37|高校生作家さんたちを応援してみよう!

 今日——

『カクヨム甲子園2022』の中間選考突破作品が決まったという記事が目についたので、なにげなくのぞいてみました。


 高校生って、どんな作品を書いているんだろう?と思って、ね。


 まだ、長編部門の3作品しか読んでないんですが…いやー…選考に残った作品だけあて、みんな、すっごく上手ですね!…ってか、ちゃんした文学です。


 こういう子たちが、明日の文学界を担ってゆくのだろうなぁ…と、しみじみ…。



               ***



 私は、自分が《作家》…要するに《物語を創作する人》だという認識はあるんですが、《小説家》なのか?と問われると「なんか違う」と思ってしまうし、自分が書いてる物語も、これが小説なのかと言われると、なんかこないんですね…。


 それは、きっと、物語を漫画で表現していた自分が、その手段を文字表現に置きかえて創っているだけなので、私の中では《漫画》なのかもしれません。いや、映画かも? とにかく、絵的なのです。


 たまに、職場のひとと「休みの日、なにしてる?」みたいな話になったときに、「映画みてる」みたいなノリで「小説を書いてる」と言うことがあるんですが、そのとき、その《小説》という単語が、なんだかとっても違和感がある。だからといって、文章で表現している物語を、ほかになんと呼べばいいのかもわからず、しかたなく《小説》といってます。


 でも、なんか違う。(笑


 いまは、ライト文芸というジャンルがあるので、今のところはそういう事にしていますが…でも、ライトに書いてるつもりもないので、やはり、なんか宙ぶらりんなんです。


 漫画でもなく、小説でもなく、ライトノベルでもなく、ライト文芸でもない。

 そんな文体の迷子になっている私は、高校生たちの紡ぐ、清らかで美しい文章にうっとりと酔いしれ、


「やっぱ、これが小説だよなぁ…」


 と、しみじみ思い、


「私、‘なんちゃって小説’しか書けなくてごめんなさい…」と、誰にともなくあやまってしまいました。^ー^;


 それと、ね。


 高校生が描く世界は、どこまでもピュアで、透き通っていて、その繊細な心に触れるだけでも、自分の心が洗われる思いがします。


 このエッセイの14話『漫画家デビューは、1日にしてならず②』にも書いてますが、多感なお年頃の高校生は《感受性》が豊かです。この、ヒリヒリとした感覚…いいですよね!


 私がいま書いている物語の登場人物たちも若者が多いので、このヒリヒリ感は大切にしたいなぁと思いました。自分が多感だった《あの頃》の感覚を忘れたくはないですし、これからも、様々な場面でつめこんでいけたらなぁ…と、そんなことを改めて思いましたとさ。


 みなさんも、お暇でしたら、読みに行ってみてください。そして、なるべく甘めに《いいね》と《お星さま》をプレゼントしてほしいです。彼らは、未来を担う文学界の《星》なのですから。


 ちなみに、読んだ3作品の中で、一番美しかった小説を載せておきますね。



『終青』(作者/しがない)

 https://kakuyomu.jp/works/16817139555970162648



 まだまだ、たくさんあるので、少しずつ読んでいこうかと思ってます。

 気に入った作品は、また、ここで紹介するかもしれません。



 ではでは、また!

(…てか、ひとの作品、読んでる暇あったら自作を書け・笑)




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