ふるさとのヴィーシャ

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（101文字）

読みやすいし、きっとキャラをきっちりと把握している感じ。

性格の良さというか、人柄がにじみ出ていた。
戦争で常識が捻じ曲げられたあたりもしっかりと表現されている。
もう大丈夫だよ、心配いらないよ、とでも言って甘やかしてあげたくなるような人物に好感です。

文章がとてもしっかりしていて、ヴィ―シャも原作のように書けていて、面白かったです

原作（＋web版原作）を踏襲しつつ、「その後」をうまく描いている作品。

文章雰囲気その他も原作に忠実。本人が別名義で書いてるのでは？と思うぐらい。
原作ファンならその後のターニャを楽しめること間違いなし。

大戦において世界を相手に圧倒的な軍事力を誇った国家 帝国《ライヒ》は消滅した。そして、彼の国は犠牲にしてきたモノの大きさに嘆き、絶望的な未来への悲観に満ちていた…

極秘作戦に参加できず、故郷に帰ったヴィーシャは、全てを失った帝国の現状を知る。

そんな敗戦後の物語。