うわぁぁぁぁっと叫びたくなりました。
そして涙が止まりません。
ヤンにまでも、こんなひどい仕打ちを。
ヤンが、ジュールが何をしたというのでしょう。
誰かに迷惑をかけたでしょうか?
ヤンに戦ってほしいです。
ドイツでしっかり勉強してお医者様になって地位を得てジュールを救いに行ってほしいです。
ヤン!負けないで強くなって!
ジュール!負けないで生きていて!
作者からの返信
>ヤンが、ジュールが何をしたというのでしょう。
誰かに迷惑をかけたでしょうか?
本当にそのとおりです。が、「間違っているもの」に対して容赦ないのが世の中ですよね。ベルナールは社会常識を振り回す人そのもの。一見良い人ですが、自分の基準から外れる者は息子でも許しません。
ヤンやジュールへのあたたかく優しい励ましの言葉、心のこもったコメント、本当にありがとうございます!
事の次第も知らずに意気揚々と帰ってきたヤンが痛々しいです。
しかもドイツに島流しなんて念の入った事ですね!
生きながら心が引き裂かれる痛みはどうやって耐えればいいと言うのでしょうね。
若くて力の無いものは結局はこうやって力のある者に屈服しなければならない運命なんでしょうか。
親を超えるような圧倒的な力が欲しいですね。権力でもお金でも良い。今のヤンにそう言う翼を上げたいです!
作者からの返信
そうですよね、何も知らずに、ジュールの顔を見られると楽しみに帰って来たら...。
表向きは留学といいながら完全な島流しです。父としては中途半端にパリに置いておくわけにはいかなかったので、ヤンの方にもちょっときつい仕打ちを用意しました。
この時代にすることで親の権力や絶対的な価値観が書きやすかったです。でも現代でも抗えないものはずっと存在しますよね。ヤンは無力さを身にしみて感じたことでしょう。
奉公先がまさか売春宿だったなんて。でもパリならもしかしてヤンが助けに来たり……なんて考えていたら甘かったです。
父は激怒してたんですね……ドイツへだなんて。
たった一週間でここまで絶望の淵に落とされるとは。
ジュールがこの先どんな目に合うか、ある程度想像出来てしまうのもやるせないですね。
作者からの返信
蒼翠さん、コメントありがとうございます。
そうですね、たった一週間で何もかも変わってしまいました。
ヤンは学生の身分なので結局親に従うしかなく…ベルナールは当時の「常識的な」父ですね。これだけは許せなかったんでしょう。
お読み下さりありがとうございます。少し重たい展開が続きますが、どうかご容赦くださいm(__)m
編集済
ヤンが助けに行って、銃をぶちかましてどんちゃん騒ぎをして、ハリウッド映画のようにド派手にジュールを救出するんですよね!そうですよね!そうだと言って!!
謎の猫(ФωФ)「次の章のタイトルを見るにゃん」
ゆい(^_^)「なになに……袋、小路……」
謎の猫(ФωФ)「ハナスさんのコメントを読むにゃん」
ゆい(._.)「フレデリックにイラッとする……ヤンに助けに行って欲しかった……」
謎の猫(ФωФ)「そういうことだ」
ゆい( `Д´)/「ヤン!お前なあ₣∀☆×♣◆§〥≠」
謎の猫(ФωФ)「言葉にならないお怒りの真っ只中にあるようにゃん。シリアスで辛い展開なだけに、明るいコント仕様にしてみたにゃん。──フランスもコロナ真っ只中。制限された辛いときではあると思いますが、遠い日本から柊さんが健やかに過ごせるようお祈りしているにゃん」
作者からの返信
ハリウッドにならなくてごめんなさいm(__)m シリアスな辛い展開だけにあえて明るいコメントをくださるお心遣いありがとうございます。 謎の猫(ФωФ)との会話に笑ってしまいました ^^
コロナ収まりませんね。またロックダウンの噂もチラホラです。遊井さんもどうかお身体はお大事に。
こうして楽しくあったかいコメント頂けることがすごく励みになっています。本当にありがとうございます!(´▽`)
編集済
お母さんは産褥死、山羊飼いとして勤勉に働きながら男手一つでジュールを育ててくれたお父さんはジュールが14歳の時に事故死し、思春期真っ盛りの年頃で天涯孤独になったジュール。
それだけでも辛い境遇なのに、その境遇に追い討ちをかけるように身を寄せた先で性的虐待を繰り返され、野蛮な男たちに襲われ、心の傷を深め、そこから逃げ出し行き倒れになったジュールをヤンは深い友愛で救ってくれました。でもジュールとヤンの関係に歪な嫉妬心を募らせていったフレデリックの告げ口により事態は深い闇の底に暗転していくのですね。
息子の将来を案じる親の気持ちとしては、ヤンとジュールの関係は若気の至りと解され、引き離されたのはやむを得なかったとしても、ジュールがヤクザの巣窟のようなところに売られ、さらなる苦しみを強いられるのはほんとうに可哀想で、やるせなく悲しい気持ちになりました。
その一方で、19世紀末のフランス文学に精通している柊さんならではの筆致に感服しながら読み進めています。
作者からの返信
中澤さん、
こちらにお越し下さりありがとうございます。なにぶん初めて書いた小説ですので拙いところが多いのではないかと心配していますが、たくさん読み進めてくださって大変うれしく思っています。
ジュールは強い主人公ではなく、その正反対なので、周りの環境や出会う人たちに翻弄されます。少しでも和らげるために時代をあえて19世紀にしましたが、願うことと違う方向へ流される苦しさを感じていただき、お優しいコメントに感謝しています。
フランス文学は無知な方で恥ずかしいですが、少しでもエッセンスを入れられたら幸いです。
すでに過分な星もいただき、恐縮です。どうぞご無理のない範囲でおつきあいくださいませ。m(__)m