ここまで読ませていただいて、自然な文章の流れや繊細な描写が、登場人物一人ひとりの内面を丁寧に表していて、物語に自分が溶け込んでいくのを読む度に実感しています。人間の欲深さや醜さ、そして仄暗い長い夜を歩き続ける中に見える微かな希望だったりと、一人ひとりの人生から色々なことを考えさせられます。苦しくも濃密な時間と、奥深い人間の心に触れられる作品を描いてくださりありがとうございます。読ませていただけることに感謝しています……✨
次回からの展開を想像するだけでも、色々考えてしまい心臓が逸りますが、物語を最後まで見届けたいと思います……!
作者からの返信
円菜さん、ここまで読み進めて下さり、ありがとうございます。主人公を取り巻く人々の内面もできるだけ掘り下げたいと思っていますので、そう言って頂いて安堵し、とても光栄です。きれいな部分よりも苦しさの方が多めですが、少しでも生身の人間の姿が書けていればなによりです。それぞれの心情を汲み取って読んで下さって、こちらこそ感謝しています。後半も波が続きますが、心強いお言葉、本当にありがとうございます!
ジュール、新しい生活にすっかり馴染んできましたね。
がむしゃらな努力の成果も現れ始めて目標をもって充実した毎日が送れているようで私も嬉しいです。
そこへフランスに帰ってきたヤンの登場。
ヤンも逆に父を利用して必死で頑張っているようで安心しました。
たまたま見かけたジュールに似た青年。
ヤンも決して忘れてはいなかったのですね。
いつか再会して欲しい。
しかし、再会が幸運をもたらすのか否か。
色々心が巡ります。
作者からの返信
がむしゃらって言葉がまさにぴったりの年月でしたね。恵まれた環境ではっきりとした目標ができることは、安心感と前向きな活力を与えてくれると思います。ギヨームの家でジュールが得たものは本当に大きいですね。
そしてヤンが戻って来ました。彼の方もこの3年間でマイナスをプラスに変えて成長したことと思います。それでもジュールに対する気持ちが消えたわけじゃないんですよね。
偶然にすれ違うことで彼らが意外と近くにいることを匂わせたかったです。
それはジュールだよ!とヤンに言ってあげたかったです。
ヤンの三年はジュールの三年より停滞しているような気がします。
親は自分勝手な物ですね。昔も今も親子の関係って変わらない。
それなりに心配しているのでしょうが、それはエゴイスティックな愛情としか思えません。
でも複雑な気持ちです。
ヤンと結ばれて欲しいのに、ギヨームを思うとそれで良いのかなと
私の中に迷いが生じます。
作者からの返信
言ってあげたいですねえ。でもヤンはまさかそんなことは知る由もないですよね。
フランスにも帰らないドイツでの三年間は遠くに幽閉されたような感覚かもしれませんね。まあヤンのことですからしっかり勉強は積んできたと思いますが、止まっていた感は否めませんね。
親が思う子どもの幸せは本当に子どもが思うものとは違いますよね。このずれは普遍的なものかなと思います。昔は父に信頼を寄せていたヤンですが、そこにひびが入ってしまったことも残念です。
mono黒さんはギヨームの愛情をとても強く感じて下さってるんですね。そうですよね、このまま順調な生活を続けてほしい、という気持ちも起こりますよね…!
編集済
ついにヤンが出てきたぁぁぁーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ、ごめんなさい。興奮しちゃった。びっくりマーク連打し過ぎた(笑)
しかしベルナールよ!調子いいじゃないのよ!寂しがりやさんかね。若いころの刹那の過ちだとぉ!ジュールとヤンに代わって、私が怒ってあげます!初恋の章を読み聞かせてあげたい!つらい過去を打ち明け、心を通わせた二人の想いを、一時期の迷いとか言っちゃってさ。
子を心配する親心?そんなの知らなーい。
ピアノや森番の小屋。過ぎた日の二人の笑顔を思い浮かべて、私の胸も痛みました。帰ってこない戻れない無邪気な過去。
胸ズキズキボタンを10回押させてもらいました。
この作品は長いといっても、半分は読み終えたんですよね。続きは気になるんですが、もったいなくて。いつまでも読んでいたい、そんな気分です。なので毎日ゆっくりと。
作者からの返信
ヤン帰ってきました!!
ベルナールは…お父さん目線で考えるとこうなるのではないかという…。やっぱり息子が好きなんですね。「初恋の章を読み聞かせてあげたい」有難いです。父さんに分かってもらえるかどうかは別ですが。笑
色んなボタンがありますね。思い起こすと胸がズキズキとする感傷、もう考えるのはやめようと目をぎゅっと瞑る感じ、分かってもらえますか…!
いつまでも読んでいたいなんて嬉しすぎます。大事に読んでいただけて書いた甲斐があります。
どうぞ続きもごゆっくりお過ごしくださいませm(__)m
編集済
運命を変える出来事は、いつどこで起こるかわからないものですね。大きな幸せに繋がったり、時に闇へ向かったり……
けれど、ままならない運命を好転させる唯一の方法は、どんな状況にあっても目の前のことに真っ直ぐ向き合うしか結局ないのだろうなと、改めて思います……人生というのは、本当に山や谷ばかりですね´д` ;💦
作者からの返信
コメントありがとうございます!
予期しないことが多いですよね。物事の大小に関わらず。
この章は珍しく幸せな時期ですが、ジュールの人生はちょっと谷が多いですね。
結局目の前のことに向かい合うしかない、その通りだなと思います。つい楽なほうへ逃げたくなりますけどね…(笑)
出会った経緯は堅実とはいえないですが、ギヨームは酷い傷を負ったジュールをルネの屋敷から救い出し、家族としての生活を与えてくれたのですから、心温かい人物だと思いました。ジュールも少しずつ新しい生活に慣れ、勉学に励み自分の道を切り開こうとしてますね。
一方、ジュールと無理矢理引き裂かれたヤンはジュールへの思いを抱えながら留学先のドイツで学業に勤しみ、ついにフランスに戻ってきたのですね。
作者からの返信
中澤さん、コメントありがとうございます。
どういう環境でもどんな人に出会えるかで人生が変わっていくものですね。ギヨームとの出会いはジュールにとって大きな転換になりました。ギヨームの人柄を評価して下さり嬉しいです。
ヤンもフランスに帰って来ました。二人がどういう方向へ行くか見守っていただけたら幸いです。