【05】城にて
兵士A「ここから先に通すわけには……ってあれ、君たち少女ちゃんのお友だちかい?」
「「「へ?」」」
兵士B「いやぁ、少女ちゃん!いい子っすよ。この門の前を通る度に果物をわけてくれるんす!」
少年「それは……持て余してるだけかと……」
兵士A「いい笑顔だよな、少女ちゃん。いつも癒されてるぜ」
兵士B「今では城のアイドルっすよ!アイドル!少女ちゃんの写真を持ってる兵士もいるくらいっすよ!」
兵士A「なんだと……?そんなものが出回っているのか……?」
兵士B「実は僕も一枚持ってるっす……ふへへ……」
兵士A「それは……どこで手に入るんだ……?」
少年「少女ちゃん……勇者ってアイドルと似たようなものだったかも……」
怪盗「今のうちにサインを貰っておけばお宝になるかな?」
◆
姫「あーっはっはっは!!ほんとに面白いね君たち!!この城に顔パスで入ってきた人、君たちが初めてだよ!!」
兵士「申し訳ありません……少女ちゃんの危機と聞いてはほってはおけず……」
少年「ほんとアイドルですね少女ちゃん……」
怪盗「少女ちゃんっていうか街の危機なんだけどね」
姫「あはは少女ちゃんはねー……って、ん?へ?危機?……どういうこと?あっ。ちょっと待って。お父さん呼んだほうがいいよね?」
少年「……!はい!お願いします!」
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