05|女子バレーにみる《エンターテイメント》の掟

 おととい、女子バレーを観たんです。

『全日本女子チーム』VS『カメルーン』戦でした。

 日本が圧勝でした。^-^イエイ!


 もう、みてたらわかる! その実力の差!

 でも、なんだか面白くなかったんですよね…。

『こりゃ…今日は、ぜったい日本が勝つな…』と思って、予想どおりに勝った。

 もちろん、いいプレーがいっぱい観れたからいいんですけど…。


 想像どおりになるって、なんてつならないんだろうと思って…これは、物語でも同じことだな…と、ふと、思ったんです。


 映画やドラマを観ていて、「次はこういう展開になるんじゃないかな?」と思って、そのとおりの展開になったとき…いっきに興味を失うことってあるよね。


『読者は、つねにんです』と言ったのは、かの手塚治虫先生だったでしょうか?


「ああ! まさか、そういう展開になるとは!?」

「まさか、こいつが犯人だったとは!?」

 …と、読者はつねに、ドキドキと、アドレナリンを分泌していたい生き物です。


 だから、主人公はつねに追いつめられ、窮地に立たされ「どうしよう!」と冷や汗を流し、そこから勇気をふりしぼっての快進撃で、一気に形勢逆転!

 読者はそれを見たいんですよね。


 また、女子バレーの話にもどりますが、カメルーン戦のまえは韓国戦でした。

 その前はロシア戦でした。

 韓国も、ロシアも、ほぼほぼ互角か、ちょっと実力不足か…っていう立場の日本です。結果はどっちも負けてしまいましたが、見ごたえのある試合で、もう、ずっと、テレビ画面に釘付けでした。


「勝てるの? 負けるの? どっちなの?」


 この予測不可能な展開が、わたしの中でアドレナリンを作り出し、どきどきと興奮させ、ときには、彼女たちのがんばりに涙まで流してしまう。


 これが『エンターテイメント』なんだなぁと、つくづく思ったわけなのです。


 わたしは、エンタメ作家なので、このドキドキハラハラ

「どっちなの?」

「どーするの?」

「犯人だれなの?」

 そういう《予測不可能》な物語を語れるよう、がんばりたいです。


 そして、今夜は、中国戦です。


 中国…リオオリンピックで金メダルをとった、女王様です!

 勝ったら、すごいよねッ!?(笑

 で、でもなぁ…(苦…


「勝てるの? 負けるの? どっちなの?」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る