概要
女装が趣味の動画投稿者・逆佐鞠華(サカサ マリカ)はファンからの誘いを受け、東京で開催されるイベントに参加するべく単身上京する。だがイベントを明日に控えた前夜、鞠華の宿泊していたお台場の空に突如として“衣服”の形を模した自律兵器『アウタードレス』が顕現し、都会の街を破壊し始めるのだった。
避難もままならぬまま侵攻に怯える鞠華だったが、そんな彼に呼応するように“下着姿”の人型兵器『インナーフレーム』が海底より目覚める。
異形の敵を食い止めるため、鞠華は導かれるように機体へと乗り込み、そして叫ぶ。
『装甲装着(ドレスアップ)・ゼス
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!男の娘主人公が、カッコイイ!!
男の娘主人公が、カッコイイ!!(大事なことなのでひとこと紹介と合わせ二度言いました)
この物語の主人公は、胸を張ってそう言える存在だ。
可愛らしく可憐でありながら勇敢で包容力があり、詳しく言うとネタバレになってしまう為もどかしいが、悩みと心の傷を抱えながらも尚凛々しく立ち上がり、己の弱さやマイナスの面を知らされながらも尚清らかで、それでいて、一個の人間であり続ける。
男の娘という意味では特異な存在だが、様々な人生を生きる様々な読者が、共感できる悩みを持つ人物だ。
自分は何者なのか。自分は他人からどう見られたいのか。自分はどういう自分でありたいのか。自分を誇りに思える事は何なのか。自分について…続きを読む - ★★★ Excellent!!!少年が嘘と虚構を突き通し、ホンモノになる物語
多少ネタバレが入るが、この小説の主人公である逆佐鞠華は嘘つきだ。
けれどその嘘は自分を守り、そして多くの人に笑顔を与える為のものではあるものの。変化していく状況は常に彼から多くの代償を突きつける。
そうやって彼は己が作り上げた虚構に縛られ、身を削りながら結末に向けて駆け抜けていく。最後に彼が辿り着く結末に関してはご自身の目で確かめて欲しい。
なんて真面目な話はこれ位にして、やっぱり鞠華きゅんが可愛いんですよ! ぶっちゃけTwitterを検索して鞠華ちゃんの姿を見て下さい! 本編だけでも魅力十分なんですが作者のメメさんご本人が描き下ろしているイラストと合わせるとその魅力が加速…続きを読む - ★★ Very Good!!まさしく「新感覚」という言葉がぴったりの作品だ!
サブカルチャーと語られるオタク文化の中にも、さらに主流(メインカルチャー)と傍流(サブカルチャー)が存在すると思う。それは「流行り」や「売れ筋」といった言葉で語ることはできないものだ。
この作品は、まさに主流と傍流を合わせ持った作品と言えるのではないだろうか? 「ロボット」という熱血要素——王道を辿りつつ、「男の娘」や「動画配信者」という若者に人気のある文化——現代日本のサブカルチャーをとりいれた世界観。ジェンダー問題さえも乗り越えて、さまざまなキャラクターが映える展開!
これらが合わさっているから「読んでいて楽しい作品」になっているのだと思う。例えば、主人公たるマリカは「可愛い」…続きを読む - ★★★ Excellent!!!女装とロボとWeTuberという化学反応
女装とロボと動画配信者いう化学反応が、この怪作を産んだ!
恐ろしいアイディアともに繰り広げられるのは、意外にも王道。
女装してるのに、たまに男気を出したりしてかっこいい。でも、かわいい。
だが、それがいい。
倒した敵、アウタードレスを纏うロボーーインナーフレームはドレスにより特殊能力を行使できるようになるんですが、それは操縦者も同じ。つまりは、コクピットで服装が変わるわけです。
こんな、女装に特化したロボ、見たことない!
そして、たまに差し込まれるWeTubeのコメント欄や0chのスレッドがありそうな感じで、奇妙なリアリティを醸し出す。
最新最鋭の王道、それがゼスマリカです。好みにぶっ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!女装男子ですよお客さん! 読まなきゃ損!!
WeTuber(ウィーチューバー)というどこぞの動画投稿者みたいな事をしている美少女『逆佐鞠華(サカサ マリカ)』。これでも何と男である。男である(大事な事なので二回言いました)
まさかのロボット作品の主人公が、ノリノリの女装男子というちょっと変わった作品! しかしその実態はまさに爽快で王道! なおかつマリカが可愛い。(結局そこかよ
さらにドレスを徐々に着ていくと言う『ゼスマリカ』も面白い! 未だ未完成だが、それゆえに「これから完全になれば一体どうなるのだろう」と期待感を感じせざるを得ないですね!
女装男子×ドレスを着るロボの変則SF作品、男の娘好きにはもってこいです!!