのはヒエラルキーが分かりやすいのもあります。肉体的にもですが、精神的に負けることの屈辱が出ていれば幸いです。
    暗い話にも関わらずお付き合い頂けることに心から感謝です。ありがとうございます!

  • 山羊飼いの少年②への応援コメント

    惹き込まれます。うーん、と唸ってしまいました。なるほど。私はたった今まで『男の魅力』というものに、全く無関心無頓着に生きてきたことを知りました。なるほど。
    男とは『もてるもてない関係なく、ただ獲得するものだ』と思っていましたが、信念ばかりで紡ぐものではありませんね、物語は。なるほど。

    『ジュールの森』。私の節穴を開眼させてくれる作品でありそうです!
    出逢えた喜びに満ちておりますっ

    作者からの返信

    呪文堂さん、読み進めて下さりありがとうございます。スロー展開な序盤にもかかわらずお言葉を頂き嬉しいです。

    ヤンには魅力的な男を投影したいと思っていますが、理想と人間味を併せて書くのがとても難しかったです。
    思いましたが「勇者」には二枚目と三枚目の混ざった魅力がありますよね。会話や描写のなかに人間味が滲み出ていて、そこに魅力があると感じています。

    この話はほとんど男の登場人物ばかりですが、色んなタイプの色んな思考の人間が書けたらと思っています。


  • 編集済

    への応援コメント

    『ジュールの森』。
    傑作との噂を耳にしておりました。自分の作品を書き上げたら是非に!と思っていたのですが、二週目突入という泥沼を這っておりますため、光を求めお伺いしてしまいましたっ

    柔らかな文体。繊細なる語感。センス。
    こりゃ、拙作のヒロインには見せられませんっ!

    『あんな風に、描いてください』
    『むっ・・・ムリ』
    『だったら!柊センセのとこ行きます』
    『まっ、待ってっ!!』

    万分の一でも。会得させて頂きたくっ
    襟を正して堪能させて頂きますっ!

    作者からの返信

    呪文堂様
    どうしましょう!まさかお越しいただけるとは…!コメント頂戴してびっくりしたのなんのって。嬉しさと同時にうろたえております。どうしよう、呪文堂さんにお見せしてもいいんだろうか。一気に緊張してしまいました…!
    ジャンルとしてはBLに入っておりますが、まだそういうジャンルを知らない頃に書いたもので。自分としては青春物語のつもりでいます。
    皆さまには寛大すぎる評価を頂いているのです。素人の処女作です。どうかどうか、格別にあたたかーい目で見ていただけますよう!m(__)m
    光栄です。ありがとうございます!

  • 初恋②への応援コメント

    ジュールもすっかり恋に悩める少年ですね。
    このあたりの二人の仲がゆっくりゆっくり進行していくあたり、とっても好きです。
    でも、ディディエの記憶が邪魔をして……心配。再読なのに(。-ω-)

    作者からの返信

    蒼翠さん、度々の再読、本当にありがとうございます!(感涙)
    ゆっくりですよね。小さいことの積み重ねで思いが募っていく感じを出したかったので、このゆっくりさを好きと言って頂けて安堵&嬉しいです。
    ディディエの記憶はまだ近いところにあるし、影響が大きいですし……ひとりでは切り離せないでしょうね。

  • アプリヴォワゼ⑤への応援コメント

    目に見えないけれど、はっきりと引かれた境界線。
    ずっとそこにあったものでも、急激にくっきりしてしまうことで、余計に目を背けたくなるかもしれません。

    対してヤンはみるみる成長してゆくジュールが微笑ましくて仕方ないと、自分の寝床でもいい夢を視ているかもしれませんね。次々に本を読破してしまうことは勿論、ジュールが綴る文字が目に見えて変化していくさまは、頬が緩みそうです。

    作者からの返信

    二人の時間にフォーカスしていますけど、社会の一員としてはまったく別のところにいるわけで。なんだか自分の感じていた喜びが勘違いだったように寂しく感じますよね。

    家庭教師(?)としてはジュールはやりがいのある生徒でしょうね。一番目に見えるのは字が上手くなることかなと思って。成長する人を見守るのって自分のことのように楽しいのではないでしょうか ^^

  • アプリヴォワゼ④への応援コメント

    どこまでも素直で純朴なジュールに、どこかうっとりしてしまいます。
    喜怒哀楽の感情の起伏は、しっかりと、今ここに生きていることの証のようです。
    経験からくる拭えない恐怖。たとえ自分が図太いつもりでも、そう簡単には平気でいられないことってありますよね。

    作者からの返信

    警戒心から少しずつ(ヤンに対しては)心を解くような章にしたかったので、ここでジュールの性質を感じてもらえてよかったです。
    ついこないだまでそこにあった経験はまだ生々しいまま残っていると思います。自分に対する嫌悪感なんて人には言えないものですし。ましてや一緒に泣いてくれるなど想像しなかったでしょう。ヤンの正直さが功を奏しました。

  • アプリヴォワゼ③への応援コメント

    ピアノや本を通して少し解りあえた気がして、でも心の深い部分はまだ知る由もなくて。何が、どんな心持ちが救いになるかなんて、当人にしか分からないものでしょうけれど、ヤンの想いもジュールの想いも、わかる視点に居るからこそ、もどかしいものです。

    作者からの返信

    蒼翠さん、こちらにもコメントをありがとうございます。
    まだ距離感が中途半端なんですよね。近づいたつもりでもまだ踏み入れてはいけない場所があるという。
    健常な心を持った人ならヤンの言うことをもっともだと思うでしょうけど。仰るように当人にしか分からない心情と当人だけの生きるペースがありますよね。ジュールのからすれば不意打ちを食らってしまったような感じでしょう。

    またお越しいただいて嬉しいです。ただでさえ寄ってくる人が少ない作品なのにそれを再読して頂ける有難み……! 感謝です。m(__)m

  • アプリヴォワゼ①への応援コメント

    あらためてアプリヴォワゼという言葉が沁みますね。
    ずっと心に押し留めていた辛い過去。できれば人に知られたくなかっただろう傷跡。

    『遠ざけられる可能性』と『受け入れてもらえる可能性』
    話すことを躊躇っているときほど、前者の可能性を大きく、そして恐ろしく感じてしまいそうです。

    ダムに溜まった水も時に放水する必要がありますよね。無限に押し留めることなんてできないですから。ジュールの中のヤンの存在が、より一層大きくなったのを感じます。

    作者からの返信

    蒼翠さん、
    ジュールの心に寄り添うような優しいコメント、ありがとうございます。
    心が近づくことをあえて飼いならすという言葉で言ってみたかったです。
    隠したままにしてもいいようなことを共有するって、恐ろしさの方が勝ちますよね。でも溜めた気持ちはいつか決壊するもので。ヤンのおかげでつかえが取れて、やっと声を出して泣けました。
    この夜でヤンの存在がひと回り大きくなったのは間違いないですね。

  • ジュールの話③への応援コメント

    信頼していた大人から受ける暴力は、肉体的にも精神的にも『苦痛』なんて一言では片付けられないものを与えるのだと思います。特に、身寄りのない子供にとっては、ただ生きるという事自体がこんな風に、とてつもなく危うい綱渡りのようになってしまうんですね……。

    その時感じた香りや色や味は、辛い記憶と共に織り込まれてフラッシュバックしそうです。まさにジュールみたいに。逃げ道を塞がれる怖さ、誤解されるもどかしさも相まって、心を握られたような心地です。

    作者からの返信

    蒼翠さん、コメントありがとうございます。
    そうですね、全幅の信頼を寄せていた相手だからこそ、手のひらを返されたような、裏切られた感覚が余計に傷つけますね。ひとの表と裏をこんな風に知ってしまうのは、この歳では特にむごいことで。自分が守られていたことを痛烈に自覚するのはこんな時じゃないでしょうか。
    スープとかおじさんの目とか、刻みつけられてしまったものは簡単には拭えないと思います。ディディエそのものの存在もこの後のジュールに影響してきますし。ジュールの痛みに共感してくださりありがとうございます。

  • 故郷⑤への応援コメント

    読み進めていくと止まれなくなり、あっという間に最終話まで運ばれていました。
    最終章を読みながら、今まで張り詰めていたものが緩やかに消えていくのを感じました。ここまで生きてきたジュールは、本当に強いです。そんなジュールの幼少期を支えたアランも。ジュールのことを本当に大切に思ってくれていたんだなぁと思うと、涙腺が緩みました……ヤンとまた巡り会えたことも、すごく嬉しかったです。
    学問への未練から目を逸らさなかったことにも、強さを感じました。過去と、自分と、ひたむきに向き合い続けた、胸を打つ物語をありがとうございました!

    作者からの返信

    一初さん、最後までおつきあい下さり、ありがとうございます!
    このボリュームにもかかわらずこんなにも集中して読んでくださって、本当に光栄です。
    確かに今まで張りつめていた感じがありますね。読者の方にも緊張を強いていたかも知れません。最終話は今までの色んな事を前向きにとらえて報われるものにしたかったです。回想でしか登場しない人物のことにも思いを巡らせていただけると、このくだりも書いてよかったと思います。
    最後のところで芯が残っていると色んなことに向き合える強さも残っているような。そういう風でありたいと筆者自身も思います。
    ラストまで見届けて下さり、あたたかいコメントと評価も頂戴して、嬉しさいっぱいです!
    心からお礼申し上げます。ありがとうございました!m(__)m

  • 報復②への応援コメント

    フェルナン……!もしかして、この状況を察して見守っているのかなと思いながら読み進めて、ラストで最高の余韻を味わいました。格好いいですね。ヤンの行動にも、とてもスカッとしました。
    初恋の章では雰囲気の甘さにこちらまで幸せな気分になり、罠の章ではどうか早くこの地獄を抜け出してほしい、と祈るような気持ちで読んでいく中で、差し出された手に美しい希望を感じたりしていました。
    ヤンとジュール、波乱の人生を歩む二人の物語がどこへ向かっていくのか。折り返しを過ぎて残り話数が少なくなってきたことに寂しさを感じながら、引き続き追いかけていきます。

    作者からの返信

    一初さん、
    こんなに沢山読んでくださってありがとうございます!読んでもらえる喜びとともにこんな暗い話で大丈夫かなと不安もあったのですが、コメントを頂いてとても嬉しいです!
    フェルナンはあんまり登場はしませんが、大事なところを押さえてくれる役割にしたかったです。ヤンの理解者という立場でしょうか。
    これまでの展開も色々ありましたね。寂しさを感じてもらえるなんて光栄です。二人に共感してずっと追ってきてくださりありがとうございますm(__)m


  • 編集済

    故郷⑤への応援コメント

    漸くおぼっちゃんだったヤンがジュールに本当の意味で追いついたんだと思います。
    ここまで長い時間がかかってしまいましたが、ヤンもジュールの苦労を知ったからこそ本当の意味で分かり合える伴侶になり得たんだと思います。二人には必要な時間だったんだと素直に思えました。
    そして離れていた間もヤンはずっとジュールを諦めていなかった。やっぱりイイい男ですよヤンは!
    愛の執念の勝利ですよ。何処にいても二人はずっと引き合っていたんですよね。
    お互い成長した一人の人間として力強く立っている。その上で一緒に生きる決意をしたと言うのは本当に尊い愛だと思いました。
    これからは二人で揺るぎない幸せを築いていって欲しいと心から願わずにいられません。全ての物事にちゃんと決着がついた事に流石柊さまだと思いました。
    素晴らしい作品でした。細やかな心の襞も丁寧に書かれてあり、重厚ながら読後感の爽やかさが最高でした。柊さまの筆の冴えが際立っていました。ずっと心に残る作品に巡り会えて幸せでした。有り難うございましたm(__)m

    作者からの返信

    mono黒さん、ついに最後までお読みくださり、感激です!
    ジュールが成長すると同時に、ヤンもお坊ちゃんから脱却してひとりの男として独立しましたね。「ジュールに追いついた」なるほどそういう見方をしていただけるのは嬉しいです。一人で立つ力を持ってこそ相手に対しても伴侶として寄り添えるのかも知れません。
    物語にちゃんと決着を見て頂けてほっとしました。お言葉がとても嬉しいです。
    改めて、ここまで本当に熱心に追いかけて下さり、本当にありがとうございました。毎回とても心のこもった丁寧なコメントをいただき、そこから細部までしっかり汲み取ってくださっているのがよく伝わりました。作者としては自分の書いたものにこうして本気で向かい合ってくれる読者様に出会えるのは最高の幸せです。大きな励みになりました。
    こちらこそ、心からお礼申し上げます。
    ありがとうございました!m(__)m

  • 故郷④への応援コメント

    そう、貴方は生き延びた。人生で恐らく一番辛い時間を乗り越えた。
    でもそこにはヤンがいて先生がいて神父さんがいた。そして愛されて生まれてきた。
    不幸な人生だったけど、決してそれは無駄では無い人生でしたよね。
    綺麗事だけで済まさなかった柊様の執念と信念を感じました。それだけに心に深く残る作品だと思います。
    そして教師への道が開けた事が何より素晴らしい!宿命を断ち切って己の手で光を掴もうとしています。
    そこに現れたのは…!ヤンらしい明るさで、ごく普通にジュールの前に彼は居た。
    もうもう嬉しくて涙出ました。

    作者からの返信

    この神父の「生き延びた」というセリフをどうしても言わせたかったので取り上げて下さって嬉しいです。ジュールの人生は過酷としか言いようがないですが、それだけに無駄にはさせたくないと思いました。それに仰る通り、ちゃんと愛してくれる人たちもいましたね。そういう出会いが何よりの糧なのだと思います。
    ようやく最後のチャンスを自分の意志で手にしました。ここまで長かった……(笑)
    そしてヤンの登場はもうこれしかイメージがなかったです。ごく普通に現れる、そうそう、それが彼らしいですよね。