42|パソコンが壊れて思ったこと①
みなさま、今日も、キーボードぱしゃぱしゃして小説、書いてますか?^-^
キーボードぱしゃぱしゃ…いいですよね、この感覚。
作者の感情が指先につたわり、それが文字となって紡がれてゆく…。
私、文明の進化は、あまり好きじゃないんですが、この、ワープロ機能(…で、いいのかな?)だけは、大絶賛できるゆいいつの(←これは嘘。エアコンもないと困る)進化だと思っています。
さてさて。
そんな大絶賛のパソコンですが、つい先日、ぶっ壊れまして…。
で、2週間ほどのタイムラグを経て、また、こうして、めでたく復活をとげたわけですが――その間、パソコンから切り離された生活を強いられ、戸惑いや、糸が切れたような浮遊感やらで、どうしたらいいかわからなくなっていました。
べつに、小説のつづきは、パソコンがなくたって考えられるし、紙とペンさえあれば進められるはずなんですが…いざ、書こうとすると、なにも文章が浮かんでこない!
どうやら私の言語能力は、パソコンと三位一体になっていなければ働かないようにできているらしいです。^-^;困ったものです。
なので、しかたがないので物語を進めることはあきらめて、この機会に、自身の小説をはじめから読んでみることにしました。読むだけならスマホでできる!と思ったので…。
ここらで、ちょっと距離をおいて外側からながめて、改善できる箇所をみつけておいて、パソコン生活にもどったら修正しようと…。
で。第一章を読みまして…まー…「いまだったら、もっとこうするのに」という箇所がけっこうあちこちに見つかりまして…。
細かくいろいろあったんですが、一番のダメだし部分は、この章の見どころである脱出シーンでしょうか。
主人公の《サクラ》は、独房で知り合った相棒の《ツトム》と脱出することになるんですが…せっかくふたりのやりとりがあるのだから、脱出のドキドキと共に、もう少しキャラクターの掘り下げを深くして、お互い知り合ってゆく過程を、ユーモアを交えながら、おもしろく描いたほうがよかったかな?と、思っています。
PV検証でも、ここへ来て読者がぱらぱらと脱落しているので、おそらく「期待はずれな展開になってしまっている」ということなのだと推測できます。
第二章が完結したら、この部分の修正に入り、あの手この手で読者の期待値をあげる努力をしたいと思います。
ちなみに、第二章のPV数は、1話目からいま更新している話まで、平均値を保ちながら進んでいるので、安定して興味を引きつけることに成功しているといえます。
このテクニックを第一章でも出せたなら、きっと、もっと、読者さまも増えるはずと思うわけなのです、ね。
そもそも、この物語を書きはじめた当初は、ただただ、自分が思い描いたものが文章になって紡がれてゆくだけで興奮し、キャラクターたちがしゃっべているだけで、
「うわ! いま、私、彼を書いてるのね! 彼がしゃべってるぅ…うわ、楽しい!」
とか、
「うへー…気持ち悪い生物ぅー…でも、書いててめっちゃ楽しい!」
とか、
「うわー、こんな展開になってきたー。これから、どーなっちゃうのー?」
とか、
要するに、なんでもかんでもただ楽しくて、勢いにまかせて、浮ついた気分で書いていたから、こんなことになってしまったんだな…と、いま、とっても反省しています。ということなのです。
「ちょっと修正するだけ」と思ってたんですが、大改造の予感しかしない。^-^;
『 作家はつねに冷静であらねばならぬ 』
肝に銘じて、明日へ進もうと決心した押羽なのでした。
***
私はうぬぼれていました。
思えば、5年前…小説を書きはじめたころから、「私ってすごくない?天才じゃない?」と、湯水のように湧き出てくる文章に酔いしれながら自画自賛していました。
「すごいすごい」と思いながら突き進み、ふと振り返ったとき、どうしようもない駄作を書いていたことに気づいて愕然とする…。
そして、思うのは、もっと上手くなりたい!
もっと、みんなが、面白いと思ってくれる物語をつくりたい!
その思いだけなのです。
そして、また、反省のすえに小さな一歩を踏み出してゆく…。
そんなことの繰りかえしです。
山を登ってゆく登山者をイメージしてみてください。
歩いて、歩いて、登って、登って、「もう、そろそろてっぺん近くまで来たんじゃない?」と思って上をみると、頂上ははるか頭上にあり、ふりかえって下をのぞくと、まだ、たいして登っていないことに気づく…。
それでも、歩みを止めないのは、キーボードをぱしゃぱしゃする行為そのものが好きなのと、文章を紡いで、シーンを紡いで、世界が構築されてゆく様をながめるのが、なにより好きだからなのでしょう。
パソコンが、壊れて思ったことは、
「私、やっぱり、小説が好きだ…」
と、いうことだったのでした。*^-^*
ちゃんちゃん♪(次へつづく…)
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