概要
大分県日田市の偉人・広瀬淡窓の生涯
「もって十九まで」
幼くして死を宣告された少年は如何にして運命を切り拓いたのか?
大分県日田市が誇る幕末の学者、広瀬淡窓の数奇な生涯を描く。
幼くして死を宣告された少年は如何にして運命を切り拓いたのか?
大分県日田市が誇る幕末の学者、広瀬淡窓の数奇な生涯を描く。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!◆時代小説好き必読◆限られた時間を学問に燃やす広瀬淡窓の生き様
大村益次郎は幕末の長州藩を支えた軍事的頭脳ですが、前身には学者の顔があり、その師の一人、広瀬淡窓を描く作品です。
※
質を言えば、書店に並ぶ商業作家の作品に一歩も引けをとりません。物語はまだ序盤ですが、よく書かれた面白い作品ですぜ。
とりあえず初回だけでも読んでみて下さい。
とにかく文章が達者。入りやすく、かつ、読み疲れない。これは長編には大事なところで、こうなると一回入ればただ物語を楽しむだけ、読んでいるという感覚さえほとんどなくなります。文章から勝手に映像が立ち上がる感じです。
しかも、登場する人物がそれぞれの事情を抱えているのは当然ですが、行為にいたる心情に矛盾がなく、物語に合…続きを読む