少年が嘘と虚構を突き通し、ホンモノになる物語

 多少ネタバレが入るが、この小説の主人公である逆佐鞠華は嘘つきだ。

 けれどその嘘は自分を守り、そして多くの人に笑顔を与える為のものではあるものの。変化していく状況は常に彼から多くの代償を突きつける。

 そうやって彼は己が作り上げた虚構に縛られ、身を削りながら結末に向けて駆け抜けていく。最後に彼が辿り着く結末に関してはご自身の目で確かめて欲しい。



 なんて真面目な話はこれ位にして、やっぱり鞠華きゅんが可愛いんですよ! ぶっちゃけTwitterを検索して鞠華ちゃんの姿を見て下さい! 本編だけでも魅力十分なんですが作者のメメさんご本人が描き下ろしているイラストと合わせるとその魅力が加速するんです!

 多数のビジュアルイメージによってカジュアルな雰囲気を強化しながら、その実ロボット物として太くシリアスなテーマを描き出すマルチな魅力がある作品だと思っております!

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