エレーヌに追い出されたジュールとヤンは同棲生活を始めたけれど、社会の厳しさを味わい、境遇の違いも影響してすれ違いが大きくなっていきましたね。ヤンはお金を稼ぐ苦労を知らなかったし、父親に見つかってしまうことも想像できず、同棲生活も終わりを告げます。でも父親のベルナールに見つかる前にギヨーム先生からジュールに励ましがあったのはせめてもの救いだったと思いました。
作者からの返信
夢に見たはずのヤンとの生活も、現実の厳しさやジュールの内面の葛藤を募らせるばかりでした。すれ違いはどんなに愛し合う者同士でも避けられませんね。二人がぶつかるところを抜きには書けませんでした。
最後にギヨームに会えたことはジュールにとって大きなきっかけになったと思います。
編集済
ギョーム先生、どこまでもカッコいいですね。
ギョーム先生が店に現れただけで感動しました。
最後のお節介を許しておくれって、なんて粋なんでしょう。
しかし、ギョーム先生に最後を託したヤンの気持ちもジュールを愛するが故の事ですね。
それに関して何も言わないヤンもカッコいいです。
ジュールのバカ野郎!(すみません、感情むき出しでした😅)
こんなにジュールを思っていてくれる人だっているじゃないの。
なんて思っていたら、突然の訪問者にびっくりΣ(・ω・ノ)ノ!
更に置手紙を残して消えてしまったジュールにびっくりΣ(・ω・ノ)ノ!
信じています。
ジュールはきっと正面から向かい合うと!
あぁ~、続きが気になる、気になる!
でも明日の楽しみにとっておきます。
もう、ジュールに会えるのが毎日の楽しみになっていました。
会えない日は、淋しいくらいです。
うふふ、私もどうやらジュールに恋したみたいです( ´艸`)
もう、おばさんですけどね。アハハ!
作者からの返信
ジュールを叱って下さるとは😅
気持ちが追い詰められてしまっているときって、人の話、特にヤンのような正論はもう聞けないですよね。
ヤンが先生に会いに行く気持ちはなんとも複雑なものがあったでしょうね。自分とは比べられないもう一つの大きな存在。ちょっと悔しいですよね。
ギヨームの最後の登場でしたが、やっぱり恩師として、仮の父としての役目を果たしてくれたと思います。先生のことをこんなにも褒めてくださってすごく嬉しいです。
ついに佳境まで読んで頂いて、毎日の楽しみなんて言っていただけて感激です!
最終章、どうか見守ってやってくださいませm(__)m
柊圭介様
もう、ほら……涙が止まらぬであります。いろいろな意味で。
次回から最終話の章に入ります。幸せなエンディングに早くたどり着きたいような、読み終えてしまうのが勿体なくて、残り話数が少なくなって寂しいような……。複雑な心境です。
ジュール……人生で最も美しく多感な時期に、何故このようなつらい思いばかりさせられるのでしょうか。
ここまで来ると、数々の登場人物たちが走馬灯のように浮かんで来ます。
就中、エドガー……ジュールを助けてくれた子。好きでした。生きていて欲しかった。彼の最期は……
柊圭介様の中にモーパッサン味を感じました。
作者からの返信
ブロッコリーさん、もうここまで読んで下さってありがとうございます。こんなに気持ちを込めて読んで頂いて感激です。
いちばん大事なはずの人と相対してしまうところまでいきたかったです。このあとジュールがどこへ行きつくのか、どうぞ見届けてくださいませ。
思えばたくさんの登場人物がいましたね。エドガーは自分でも好きなキャラクターでした。シビアな最期でしたが……
これを書いた頃はモーパッサンは時代考証の参考程度に読んでいたのですが、いつの間にかはまりました。きっともともと自然主義っぽいのが好きなのかも知れません。
編集済
あああああーーーーーっ!!!
いやいつかはこんな日が来るんじゃないかと恐れていたことがついに現実になっちゃった!!!
でもでも救いなのは向かい合う事にしたと言うジュールの言葉。
そして手紙に書けなかった最後の言葉。
れがある限り何とかなると思いたい!!
続き読んでしまいたいけど大事に読みたいので次にします!
見ればもうそろそろ終わりが近いですね。ジュールの苦しみが終わるように願っています。でもそうなったら終わってしまうし、今度は私の苦悩が始まります!
作者からの返信
ああ、もうこんなところまで読み進めて下さったんですね!嬉しいです!
最後にギヨームとジュールを会わせることができて、話をさせることができてよかったです。恋人とはまた違う、先生の言葉で、何か思うところができたのでしょう。
ヤンのもとを去ってしまったのはつらいですが……。
毎回丁寧に読んで頂き、ありがとうございます。次回から最終章になります。どうか見届けてやってくださいませm(__)m
襟足の髪を指にぐるぐる巻きつけるジュール……不機嫌を見透かされてしまいますね。ジュールが嘘をついていたことを怒るヤンが、不機嫌の根本的な理由を突き付けました。「傷と共に生きていくしかない」というふうに、十五歳のジュールを糺したころから、ヤンは変わらず太陽で在り続けますね。そしてギヨームもジュールを愛する人ですね。書きかけの手紙の意図、ヤンは汲んでいることでしょう。
作者からの返信
宵澤様、
細かいところにも目が届く(!) 指摘をありがとうございます。髪を触るのはもろに欲求不満や不安感の表れですね。種を明かせば、ケン ローチという人の「家庭生活」という映画の中で、精神を病んでいく女の子が常に前髪をよじっていて、そのイメージが強く残っていたのを使ったんです。
ヤンの持っているような正しさは(というよりも自分の思いを言ってるだけなんでしょうが)、強くなれない人間には時に息が詰まると思うのです。これはこの話を書いている頃の僕自身の気持ちでもありましたが。だからつい反発して、後になってからその率直な愛情に気づくんですね。その時はもう遅いんですが。
そういう意味ではギヨームの大きな愛情は本当に大人だと思います。
またまた長くなってしまいました。コメントにいつも感謝しています。
ついに次が最終章!
ジュールさんがどこに行きつくのか、見届けたいと思います。
ヤンさん、つらかったですね。
助けたいのに助けられない。悪意なんてどこにもないのに裏目に出てしまったり、噛み合わなかったり。
こういう人間の性質の複雑さが見事に描かれていて切ないです。
ギヨーム先生もここで再登場でしたね! こんなにもジュールさんを心配している人たちがいるのですから、あとは自分次第でしょうか……。
作者からの返信
五十鈴さん、もうここまで読み進めて下さり、ありがとうございます!
ヤンのつらさを感じていただけてよかったです。ジュールが自分のことばかり考えているのと対照的なのですが、そこを理解するにはジュールの視野は狭すぎたのかもしれません。
ギヨーム先生、最後まで味方ですね。あとは自分次第、本当に仰る通りです。