柊圭介様
誰かが悪いと言うことでは無いのに、苦しい結末しかなかったことに、愕然とするとともに、現実にもたくさん起こっていることだなと思いました。
本当に、『人生は思い通りにいかない』ですよね。
作者からの返信
もうここまでお付き合いくださり、本当にありがとうございます!
19世紀に設定したのは、今よりも人生の選択肢が限られているからですが、現代でも隠れコンスタンのような人はいるでしょうね。もしかしたらそういう人は昔より生きにくいかも知れません。
嘘をついて自分と折り合いをつけてごまかしながら生きねばならなかったり。おそらく誰にでも当てはまるのでしょうが、人生はままならないものですね。
こんなに読んでくださって優しいコメントもくださり、感謝です。ありがとうございます。m(__)m
そんな結末でしたか。
切なくて苦しくて言葉になりません!
コンスタンの苦しみはいかばかりだった事でしょうね。
私を選んでしまうほど、様々な狭間が彼を潰してしまった。
完全にヤンの気持ちと同化して読んでいました。
あの余裕しゃくしゃくの大人なヤンはこんな地獄を踏み越えて来た人だったんですね。そう思うと余計にヤンの事が好きになりました。
作者からの返信
苦しい回想になりました。色んなものにがんじがらめにされたコンスタンの心情を思うと、狡いという言葉では括れないですね。
ヤンも割り切れるほど大人ではなかった、というかまだ子供すぎました。
こういう話は現代ではだいぶ寛容になっていると思うので、彼らはこの時代ならではの犠牲者かもしれませんね。
人物に同化して読んで頂けると書き手としては本当に光栄です!
これで少しヤンの人物像に奥行きが出たらいいな、と思います。
編集済
繊細な文学青年、柊様へ。
(ちなみにひいなさんは、永遠の透明な少女及び言葉の魔術師の称号を持っています♡)
コンスタンの名前「不変の。恒久の」が闇の中に虚しく響いていきます。
変わらない愛、永遠の愛って、一見美しいように思えるけれど、執着になってしまえば、その場に縛り付けるものになってしまうのですね。ヤンの心は、コンスタンの死によって過去の愛に囚われてしまった。ヤンの罪悪感に囚われた心に、希望の愛が流れ込みますように。
行き場のない苦しい愛。本気の愛ゆえに離れられずに、死しか二人を引き裂けなかった。苦しくも真剣に想いあったこの愛を、ヤンはジュールに話したのね。なんてこった……。
作者からの返信
遊井さん、キャッチコピー付きのコメントありがとうございます。ひいなさんはまさにそんな感じですが、僕は……なんか申し訳ないです(-_-;)
再度この二人のことに思いを馳せて下さるとは! 作者冥利です。
コンスタンという名前が虚しく響く……そうですね。こういうかたちで心の中に刻まれてしまうとはヤンも思わなかったでしょうね。行き場のない愛、その通りですね。初めて本気で好きになった人間とこんな風に終わりを迎えてしまったら…残酷ですね。
コンスタンの弱さと狡さを書くときに、まずこの人が魅力的でなければならないと思い、何度も書き直した章でした。難しかったです。
真剣に読んで下さることに感謝でいっぱいです!
コンスタンのご両親の穏やかな態度が……何か堪らなく複雑な気持ちになりますね……
寧ろちゃんと詰ったりしてくれた方が、ヤンの気持ちは落ち着くかもしれないのに……しかし、誰に怒りをぶつけても最早仕方ないというご両親の気持ちもわかる気がして……
うーんこれは全員が苦しいですね……(´;ω;`)
作者からの返信
aoiaoi様、
コメント、ありがとうございます。
怒鳴られたり殴られたりした方がよっぽど気持ちの上では楽でしょうね。両親の胸のうちには色んな思いが絡まり合っていたのでは…と思います。でも表面に出る態度としてのこの寛大な優しさは、むしろヤンには酷ですね。
ひとつの章にまとめるのが難しい話でしたが、全員が苦しい、というところを汲み取って頂けて感謝です。
そしてこうして読み進めて下さることにも、感謝です。本当に、ありがとうございます。
いつも朗らかなヤンにまさか、こんな過去があったとは思いませんでした。
深い絶望……一度そこに落ち、這い上がったからこそ、ジュールの心を開くことができたのかもしれませんね。
作者からの返信
鐘古さん、お付き合いいただきまして恐縮です。ありがとうございます。この章のような展開はよくある(あった)ことなのでしょうが、自分に全部返ってくるような結末になるのは皮肉だと思います。でもヤンもまだ若いのでどこまで整理できているかは微妙ですね。。