36|私の『座右の銘』教えます。

※以前参加した『あなたの座右の銘を教えてください』(企画者/とざきとおる)という自主企画で答えたものを、ここに移しました。お暇でしたらどうぞ♪

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Q1 あなたの座右の銘、あるいは心に残っている名言を教えてください

A:『 好きなことをやりなさい 』です。


Q2 それはどこで見た・聞いた言葉でしょうか?

A:これは『ゲゲゲの鬼太郎』の作者《水木しげる》先生の言葉でして…うろ覚えなですが、先生が亡くなられた数日後、NHKで特集された番組に、先生の娘さん(?)がインタビューに答えていました。

「もし先生が、テレビの前のみなさんに残すとしたら、どんな言葉を残すでしょうか?」という問いに、娘さんはこう答えました。

「『 好きなことをやりなさい 』というでしょうね…」と。


Q3 なぜその言葉を選んだのでしょうか? 何かきっかけになったエピソードや理由があったら教えてください。

A:当時、私は、ホテルで忙しく働いていて、ずっと漫画家をしていた私は、また漫画家にもどるべきか…あるいは絵(アート)の世界で生きるべきか…それとも、もっと他に自分の才能を生かせる仕事があるのではないか…と、自分が生きるべき目標が定まらず、ふらふらとしていました。

で。この言葉に出会って「はッ」っとしました。


(そうか…私は、自分がやりたいと思ったことを、ただやればよかったんだ!)


やっぱりね。人間って、いろいろ余計なものをまといがち、じゃないですか。

私は漫画家だったので、「漫画を描くスキルを生かさないのはもったいない」とか「お金を稼ぐためには漫画家にもどるのが一番の近道だ」とか…自分の才能を生かすために、あるいは生活をするために、なにをすれば自分を一番生かせるだろう、輝かせることができるだろうとか…自分の心と向き合おうとせずに、自分がまとってるものだけを見て、あーでもない、こーでもないと考えていたんですね。


でも、そうじゃないんだと…一番大切なのは、自分の才能うんぬんではなく、?、ただそれだけだったんですよね。


私はなにがしたいんだろう?


そう思ったとき、


「そうだ…私は、ただ、いま頭の中にある物語を形にしたいだけだ!」


と、いうことに気づいたんです。


漫画を描くスキルはあるけれど、漫画を描く作業自体、そんなに好きなわけではない。生きるためにお金は必要だけど、べつに物語で稼ぐ必要もないんだと気づいて、心が楽になりました。


ただただ、自分が書きたい物語を、ただただ、ひたすら書く。


私の人生には、たったそれだけのことしか必要ではなかったんです。


生活は、ぎりぎりでかまわない。

物語をつむぐ時間が確保できればいい。


私の生活は、いま、シンプルです。


【10:00】起床。

【10:30~13:00】小説を書く。

【13:40】出勤。

【14:30~20:00】仕事。

【21:00~0:00】お風呂・ご飯・テレビタイム。

【0:00~3:00】自由時間。

【3:30】就寝。


この生活を延々とくりかえしています。*^-^*


じっさい小説を書く時間(パソコンに向かう時間)は1日3時間弱ですが、じつは、出勤途中も、仕事中も(こらッ・笑)、帰宅途中も、お風呂タイムも、テレビタイムも、ずぅーーーーっと物語のことを考え続けているので、生活自体が物語のためにまわっていると言っても過言ではないんですね。


そういう生活ができるように、計算して生きてるわけです。


だから、私は、いま、本当にシアワセ。

このサイクルが、死ぬまでつづくことを願うだけ。


逆に、ちょっとでもイレギュラーなことが起きると、とっても不機嫌になります。


このまえ、会社の健康診断があり、早起きしたり、空腹だったり、血液とられたり…物語を考える余地を奪われる事態におちいり、ぐったりしました。いや、健康に生きるためには必要な時間ではあるんですけど…ね。^-^;


てなことで――私は、水木しげる先生の言葉、


『 好きなことをやりなさい 』


を、心に、いま、好きなことをやっています。


人生にまどっているひとは、心の声をきき、自分の《好き》にしたがって生きてみてはどうでしょう?


シアワセは、きっと、そこにありますよ。*^-^*




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