マツマツRadio 1回目!


 祭「はい皆さんこんにちは、マツマツRadioの時間です。このラジオ番組風短編は様々なゲストを招いてお喋りする雑談番組です。

 パーソナリティは、私『ロボテック・タッチダウン』&『九重祭の京都怪人奇譚』のメインヒロインこと九重祭が務めます。

 いよぉーし!カンペをキッチリ言えたぞ!

 コホン、では早速記念すべき第1回目のゲストをお招きします。

 あく……あく、『悪逆の機獣無法者アーマーローグ』の主人公『神塚美央』さんです!

 噛まずに言えた私を讃えながら拍手」


 美「あんた自由ね……えぇ、紹介にあずかりました神塚美央です。よろしくお願いします」


 祭「クールビューティね、ここからはお互いタメ口で喋りましょ」


 美「わかったわ」


 ズシンッ


 祭「あら今揺れたわね」


 美「あぁ、表に繋いでる神牙が動いたのね」


 祭「んな物騒なモン連れてきてんじゃないわよ!!」


 美「大丈夫よ、暴れたりしないようちゃんと調教してるから」


 ブィィィィンッ!! ドッカーン!!


 祭「今何かビーム出したでしょ!! んで何か爆破したでしょ!! 何が暴れたりしないよ! めちゃくちゃ暴れてるじゃない!!」


 美「はいでは次のコーナーへいきましょう」


 祭「お前が仕切るなぁぁぁぁ!!」




 ――――――――――――――――――――



 祭「不本意ながらコーナーを切り替えて、リスナーからのお手紙を読んでいきます」


 美「あら、1回目なのにきてるんだ」


 祭「事前に募集してたのよ、じゃあ1枚目読むわよ」


 美「えぇ」


 祭「ラジオネーム『イジン絶対殺す神の牙』さんから……これ神牙じゃないの!!」


 美「あらあいついつの間に出てたのかしら」


 祭「いやいやいやいや」


 美「ほらほら続き」


 祭「えぇ……『祭たんに美央、こんにちは』

 はいこんにちは、てかあの図体でたん付けかよ」


 美「私だけ呼び捨て」


 祭「『マツマツRadio、いつも楽しく聞いています』

 これ第1回目なんですけどぉ!?」


 美「神牙なら仕方ないわ」


 祭「何その理屈!?

『いつも祭たんの声に癒されています。美央にイジられないようにね』

 むしろ今あんたにイジられてるわ」


 美「あの子にこんな趣味があったなんてね」


 祭「なんかもう疲れちゃったわ、次のお手紙読むわね。ラジオネーム『雅な神の牙』さんから……またお前かよぉぉぉ!!」


 美「全くやんちゃなんだから」


 祭「しっかり手綱握りなさいよ」


 美「善処したわ」


 祭「過去形で終わらせないで」


 美「だってあの子隙あらば私を食べようとするんだもの」


 祭「なにそれ怖い……

『祭たんの癒しボイスはいつも心の励みにしてます』

 だからこれ1回目なんだけどぉ!?

 なんなの? 美央の神牙って時空超えるの!?」


 美「スパ◇なら出来たわね」


 祭「マジかよ……

『最近戦う事に疲れて嫌になりました。祭たんや美央も仕事が嫌になる事ってありますか?』」


 ブィィィィンッ!! ギャォォォ! ドッカーン


 祭「…………ほんとに戦うのが嫌なの?」


 美「なんとも言えないわね」




 ――――――――――――――――――――



 祭「さて、文字数も押してきたし、今回はここまでにしましょう」


 美「えぇ、今日は呼んでくれてありがとう。中々楽しかったわ」


 祭「1回目からグッダグダだったわね」


 美「それもまたいいんじゃない? 今回はウチの神牙が無双してたけど」


 祭「確かに、あんたの世界のロボってみんなこうなの?」


 美「本編は真面目だからそんな事ないわよ。たまにペンギン犯したりするけど」


 祭「どの辺が真面目なの!?」


 美「はい、では私美央と祭の2人でお送りしました。皆さんまた聞いてくださいね」


 祭「だからお前が仕切るなぁぁぁぁ!!」


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