魔法少女後藤

 クソアニメみてたらクソ小説が書きたくなったので書きました。

 誰もが認めるクソ短編となります。


 ――――――――――――――――――――


 あたしの名前は後藤大吾ごとうだいご

 今をときめく30歳の女子小学生、趣味は手芸(物理)、将来の夢はお嫁さん。そんな何処にでもいる普通の女子小学生があたし。女子小学生があたし。


 ある日ストリップバーに行く途中であたしは不思議な生き物を見つけたの。

 大きさは50センチくらい。二頭身のアンバランス体型、シルエットだけ見たら猫のように見えるけど。顔の部分にあたるところから無数の触手が生え出て蠢いてるの。可愛い。


「やあ、ワシの名前はジョシノワキスキー。見ての通りラブリーなマスコットだ」


「まあ素敵! あなた名前は?」


「やあ、ワシの名前はジョシノワキスキー。見ての通りラブリーなマスコットだ」


「よろしくね、なんでこんな所にいるの?」


「こうして道端で寝転がっていれば登下校中の女子小学生や女子中学生や女子高校生のパンツを合法的に見れるからに決まってるじゃないか。あまつさえ拾い上げて抱いてもらえば最高だるぉ? というわけでワシと契約して魔法少女になってくれたまえ」


「オーケィ」


 こうしてあたしは魔法少女になりました。



 ――――――――――――――――――


 魔法少女になってしばらくしての事。

 いつものように魔法を使って男子更衣室に侵入していたら奴が現れた。あたし達魔法少女の宿敵、そう『ポリスマン』だ。


「見つけたぞ魔法少女後藤! 今度こそ法廷につきだしてやる!」


「そうはいかないわポリスマン! あたしの平和と街の平和のためにあなたを倒す!」


 ポリスマンは千切り大根からキュウリの浅漬けが生えたような見た目をしていた。ポリスマンは右の千切り大根から拳銃を取り出して茄子銃弾を撃った。


 間一髪、後藤はすんでのところで腋臭からバリアを形成して茄子銃弾を受け止めた。酸味の効いた魔法バリアはそう簡単に破られない。


「やるな魔法少女後藤よ、しかしこれはどうだ!」


 ポリスマンはキュウリの浅漬けをぬか漬に変えた、これによりポリスマンの戦闘力が三倍になる。

 金平ごぼうに変化した千切り大根を後藤へ放つ。後藤はこれを腋臭バリアで防ぐが呆気なくバリンとガラスのように壊れてしまう。


「くっ、体臭では防げないのね。なら体液よ!」


 後藤はマジカルステッキを口から出した。どろりと唾液がまとわりついている。


「体液や体臭を魔法の元へと変える、それがあたしの特技よ!」


「しまった唾液だとお!!」


「しかも佐々木君のリコーダーをさっきねぶったから男の子の唾液も混じって最強よ!!」


「な、なにぃぃぃぃ!!」


 マジカルステッキの先端が黒く光り出した。その光は徐々に大きくなり逞しくなり、自身の体よりも大きくなったその時、渾身の思いでステッキをスイングした。一本足打法である。

 黒い光はステッキから離れてポリスマンをガリガリと削っていく。


「この俺が敗れるなど! だがこれで終わったと思うなよぉぉぉぉぉぉ」


「いつでもいらっしゃい、ポリスマン」


 ポリスマンの慟哭を背に後藤は男子更衣室をあとにしようとしたが、室内は戦闘の余波でめちゃくちゃに荒らされている。

 このまま放置するわけにはいかないと感じた後藤はその場でスカートとパンツを脱いで脱糞した。

 しかも下痢。


 茶色い液体は室内の床に染み渡り、そして壊れたところを修理していった。後藤は下痢を魔法に変えたのだ。


 そして今度こそ本当に後藤は更衣室をあとにした。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る