19|『M-1グランプリ』に思う、信じる心の大切さ。
『M-1グランプリ』とは、全国の「我こそは!」と思う漫才師がしのぎをけずり、選ばれた10組の漫才師たちが決勝戦で1位を争う祭典です。…って、よもや、知らない人はいないです…よね。よもや、よもやだ。^-^
お笑い好きの私は、毎年、どんな逸材があらわれるのか、とっても楽しみにしています。見るほうは、ただただ「おもしろい、おもしろい!」「上手い上手い!」と手を叩いて、ぎゃははと笑って楽しい時間を過ごすだけですが――当人たちにとっては、この先の未来がかかっている大勝負です。全身全霊で挑みます。
私は、そこに、彼らから発せられるメッセージを受け取りました。
「 自分を信じろ 」
「 自分が面白いと思う《お笑いスタイル》を信じろ 」
「 それを磨け 」
「 ひたすら磨け 」
「 必ず、それは輝きはじめる 」
みんな、必死です。必死で《お笑い》を追求し、勉強し、切磋琢磨し、失敗し、挫折し…それでも信じて前へ進む。
その熱量が、見ているこちら側にも伝わって、笑いとともに感動が押し寄せる。
それが『M-1』です。
審査員の上沼恵美子さんも、彼らの成長ぶりに泣いていましたっけね。^-^
その《信じる心》は、小説にも通じます。
自分が面白いと思った物語は、ぜったいに面白いんです。
ほとんどの作家が、その面白さを、文章で伝えきれていないせいで、輝かせる努力を怠っているせいで、ハートも星もつかないのだと推測します。
私もね…ときどき読み返してみて、
「あれ? ここのシーン、すっごい熱量で書いたのに、意外とあっさりしているな…」ってことがあって、文章力のなさ、表現力の乏しさ、ボキャブラリーの貧困さをまざまざと突きつけられています。
物語を組み立てるテクニックも、盛り上がりシーンに駆使する演出力も、もっと、もっと勉強しないとダメだな…と、思う日々。
じつは、私の壮大な夢は「アメリカでテレビドラマになること」なので(ここ、笑うところちゃうで!笑)、もっともっと、小説を読んで、書いて、勉強しなくてはと…『M-1』みて笑いながら思いましたとさ。
ちなみに、今回の『M-1』は《マジカル・ラブリー》が優勝しましたが、私、じつは、彼らの笑い…よくわかりません。^-^;
私の中の1位は《見取り図》です。ロンゲ君のつっこみの妙! 彼にしか返せない独特の返しにほれぼれしました。ネクストブレイク芸人も、1位でしょう、きっとね。
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