10|《グレート・グッド》な幕開けです。

 2020年、あけまして、おめでとうございます。


 さて――

 わたくし『カクヨム』デビューしてから、今年の2月で2周年をむかえます。

 書きたい物語のかけらは、いつも何個かあって「あれも書きたい」「これも書かなきゃ」と思いつつ、現状は、なかなか量産できる環境になくて「ああ…自分が3人くらいいればいいのに!」となげく今日このごろです。


 おととい(1月7日)東京の下町にある『根津ねづ神社』へお参りしてきました。

 雨模様の境内は人もまばらで、まだお正月だというのに活気のかけらもなかったですが…人ごみが苦手な私にはちょうどいい静けさで心が浄化された気がします。


 境内のわきにミニサイズの山脈のような御山おやまがあり、お稲荷さんがまつられていました。京都の『伏見稲荷ふしみいなり神社』のような赤い鳥居(?)がずら~っとならんでいて、その狭いトンネルを身を縮めながら歩きます。ときどき、すれちがう人たちと袖がふれあい「あ、すいません…」「いえいえ…」と声をかわし合いながら歩く赤いトンネル――なんか、とっても風情がありました。


 立て札を読むと、そのお稲荷さんは根津神社より前の時代に建てられた、とっても古いおやしろだそうで、そう思ってみると、お賽銭箱や敷石や柱や…すべてが古びてみえて、悠久のときの流れを感じました。


 もはや狛犬こまいぬなのか、狐なのか…鼻先がかけてしまってどんな動物だったかさだかではないような石地蔵(?)が何体もあちこちにいて、それらすべてに真新しい赤い布の《前掛け》がかけられて、なんか…『朽ちてゆく存在=陰』と『新品の存在=陽』のギャップがシュールでした。

 この悪夢に出てきそうなゾクッとする感覚…なんか好きです。^-^


 こうやって、私の中に、またひとつ、わくわくドキドキの種が植えつけられました。それがいつ発芽するかはわかりませんが、きっといつかどこかで芽吹くはずです。物語って、そういうことですよね。


 さて――

 それで、根津神社で、なにをお参りしたかというと…


 じつは、若いころは「どうかグレートでビッグな大ヒットする作品がかけますように!」とか「世界中の人々が平和でしあわせに暮らせますように!」とか…やたらビッグな願いを神様にお願いしてまして。(笑

 神様も、お社の中で苦笑していたことと思いますが、おとといお願いしたことは「無病息災」でした。けっきょく、なんだかんだいって、それが一番。それしかないです。


 いま書いている小説を書き続けるために、まず自分が健康で、ふつうに生活できて、ふつうにご飯が食べられれば、それでOK。ほんとうにそう思います。


 それこそが最大のラッキー。最大の至福。

 わたくし、長い年月を経て、やっと、そういう境地にたどりつきました。^-^


 こうして、わざわざ根津神社まで交通費払っていって、お賽銭いれて、おまもり買って(※正式にはわけじゃなくてということらしいですが)…そういう小さな小さな贅沢ができるのも、健康で働けているからです。

 お参りできることが、まずラッキーなのです。


 そして、小さな贅沢ついでに《おみくじ》を買いました。

 ありがたいことに《大吉》でした…っていうか、いまのおみくじって、5ヶ国語で書いてあるんですね! びっくり。これもインバウンド(訪日外国人)の影響ですかね?

 日本語、中国語、韓国語、広東語(おそらく)それに英語です。


 英語で《大吉》は《GREAT・GOOD・FORTUNEグレート・グッド・フォーチューン》ですって!^-^

 そうなると、《凶》は《BAD・FORTUNE》ですかね?


 ―― 数分後 ――


 気になったので調べてみました。

《凶》は《MISFORTUNEミスフォーチューン=不運などの意味》

《大凶》は《GREAT・MISFORTUNE》ですって!


 そして《おみくじ》は《FORTUNE》以外に《BIESSINGブレッシング=神の恵み》 って言い方もあるみたいです。


 以上、雑学講座でした。^-^ ちゃんちゃん♪



               ***



 そんなわけで――

 今年も、私は多くを望みません。ただただひたすら健康で、小説を書く時間が多くとれますようにと願うだけです。


 そして、みなさまにとっては、グレートでビッグな1年になりますように祈っております。《根津神社》と《おキツネ様》からもらった、私のラッキーパワーを、みなさまにおすそ分け。^-^



 これからも、どうぞ、よろしくお願いいたします。

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