「やばい」
やっぱり、やばいです。一つ前にあった応援コメントの言葉がとっても的確に思えます(^^)
そりゃあ、荷物落としてしまいますよね。
このヤンとジュールの再会の場面は最も大好きな場面です!
「荷物を落とさないでくれよ。道具が入ってるんだから」
本当に長い間、求め合い続けていたのに、ヤンが最初にジュールに投げ掛ける言葉、最高です!
それから、自分が幸せな子供だったってジュール自身が思えた事と、神父さんが「君は強いな」って言う言葉を掛けてくれた事がすっごく嬉しかったです。
最後のページに応援コメントをもう書き込めないのでこっちに書きますが、ラストシーンのシルエットがあまりにも美しいので、額に入れて心の中に飾っておきます。
またここを訪れたくなる事がこれから何回もあると思うので、この物語はず〜っと残しておいて下さいね!
作者からの返信
こちらにもコメントをありがとうございます。細部にわたって丁寧にご感想頂きとても嬉しいです!
この再会のシーン、ヤンが振り返るところをずっとイメージしていました。そうですね、何年も求めあっていた挙句のこのセリフは何でしょうか(笑)最後までヤンらしいですね。
この章は神父さんが鍵ですが、この人が誘導してくれたおかげでジュールも自分の生い立ちや今までのことを前向きに考えるきっかけになったと思います。「強い」という言葉に目を留めてくださって嬉しいです。ここまで生きてきたんだからせめて誰かに言わせてあげたかった!
ラストのシーン、そう言って頂けると光栄すぎて感動しました。自分のイメージが読んでくれる方にも伝わるのはすごく幸せですね。
この物語をこんなに大事に思ってくださり、感謝に尽きません。ずっとこちらに置かせていただきたいと思っています。本当にありがとうございます!
そう、貴方は生き延びた。人生で恐らく一番辛い時間を乗り越えた。
でもそこにはヤンがいて先生がいて神父さんがいた。そして愛されて生まれてきた。
不幸な人生だったけど、決してそれは無駄では無い人生でしたよね。
綺麗事だけで済まさなかった柊様の執念と信念を感じました。それだけに心に深く残る作品だと思います。
そして教師への道が開けた事が何より素晴らしい!宿命を断ち切って己の手で光を掴もうとしています。
そこに現れたのは…!ヤンらしい明るさで、ごく普通にジュールの前に彼は居た。
もうもう嬉しくて涙出ました。
作者からの返信
この神父の「生き延びた」というセリフをどうしても言わせたかったので取り上げて下さって嬉しいです。ジュールの人生は過酷としか言いようがないですが、それだけに無駄にはさせたくないと思いました。それに仰る通り、ちゃんと愛してくれる人たちもいましたね。そういう出会いが何よりの糧なのだと思います。
ようやく最後のチャンスを自分の意志で手にしました。ここまで長かった……(笑)
そしてヤンの登場はもうこれしかイメージがなかったです。ごく普通に現れる、そうそう、それが彼らしいですよね。
編集済
最終話まで読ませていただきました。
思考と感情がぐるぐる回って、今ちょっと言葉が出てこないので、情熱の泉から言葉が沸いてきたらまた来ます!!
ぐーるぐる(@_@;)
*追加コメント
昨夜はジュールに同調してしまい、シュンとしてしまいました。私の中にも「どうせ私なんて…」って卑屈になる自分がいるんですよね。だから「ジュール、分かるよ!よし、一緒にぐれちゃおうぜ!」とやさぐれてしまいました。
ジュールは絶望から這い上がり、自分の足で人生を歩きましたね。嘘をつくことも自分を偽ることも、誰かに対する負い目もなく、自分の足で立ち、自分の力で人生を切り開く。最高の結末です。この結末以外考えられません!うんうん、良きです♡
フレデリックが連れ出さなかったら……。ギヨームの家でずっと過ごせたら……。たくさんの「もしも」が考えられますが、ヤンの実家にいたら先生になれなかったし、ギヨームの家にいたら、偽りの過去に耐えないといけない。
そう考えるとつらく困難な出来事も、人生の向かうべき方向へ進むための、天の采配な気がします。読み終わった今、すべてが良かったと思えます。死の間際、人生を振り返るのと似ているかも。キリスト教で「あなたに乗り越えられない試練を、神様はお与えにならない」というような言葉、ありますよね。
でも、一つ思うのですよ!
ヤンは良い仕事をジュールのために探せば良かったのにって。友だちや先生に聞けば、厚待遇の仕事先を紹介してくれたはず。私の願望としては、本に触れる仕事。ジュールの勉強したいという気持ちに火をつけられたかも!
素晴らしいところがたくさんあるので、思いつく限りお伝えしないといけませんね!近日中に書き込みますね。多分びっくりするぐらい、コメント長くなるので覚悟してくださいねヽ(*>∇<)ノ
作者からの返信
遊井さん、最後までお読み下さり、本当にありがとうございます! すみません、こないだ最終話まで読んで下さったのかと勘違いしてましたね。
天の采配、だったんでしょうかね。そうですね、こうやって彼の人生は続いて行くわけですし。今までの出来事もここへ通じるわけですし。「たら・れば」は考え始めると終わりがないですね。なにが幸せかなんて、死ぬまで分からないのかも知れないし。
でも二人にはこうして続いて行く人生を与えたかったです。
あ、仕事の話ですね。一応文献とかで調べたんです。バカロレア合格者という名目だけでは家庭教師あるいは塾講師のような仕事になってしまうようですね。これも夢破れたおじさんたちの仕事で。どうなんでしょう、本とか勉強から遠ざかりたい人間にはかえって与えられない仕事かな、とも思うんですが。
後で考え直したら、この作品結構そぎ落としちゃってるかな、とも思って。もっと説明してもいいのだろうか、とか。いや、もう書き換えないですけど、十年後に自分で読んだらどう思うんだろう、って。書いた時の自分が如実に出ている作品で。それはそれで取っておいてもいいですよね(独り言になってますね、すみません)
他者への劣等感や自分への否定感はきっとほとんどの方が経験していると思います。でもそこを乗り越えるのは結局は自分の力ですよね。他者ができることは本当に限られていると思います。
返信が取り留めなくなってすみません。
ご感想、ありがたく読ませていただきます。
まずは読了くださったことに感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。m(__)m
アランはすべてを知っていて、後悔していて、父を殺し、家に火をつけて、自分を壊した(涙)。ジュールのお父さんは繊細で孤独な、ひとりの若者だった。ジュールのお母さんは何もかも知って、夫を愛した。神父さんにより明らかになる最終章の展開、やはり至上です。
「何をしてきたかなんて具体的なことじゃない。痛みを知り、生き残る強さを持った人間のことを言っているんだ」……神父さんのセリフ、まさにジュールと云う若者を言い当てていますね。
四年後、ギヨームの推薦状も活躍して、ジュールは教師に。ヤンは医師に。ふたりとも「先生」と呼ばれる立場に成りました(T_T)うるうるします。
作者からの返信
宵澤様、
最終話は神父とのやりとりの中で全部明かしていこうと思っていました。この展開を納得していただけてよかった。ほっとしました。
四年後のジュール、新米教師になりましたね。穏やかな日々の空気が出ているといいのですが。
神父さんとの出会いはジュールにとって大きな存在でしたね。
自分のルーツの謎も解け、自分のこれまでの苦悩の全ても打ち明けることができて、ずっと抱えていた大きな荷物が下ろせたのではないでしょうか。
更に教師になる道も導いてくれて目標も出来ましたね。
ジュール、やっと未来が見えてきて私も嬉しいです\(^o^)/
そして4年後、まさかのヤンとの再会。
このヤンの登場の仕方が又、にくいです。
「やあ」なんて何事もなかったようなヤンの言葉。
ヤバすぎです。
ジュールの慌てぶりが可愛いです。
このシーン、最高です!
作者からの返信
最終話でおいしいところを持っていく神父ですよね。何を知っているか、ジュールに何を語ることができるか、という部分で、この村の神父に登場してもらうのが一番ふさわしいと思いました。故郷へ戻って来てもそれだけではどうしようもないジュールに、最後に道を示してくれたのもすごく大きいことですね。
ヤンの登場、喜んで頂けてよかった!さらっと声をかけるところが彼らしいですよね。この再会のシーンは自分でも気に入っているので、最高だと言ってくださって最高に嬉しいです!