ランボーの詩は好きです。
一人はメガネを一人は詩集を手にしたままの口付けのシーンこそ、
詩的で美しい一場面でした。背景描写の細やかさが読む者に臨場感を与えてくれるので、いつもこの世界に没頭してしまいます。相手がジュールではありませんがこの二人のキスシーンはとても好きです!
一言で愛と言うのとは少し違う二人の関係が何だか切ない。
作者からの返信
この章はランボーですね。この詩は別の訳を用意していたんですが、中原中也のがストレートでいいなと思いました。
コメントがとっても嬉しいです。何かを手に持ったままのかっこ悪さに、気持ちが先走りする感じが出せればと思います。この章は最後までかなり直したので、お言葉で報われる思いです…!
柊さんは多くの人の心を感じ取り、内面深くにある繊細な心情の移り変わりを、捉えて描き出すのがお上手ですよね。
それは柊さんに繊細な感受性と、人を客観的に観察する能力があるからだと思えるのですが……?
この作品に出てくる登場人物の中で、誰が一番自分に近いと思いますか?
人の想いが複雑に交錯するこの作品を生み出した、きっかけとかも気になったりします。差し支えなかったら、どうしてこの作品を書こうと思ったのか知りたいです。
作者からの返信
遊井さん、
なんと有難いお言葉でしょう! 自分ではどこまで書けているか分からないものです。とても嬉しく励みになりました。
最初は森番の小屋のイメージだけがあって、そこから物語が頭の中で勝手に進んでしまい、脳内ハードディスクがいっぱいになったので、書き留めるように外に出してみたのです。
書くことでカタルシスになるんだと発見しました。
あと、登場人物の立場でものを考えてみるのって、客観的になれるし、少し視野が広がるようで面白いですよね。
でもこの章はすべて想像の中で書いたので悩みました。ここにしか出てこないコンスタンが存在感を持ってくれればいいなと思います。
前の返信でちょっと饒舌に書きすぎた気がするので編集しました。m(__)m 失礼しました。
柊圭介様
ヤンさんは、この方が初恋だったのですね!
でも悲恋の予感。続きいきます。
作者からの返信
そうですね、ヤンの初恋の人間です。この章のみの登場なので、どれだけ人間らしく、しかも魅力ある人として書けるかが難しかったです。。