ゼスマリカ in ポールダンス


 東雲メメ先生作『聖女禁装ゼスマリカ.XES-MARiKA』の二次創作です。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883341204


 これに関しましては、本人が事前に許可する! とのたまったので書いた次第で、ですので私は悪くありません!

 悪くありません!

 もしポリ案件でももし運営案件でもありません!

 だから通報は勘弁してくだ……おや、誰か来たようだ(文章はここで途切れている)


 ――――――――――――――――――――



 集音機関耳の鼓膜がおかしくなりそうな程に、部屋全体に爆音が響き渡っている。爆音といっても、走行音やかましいバイク程ではない、淫靡で扇情的な音楽が静かに、それでいてはげしくなやましく鳴っているのだ。

 

 部屋は薄暗く、色のついたスポットライトが目まぐるしく縦横無尽に動き回っている。

 

 部屋の中央には、円形のステージ、その真ん中には支柱のように佇むポールがあった。

 そしてそのポールには今まさに、滑らかな肢体のゼスマリカが絡みついている。

 

 ポールを中心に腕の力だけで機体を支えながら回転する、その時足を広げて股関部を強調しながら周囲のロボット観客達に見せつける。

 観客のボルテージが上がる。その証拠に彼等のエンジン音がけたたましく鳴り響いた。

 

 次にゼスマリカは胸部パーツでポールを挟み込む、更に二の腕で胸を挟むように強調しながら、くるりと一回転。

 その間に足を組み替え、左足でポールを挟み、右足を高く伸ばす。そして体をポールに密着させて安定感を得ると、徐ろに脚部パーツを外し、細く、キメ細やかな配線美を魅せながら、もう片方も同じ要領で外した。

 

 ゴトッと床に落ちたパーツはペンギンロボが持ち去った。

 

 興奮のあまり観客が身を乗り出し始める、ゼスマリカは剥き出しの足先で彼等の顎を撫でてからそっと押し返す。

 一部のロボット観客から蒸気がこれでもかと噴き出した。

 

 ゼスマリカはポールに股関を押し付ける。ワインレッドの下着パーツと擦り合わせ、上半身は仰け反らせて上下運動を激しく行いながら秘部に刺激を与え続ける。

 更に昂るボルテージ。

 

 ゼスマリカは胸の羽根を外し、そして、一気にワインレッドの胸部パーツブラジャーを外してその機械仕掛けの慎ましやかな胸を曝け出す。

 

 ブオオオオオオとエンジン音が鳴り響く。よく見るとロボット観客の足の付け根が膨らんでいる。

 興奮しているらしい、中には一人で致し始めるのもいた。

 

 ゼスマリカがその機体裸体を惜しげも無くひけらかしながら回転する。風に煽られて僅かに膨らんだインナーパーツおっぱいが揺れる。

 ロボット観客の視線は釘付けになった。

 

 ふいにゼスマリカがポールから手を離しステージ端まで滑る。

 そして目の前のロボの寸前で止まり、脚部生足で顔を囲って股関部に押し付けた。周りから羨望の駆動音が聞こえる。

 

 ゼスマリカは指でその顔を撫で、額にその顔を押し付けた。

 そのロボは興奮のあまりエネルギーが逆流してシステムダウンを起こした。

 

 そして音楽がなり止む、ポールダンスの終了だ。

 次々に名残惜しむ駆動音と、終了に伴う落胆による排気音が聞こえてきた。

 その後はゼスマリカを讃えるようにチップがステージに投げ込まれる。

 それを扇情的な瞳で見つめながらゼスマリカは臀部を大きく左右に振りながらスタッフルームへと姿を消した。

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