柊圭介様
ジュールがやっと素直にヤンに頼ることができたのかなと思いました。
好きな人、大切な人だからこそ、たくさんの罪を背負っている自分の罪を背負わせたくない。今まではそんな風に思っていたのかなと。でも、今回は一緒に背負って欲しいと。甘えることができたのかなと。なんとなく、赦して欲しいの言葉に感じてしまいました。ヤンによって浄化されるような、そんな気持ちでもあり。
すみません。上手く言葉にならないのですが……
作者からの返信
これだけのシーンでジュールの気持ちを深く読み取って下さり、とても嬉しいです。
「ヤンによって浄化されるような」確かにそういう感触ですよね。ジュールにとってはヤンのひと言こそが一番求めていたもので、自分を救ってくれるものだったと思います。
編集済
『ゆるし』とは、何だろう。うつうつと考えました。
ジュールは自らを翻弄するその運命を、自らを苛むその力を、自らゆるしたのであろうと。そして、まっさらとなった自分の心に宿る想いを正面から受け止め、その願いを開放した。
ゆるしを求めることは、ゆるすこと以上に難しい。しかし、ジュールはやってみせた。強靭です。自らの人生を自ら掴むために、一歩踏み出してみせた。
本当に、素晴らしいですっ!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ジュールには心の底にもっと色んな思いが渦巻いていたはずですが、口にするとこのひと言しか出てこなかった、というイメージでした。ゆるしを請うのはゆるすことより難しい。確かにそうですね。これもひとつ踏み出せたということになるのでしょうか。このシーンのジュールに強さを感じて下さるとは、呪文堂さんの感性に脱帽ですっ! ありがとうございますm(__)m
編集済
許すも何も…。そう誰もが思ったとしても、ジュールは自分が許せないのでしょう。
傷まで見つかってしまって、もう彼は丸裸で立っているも同然ですね。
この先まだ何かあったらジュールは本当に死んでしまうかも知れないと心配になります。
一緒に暮らせるようになるのは喜ばしいけど何故か手放しで喜べない私がいます。
作者からの返信
mono黒さん、コメントありがとうございます。
結局向かう場所はここしかありませんでした。それならまずは何よりもこの言葉をヤンに言って欲しいと思います。傷もいずれ分かってしまうものですしね。自分のしてきたことを全部含めてなんと言われれば救われるかと思った時、この言葉しか思い浮かびませんでした。
そしてさすがお察しがいいですね。この章からジュールの内面の方に焦点を当てたいと思います。
編集済
えっ!!
おっ!
嘘ぉ!
大変だぁ!!
驚きの連続でなんと!全部読んじゃいましたぁぁぁ!!
すごいね。すごいですよ。すごいわぁ……(喜怒哀楽の崩壊)
もおね……すごすぎる(語彙力の崩壊)
カクヨムで、こんなにも鮮烈に人間と向き合った作品が読めるとは思いもしませんでした。まあ、そのことはおいおい……(熱く語りたいらしいですよ)
この回のジュール。柊さんはきっと「赦す」「許す」「ゆるす」を分かっていて、使い分けたのですよね。ジュールの赦して欲しいは重いですね。ジュールを蝕む罪の意識。ヤンのゆるしの言葉。そこからの涙の味で笑い合うシーン。
うまいなぁと思います。張り詰めた心がほどかれ、また引き合う二人の描写が最高です!
あと最後にもう一つ。風に吹かれたマチルドの帽子。お金や荷物が失くなった出来事。これはヤンとジュールを出会わせるために、いたずらな妖精パックが仕掛けたのでは?!
なーんて思った遊井なのでした(^∇^)夏の夜の夢。
作者からの返信
遊井さん、コメントありがとうございます。
……え、全部って、最終話まで読まれたってこと?かしら?
ありがとうございます!
「鮮烈に人間と向き合った作品」なんて恐れ多いお言葉です。未熟者の半可通です…。
この回で本当の再会になりましたね。ゆるすって漢字はこうするべきだろうなと思って使いました。ジュールの赦して欲しいを分かって下さって嬉しい。このシーンもかなり悩んだので、こうしてしっかり理解していただけると感涙です。
考えたら帽子とかお金のことがなかったら再会してないですよね。妖精パックなんて詩的な発想です♡
熱く語って頂けるの楽しみにしています。
こんにちは。
彷徨の末に、戻るべきところへ戻った、という気がします。
なにもかもが、この日のためにあったのだ、と思えるといいですね。
――といいながら、まだこれで終わりではないようで。この先の展開を楽しみにします。
作者からの返信
久里 琳さま、
コメントありがとうございます。
やっと本当の再会になりましたね。この部分は難しかったのでコメント頂けて嬉しいです。
…とはいえ、ジュールの葛藤はまだ続きます。大河並みに長くてごめんなさい~。どうか今後の展開も見守ってやってくださいませ。
それから、沢山の星を頂戴して感激しています。お読みいただけることが大きな励みになっています。本当にありがとうございます。
巡り巡ってヤンの元へやっとジュールは戻ってきましたね。
離れている年月にもジュールはこれでもかこれでもかというほど過酷な人生を歩んでいましたが、心から求めていた人の所に戻ってこれた……。
お互いを想いあう二人には、ここしかないと、運命が導いてくれたようで嬉しいです。
本当の意味で心が通い合った感動の再会シーンに、涙が溢れます。
作者からの返信
一度は逃げ出したものの、全部失くしてしまったジュールが戻れる場所はヤンのもとしかなかった。これも運命ということですね。自分の中では本当の再会はこのシーンだと思っています。
ジュールの心理、辛い人生を強いられてはきたけれど、ヤンの前では自分の過失のように感じてしまう、ヤンの言葉でやっと重荷が薄れる、というのが出ていたら幸いです。